カナダと言えば、旅行・留学に人気な場所がたくさん。今回はその中でも、カナディアンロッキーへ初めて来た時にハズせない王道4つの湖と、王道の湖へ行ったことがある方におすすめのバンフの街からすぐに行ける湖をご紹介します。
カナディアンロッキーの湖は、時期によって湖の色は変化しますし、湖面が凍っている景色も美しいです。どの時期に行っても、その時見た色はその時だけのもの。お天気は常に変わりやすいので、日数に余裕を持って行くのがおすすめです!
カナディアンロッキーには美しい湖がたくさん
カナディアンロッキーはカナダの国立公園であると同時に、「Canadian Rocky Mountain Parks」として世界遺産にも登録されています。Parksと複数形からも分かるように、4つの国立公園と3つの州立公園から構成されている遺産です。
わたしが住んでいるバンフ国立公園を含め、カナディアンロッキーには美しい湖がたくさんあります。その中から、一度は絶対に見ておきたい美しい湖をご紹介します!
レイク・ルイーズ
photo by Satomi
バンフ国立公園にある湖で、「カナディアンロッキーの宝石」という別名を持ちます。その名の通り、晴れて風がない日の湖面は絶景の一言!奥にあるビクトリア氷河と周りの山々が湖面に逆さに映ります。
湖を正面に見て左側に、世界遺産登録の碑がありたくさんの人が写真を撮っていますが、実は湖の正面はもっと奥。湖畔に建つホテル「シャトーレイク・ルイーズ」を完全に背にして立ったその場所がレイク・ルイーズの正面です。
夏の間はたくさんの観光客で賑わいます。夏は貸しボート(カヌー)も有料で楽しむことも可能。エメラルド色の湖面に赤いボートが浮かぶ風景も、写真映え間違いなしです!
ここに来たら、湖畔の「シャトー・レイク・ルイーズ」ホテルの中も覗いてみて下さいね。
モレーン・レイク
photo by Satomi
こちらも同じくバンフ国立公園内の湖です。地元の方からも人気があると言われる湖。展望台へは「ロックパイル」と呼ばれる岩場に作られた階段を登っていきます。
途中に他の湖への分岐がありますが、ここ右に曲がり、その後10分ほどで展望台へ到着します。周りを10個の峰々「10peaks」の山々に囲まれた湖の景色が、とてもきれいです。
展望スペースは2ヵ所あり、奥の方が湖を遮る木がないのでおすすめ。頂上の展望スペースまでに細かい道がいくつかありますが、湖をまた別の角度から見えるので全て寄れると良いです。
「ロックパイル」には地リスやナキウサギのピカがたくさん住んでいるので、足元もキョロキョロしながら歩いてくださいね!
ペイトー・レイク
photo by Satomi
王道の湖の中では、個人的に1番好きな場所です!駐車場の横に標高2135Mを示す看板があり、その横の遊歩道を2、3分歩けば木の影から美しい深いブルーのようなグリーンのような色が突然目に入ります。
湖の左側には、氷河から流れ込む水の線が見ることができます。ウッドデッキのような展望スペースは広くはないですが、横に広く、写真に収めるのがなかなか難しいペイトー・レイクの全貌が見られます。
駐車場の真ん中あたりから伸びている遊歩道を歩くと横長のペイトーレイクを一望できるので、時間がある方はこちらもおすすめです。
この湖の魅力は季節によって変化する水の色が分かりやすいこと。写真で見ると一目瞭然ですね!その時々の色をぜひ楽しんで下さい!
ボウ・レイク
photo by Satomi
ボウ(Bow)とは、弓という意味。昔先住民の方の狩猟道具の材料が取れた事からその名前が残っています。ここで紹介している他の湖よりも、静かな雰囲気が魅力。ボウ氷河の溶け水が流れ込み、水に直接触れるほど湖の近くまで歩けるのも魅力です。湖畔に架かっている橋から、写真を撮るのがおすすめ。
駐車場のお手洗いのすぐ横から遊歩道に入り、湖畔沿いを歩いていきます。湖の両サイドに氷河があるので、両方とも入れて写真を撮りたいですね!