編集部
西嶋 結 TABIPPO編集部 / ライター・編集者

出版社出身のライター・編集者。本の仕事をしています。2012年に半年間の旅行を経験し、今までに訪れた国は60か国ほど。有給休暇をフル活用して弾丸旅に繰り出すべく、筋トレに励んでいます。

デンマークの首都、コペンハーゲン。あなたはこの街に対してどんなイメージを持っていますか? 有名レストラン「NOMA」? チボリ公園? 北欧雑貨? モダンな建物?

私は今年(2018年)の2月にコペンハーゲンに行ってきました。行く前は、コペンハーゲンのことをほとんど知らない状態。ブリュッセル(ベルギー)からストックホルム(スウェーデン)までの旅の途中に立ち寄ってみようと考えていた程度です。

10日間の旅程は、ベルギー→ルクセンブルク→オランダ→ドイツ→デンマーク→ノルウェー→スウェーデンを駆け足で回るというもの。コペンハーゲンに着くころには疲れが出てきていたこともあり、現地に到着してから「ここには何があるんだろう?」と調べてみました。

今回は、私がコペンハーゲンで訪れたちょっと変わった観光名所「クリスチャニア」についてご紹介します。

コペンハーゲンの観光名所


photo by shutterstock

コペンハーゲンは、実は「観光名所だらけでとても1日では回りきれない」という感じの街ではありません。私が現地で調べてみたときも、検索して出てきたのはこれくらい。

・人魚姫の像(人魚姫をかたどったブロンズ像)
・ニューハウン(カラフルな建物が連なっている地帯)
・チボリ公園(遊園地)
・ストロイエ(歩行者通り)
・デンマーク王立図書館(北欧最大の図書館)

誰かと観光に来ているならまだしも、刺激を求めるバックパッカー的には「うーん」っていう感じじゃないですか? 朝コペンハーゲンに着いて、ちょっと休憩して、中央駅のほうに出てみて(さりげなくチボリ公園の前を通り)、ニューハウンと図書館を見物すると、もうほとんどすることがなくなってしまいました。

「他になにかないの?」と調べていて見つけたのが「クリスチャニア」。ここがコペンハーゲンで一番印象に残った観光スポットでした。

クリスチャニアって何?


photo by shutterstock

クリスチャニア(Christiania)とはコペンハーゲンの東部にある、川に囲まれた地区の名称です。住人は850人~1000人、土地は340000平方メートルほどで、日本語でいうと“村”くらいの規模感。1971年、軍の所有地に建国されて以降、自治を自称しています。

もともとは軍の所有地だった土地ですが、警備員は数人いたものの、軍が退去してからはほとんど放置だったそう。1971年9月に近所の人たちがフェンスを壊して子どもの遊び場にし、その後開放されました。やがてヒッピーや不法居住者が集まり、一種の“楽園”のようになっていきます。

国旗は、赤字に黄色の円が3つ描かれたもの。これは、はじめてやってきた人たちが大量の赤色と黄色のペンキを発見したことに端を発しているのだとか。

 

クリスチャニアの人々は、デンマーク国民とはまったく異なるルールで暮らしています。1994年以降は水道や電気、ごみ処理などの公共料金や税金を払っているし、デンマークの通貨・デンマーククローネを使っていますが、自治区を主張していることもあり、独自の生活圏を築いています。ルールは3つ、「暴力禁止」「ハードドラック禁止」「自動車通行禁止」。

クリスチャニアは常に開放されており、いまでは毎年50万人が訪れる観光地になっています。コペンハーゲンの人口が60万人なので、相当な数の観光客数です。

“村”のなかにはアートギャラリーやコンサート会場、レストラン、レンタルバイクまであるほど。本当に小さな村のようです。

クリスチャニアへの行き方

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コペンハーゲンの観光地はぎゅっとコンパクトに集まっており、元気があれば徒歩でも回れる距離感です。メトロを利用する場合には「Christianshavn」駅が最寄り。ここから名所の救世主協会の前を通り、およそ5分で着きます。

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西嶋 結 TABIPPO編集部 / ライター・編集者

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