知暮里
Photo by KOH
日本で島の食べ物と言えば、鮮度の高い海の幸が思い浮かびますが、セブ島もまたフィッシュマーケットにはたくさんの鮮魚が並んでいます。だからと言って寿司や刺身が美味しいかといったらそんなことはなく、やはり寿司は日本の海鮮を日本の職人が握ることで生み成されるものだと痛感します。
そもそもフィリピンでは生魚を食べることは日常的ではないため、食文化から異なるのです。
しかし、セブ島のIT特区であるITパークという地域にたたずむ和食屋の知暮里の寿司は格別です。写真はウニにピントが合っていますが、ウニ以外が絶品でした。鮮魚はまさに日本の味で、フィリピンのどこにこんなに美味しい魚が泳いでいるのか疑問なくらいです。
セブ島近海でウニを獲ってそのまま食べたときも、マーケットで瓶詰めされたウニを食べたときも、やはりウニは日本のものと別物だと感じました。それでも、知暮里のウニはセブで最高峰のウニということはよくわかります。ウニ以外が優秀すぎるのです。
ランチタイムに訪れ、寿司の盛り合わせは写真の10貫でお値段390ペソ(約780円)。ドリンクは烏龍茶のペットボトルを150ペソ(約300円)で注文。1食20円〜150円で済ませられるセブ島の食事では決して安くはない金額ですが、ちょっと欲に負けて奮発しちゃいました。
ドリンクはとにかく烏龍茶がおすすすめです。あんなに美味しい烏龍茶を飲んだことはありません。ものは普通の烏龍茶ですが、完全に環境の要因です。
・名称:New Chibori
・住所:Jose Maria del Mar St, Apas, Cebu City, Cebu, フィリピン
・営業時間:11:30~14:30、17:30~22:30
Anzani
Photo by KOH
セブ島には高級レストランが少なく、リゾートホテルのディナービュッフェと言っても値段がただ高いだけなことが多いです。セブ島で接待やデートで利用するレストランに迷ったら、トップスに向かう坂の途中にあるイタリアンレストランAnzaniが間違いないでしょう。
政治家や有名人も多く足を運ぶレストランで、実際に筆者が訪れた際には、隣の席にGa●ktがいました。(おっと、このご時世に珍しく文字化けが……)
メニューはたとえ日本語で書いてあったとしても何がなんだかわからないので、スマートにコース料理を選ぶのがベターです。
3メニューコース、4メニューコース、5メニューコースがあり、1050ペソ・1500ペソ・1700ペソの価格帯です。4メニューコースにはワインが3グラスも出てきたので、別途お酒を注文しなくていいのも楽で嬉しいです。
しかし、ワイン好きの人にはたまらないほどボトルの数が豊富なので、ワインをメインに訪れてもいいかもしれません。
オシャレすぎて全てにおいて料理名は謎でしたが、全てがたまらなく美味しかったです。登り坂の途中にあるレストランなので、フィリピン料理に満ち溢れた下界から脱した気分になります。日本円にして5000円以内の予算で高級レストランを満喫できるのは、さすがフィリピンの物価です。
・名称:Anzani
・住所:Lahug Nivel Hills | Panorama Height, Cebu City 6000, Philippines
・営業時間:11:30~14:30、17:30~24:00
・電話番号:+63 32 232 7375
・公式サイトURL:http://www.anzani.com.ph/
まとめ
Photo by KOH
海外渡航や留学、移住に際して食が合うかどうかは大事なポイントとなるでしょう。フィリピンはフィリピンでもセブ島は日本人留学生や在住者が多いので、日本人に向けた飲食店が多く存在します。
どうしてもフィリピン料理よりかは値が張りますが、都会なだけに食の選択肢が多いことはとても助かります。田舎の島に行くのでもなければ、フィリピンで食の合わなさに悲観することはありません。
なにより海外で食べる日本食はクオリティに関わらず、たまらなく美味しいんです。海外で日本食だなんて、せっかくの海外なのにもったいないという声もありますが、ハマる人にはハマるのでぜひトライしてみてください!
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