ライター
桃(Momo) フリーライター

書く人・エッセイスト。アメリカ・イギリスでの短期語学留学、ヨーロッパ鉄道周遊ひとり旅など経て、新卒でベンチャーの旅行会社に就職。現在は複数メディアにてフリーのライター兼編集者。趣味は英語で、映画は洋画を中心に年間150本を鑑賞。渡航国数は23ヶ国。

こんにちは!英語(特に英会話)が趣味の専属ライターの桃(@XxPeach)です。英語を話していると、急に「あれ、今直訳すると変だけどなんて言った?」と思うこと、たまにありませんか?

しかしそんなフレーズこそ、会話の中で使えたらかっこいい…!今回は映画・ドラマで実際に使われており、英会話でサラッと使ってみたいフレーズをご紹介します。

間違えやすいフレーズ


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普段使っているそのフレーズ、ちゃんと正しく使えてますか?ここでは間違いやすいフレーズをご紹介します。

Tell me about it.

「その話、詳しく聞かせて!」とも訳せる”Tell me about it”は、「もう知ってるよ」「なんども聞いたよ」なんていう皮肉のフレーズにも使われます。軽い会話で使われることがほとんどです。

例文:
「Hey, can you fix this car?(ねえ、この車直せる?)」
「Yeah, of course, I am professional, you know(もちろん、その道のプロだからね)」
「Wow that’s very reliable!(それは頼りになる!)」
”Tell me about it.”「知ってるよ。」

Don’t you like it?

「嫌いなの?」日本語でそう聞かれたら「うん、嫌い」と答えるのが普通ですよね。しかし英語では基本的に”Yes”は肯定、”No”は否定の時にしか使えないという決まりがあります。

この場合、英語に直すと「Don’t you like it?(嫌いなの?)」「Yes I don’t like it(うん、嫌い)」と、Yesで答えているのに後ろの文は事実を否定しており、文章としておかしくなってしまいます。

 

こうやって、日本語では普通に発言していることも、英語のルールには反してしまうことがあります。慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、ルールはシンプル。伝えたい文が肯定なら冒頭でYesと答え、否定ならNoを使うだけです。

Would you mind if~?

意味・・「〜したら気に障りますか?(嫌ですか?)」

 

先ほど伝えたい文章が肯定ならYes、否定ならNoを使いましょうとお伝えしましたが、このフレーズは別です。”Would you mind if~”は、丁寧に誰かに許しを得る時に使われます。「〜したら気に障る(=嫌だ)」なので、答えは「気に障る(嫌)か=肯定・Yesの文」または「気に障らない(嫌ではない)か=否定・Noの文」。

“Would you mind if〜”の文は非常にトリッキーなフレーズです。このフレーズを使う時には「Not at all(全然(気にならないですよ)!)または「No, I don’t mind(気にならないですよ)」と答えたあと、”You can use it”といったように補足で一文足してあげることが多いです。

 

例文:
「Would you mind if I use this chair?(この椅子を使っても良いですか(使ったら気に障りますか)?)」
「Not at all. You can use it.((気に障らないので)どうぞ使ってください)」

知らないと話がわからないフレーズ


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「あれ、今なんて言った?」頭の中で訳そうとしても、なんだかおかしくなってしまうフレーズってありますよね。そんなネイティヴはいつも通り使うけれど、知っていないと理解できないフレーズをご紹介します。

Rain check(レインチェック)

意味・・スケジュールを立て直す、また次の機会にする、日にちを変更する

「出かける予定だったけど雨だから違う日にしようか」というところからきているそう。もちろん雨の日でなくても、もともと約束していた日はキャンセルで、別の日にしたいという意味で使うことができます。

 

「I’m so sorry I can’t make it next Sunday… Rain-Check, please?(本当に申し訳ないんだけれど、次の日曜日は行けなくなってしまったの。またの機会にできたりする?)」
「Oh, that’s sad but it’s ok.(残念だけどわかったよ。)」

友人との約束にどうしてもいけなくなってしまった時に使えますね。

Put on her shoes.

意味・・彼女の立場になってよ

直訳すると「彼女の靴を履く」ですが「〜の立場になる」という意味で使われます。映画やドラマなどでは誰かを庇うシーンで話されています。

 

例文:
「Wow, she is still texting me every day…(彼女、まだ僕に毎日メッセージ送ってくるよ…)」
「Well, put on her shoes. She is just missing you. (うーん、彼女の立場にも立ってみて。ただあなたに会いたいだけよ)」

Hey yourself.

意味・・相手の”Hey”が気にくわない時に使う

“Hey yourself”は、”Hey to yourself”と同じく、Heyと言ってきた相手に「よく簡単にHeyって言えたわね」というような皮肉的な意味で使います。

Shut the front door!

意味・・ありえないんだけど!

「黙れ!」という意味で使われる”Shut up!”ですが、ミレニアルズ世代は「ちょっとありえないんだけど!」なんて時も”Shut up!”を使います。そしてこの”Shut the front door!”はその”Shut up!”をより強調したフレーズ。

 

例文:
「Guess what? I got two tickets for Ed Sheeran’s concert this weekend!(ねえ聞いて!今週末のエド・シーランのコンサートのチケットが二枚手に入ったの!)」
「Shut the front door! I couldn’t take it!(嘘でしょ!?私取れなかったのに!)」

ライター
桃(Momo) フリーライター

書く人・エッセイスト。アメリカ・イギリスでの短期語学留学、ヨーロッパ鉄道周遊ひとり旅など経て、新卒でベンチャーの旅行会社に就職。現在は複数メディアにてフリーのライター兼編集者。趣味は英語で、映画は洋画を中心に年間150本を鑑賞。渡航国数は23ヶ国。

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