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阿部サキソフォン TABIPPO編集部 / ライター

高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

トラベルライターの仕事は、旅に出て自分の経験を記事にすること。現地での経験やライティングスキルも大切ですが、それと同じくらい大切なのが「写真」です。

旅行先でしか見られない景色や、その場の雰囲気を伝える役割があるので、トラベルライター が撮影した写真次第で読者の読み応えが大きく変わります。

こちらの記事では旅を仕事にしているトラベルライター向けに、写真撮影のポイントをご紹介します。ちなみに今回は、ISOやF値などには一切触れていません。誰でもほんのちょっと意識するだけで、写真が劇的に変わるはずです!

写真を撮る時に意識したいポイント

切り取り方を考える

ます意識したいのが、「何を撮りたいのか」ということ。当たり前のように聞こえますが、意外とここを意識できていない人も多く、「この写真は何を撮りたかったんだろう?」と思う写真も多く見かけます。

人物入りの写真を撮る場合は、人物メインで撮るのか、それとも風景も入れてその場の雰囲気も伝えたいのかで切り取り方が変わってきます。上の写真は、人物を入れつつもクライアントの機体がバックに入るように構図を考えました。

ちなみにモデルの右側にはスタッフの方がいたのですが、その方は入らないようにしています。

並行・垂直を意識しよう

何も意識せずに適当にカメラを構えて写真を撮ると、たいてい斜めになったり、正面からとらえていなかったりと歪んだ写真になってしまいます。これだと、せっかくきれいな風景を撮影しているのにもったいないですよね。

並行・垂直を意識するだけで、赤いドアがぐっと印象的になったとも思います。カメラはもちろん、スマホにもグリッド線を表示できるので、そちらを利用して撮るのもおすすめ。

一番のポイントは「写さないもの」

最初のポイントと矛盾するようですが、私が撮影するときに一番意識しているのは「何を写さないか」ということ。撮る被写体を決めて構図を考えたら、次に余計なものが入っていないか確認しましょう。この写真は写したいのは足と道のマークのはずなのに、上部に写っている柱が邪魔しています。

右側の色が違う部分もできれば写したくないものなので、両方カットしましょう。

柱が写り込まないようにすると、すっきりとした写真に見えませんか?意識していないと、余計なものが写り込んでいるパターンが多いです。

こちらもおしゃれな写真に見えますが、実は右手前に荷物が写ってしまっている残念な写真。近くにおいた荷物が写っていないか、また周りに人が入っていないかなど確認して撮影しましょう。

撮っておきたい色々な構図

正面から全体をおさえる

先に紹介した3つのポイントをおさえたら、あとは構図を決めていきましょう。まず絶対に撮っておきたいのが、建物やお店を正面からとらえた写真です。「早く中に入りたい」「食事をしたい」と思って、外観写真を撮るのを忘れがち。

スポットの紹介をしたいのに、中の様子や食事だけが写っている写真では情報は不十分です。並行・垂直、そして余計なものが入っていないかを確認して、正面から建物を撮影しましょう。

全体を斜めからおさえる

正面写真だけではなく、全体をとらえて雰囲気を伝えたい。奥行き感を出したい時は、斜めから風景を切り取ることが多いです。手前に向かって広がって見えるので、迫力ある写真になります。

食事シーンは俯瞰で撮ろう

旅行や取材では、食事のシーンを撮ることが多いです。せっかくのおいしい食事も、適当に撮影してしまってはもったいないです。

おしゃれなテーブルコーディネートをセッティングして撮るのが一番ですが、限られた時間ではセットするのが難しいですし、私自身あまりセンスがないのでなかなかうまくいかず……。

おすすめなのが、真上にカメラを持っていき俯瞰で撮ること。すべてのメニューを正面からとらえることができ、食事の雰囲気も伝わりやすいですよね。

自分の手を入れてみたり、箸上げの動きを入れたりすると、より動きが出ておしゃれな写真に仕上がります。

立体的なものは真横から

パフェのように高さがある立体的なものは、ぜひ真横からカメラを構えてみましょう。パフェを上から見るよりも全体の姿をとらえた方がサイズもわかりますし、中の層まで見えてより食欲が誘われませんか?

自分が「おいしそう!」「食べたい」と思えるような写真を目指すと、自然においしそうな写真が撮れると思います。

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阿部サキソフォン TABIPPO編集部 / ライター

高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

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