こんにちは、トラベルブロガーの桜子(hossakuraworld)です。
みなさんにとって、旅の醍醐味はなんですか?食べ物?世界遺産?もしくは、異文化交流?
私にとっての旅の醍醐味は、「体験」です。現地特有の文化に触れ、感じ、体験する!町を歩くだけでは決して感じることのできない、もっと奥深いその国の魅力を感じることができるんです。
ということで、この記事では先日体験した「チェコのガラス作り」の話をお伝えします!
プラハの町を歩くだけでは、バーでビールを飲み歩くだけでは、世界遺産を見て回るだけでは、決して触れることのできないディープなチェコの魅力とともに、「旅×体験」の魅力もお届けできたらいいなと思っています。
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チェコが世界に誇るチェコガラスとは?
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チェコの代表的な工芸品である「チェコガラス」。
なぜチェコのガラスは有名になったのでしょうか?その理由はいくつかありますが、なんといっても技術の高さが一番です。
チェコの人たちは世界的にも圧倒的に手先が器用な人が多く、細かな作業が得意なんです!そんな手先が器用な人たちが作るチェコガラスは瞬く間に世界中で話題になり、世界のいたるところで高価な工芸品として人気を博しています。
人生初のガラス作り体験
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そんなチェコの伝統工芸「チェコガラス」を、今回の旅では見るだけでなく、実際に作ってきました。
ちなみに、今回体験したのは吹きガラスという技法を用いた花瓶ガラス作り。吹きガラスとはその名の通り、息を吹いて形をデザインしていく技法のことです。
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花瓶の型を最初に決め、そして息を吹きます。
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これが想像以上に難しい!少し息を吹き込むだけでも形が変形してしまいます。
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次に、ぐるぐるとガラスを回しながら形を整えていきます。一般人には難しい部分なのか、しっかりアシストしてくれ、綺麗に形が整っていきます。いかにガラスが繊細なのか実感しました!
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あとは釜に入れて冷やしていきます。急に冷やすとガラスが割れてしまうので、1,200度から徐々に温度を下げ、ゆっくりと冷やしていきます。
ゆっくりと冷やし終わったら、最後に形を整え完成!今回は冷やす時間を待つ余裕がなかったので、郵便で送ってもらうことに。
こんな感じの花瓶に仕上がっているイメージ。届くのが楽しみです!
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ちなみに、この黄緑がかった色味の正体はなんと「ウラン」。
ウラン入りのガラスは他の国では規制が厳しいため、あまり作れる場所がなく、貴重なのだとか。ウランを入れることで、幻想的な色味に仕上がります。
こうして歴史を聞き、自分で作ってみることで、この先に旅で見かけるチェコガラスの見方も180度違ってきます。お店でチェコガラスを見ているだけでは、絶対に知らなかったことがたくさん学べました。