旅が好きな人であれば一度は行きたいと憧れるのが、世界をぐるりと一周回る「世界一周の旅」。私もそんな世界一周に憧れている旅人の一人です。
「よし、行こう」と思って翌日から行きたい気持ちは山々ですが、世界一周となるとなかなかフットワーク軽く出発するのも難しいのが現実です。
そこで私は思いつきました。「脳内で世界一周をすればいいのではないか」と。今回は世界一周にへの憧れが行き過ぎてしまい、頭の中で仲のいい女友達と二人で世界一周してしまった私の理想(妄想)の世界一周をお話しします。
九份(台湾)
photo by Ayu Takayama
出発して私たちがすぐに訪れたのは日本から4時間の場所にある台湾でした。ジブリが好きな私たちの目的は台北から少し離れた場所にある「九份」。ここはジブリ映画『千と千尋の神隠し』に出てくる街並みによく似た景色で有名になったスポットです。訪れてみてびっくり。
通りにひしめきあうように並ぶ飲食店やお土産屋さんは、異国の雰囲気が漂っているのにどこか懐かしさが感じられ、人がやっとすれ違うことのできるほどの階段は赤い提灯が足元を照らし、神様の世界に迷い込んだ千尋のように、まるで映画の世界に迷い込んだ感覚を味わえます。
photo by Ayu Takayama
通りに並ぶ飲食店でおいしそうな食べ物を買って、心が惹かれた場所で写真を撮りながらゆっくりと街を楽しむ街歩きはまさに女子旅。ガイドブックに載っていない素敵な写真スポットを見つけたり、美味しいごはんに出会えたり……。有名なスポットを回るだけでなく、気の向くままに街歩きを思う存分楽しみました。
シーナカリン鉄道市場(タイ)
photo by Ayu Takayama
台湾を楽しんだ後は、バックパッカーの聖地「カオサン通り」のあるタイへ。ここに来たのは旅人御用達「スネークファーム」で予防接種を受けるためですが、それ以外にも楽しみがたくさん!
その一つが可愛いアクセサリーや美味しいごはんに出会えるナイトマーケットです。バンコクにはナイトマーケットがいくつかあるのですが、ローカルなスポットも行きたいちょっとわがままな私たちが選んだのは「シーナカリン鉄道市場」でした。
photo by Ayu Takayama
シーナカリン鉄道市場は倉庫街を改造したレトロな雰囲気が魅力的なナイトスポット。昔の映画に出てきそうな車やアンティーク家具が並ぶ家具屋さん、掘り出し物が見つかる古着屋さんなど、いい意味でタイらしくないおしゃれな雰囲気を味わえました。
飲食店が並ぶエリアもあるので、お腹いっぱいタイ料理を食べカメラ片手にレトロな雰囲気あふれるマーケット内で写真を撮り合って、タイを満喫しました!
マラッカ(マレーシア)
photo by Ayu Takayama
タイをあとにした私たちが向かったのは、タイのお隣マレーシアでした。一緒に旅をしている友達のたっての希望で訪れたのは、世界遺産の街「マラッカ」。世界遺産が大好きな彼女にとって、街が世界遺産になっているマラッカはこの旅で絶対に行きたかった場所の1つです。
歴史や世界遺産にはあまり興味がない私でしたが、マラッカの街にはカラフルな建物や、思わず写真を撮りたくなるおしゃれなイラストの描かれた壁が街の至る所にあり、女子旅にぴったり!
歴史好きの彼女がスポットの説明を詳しくしてくれ、マラッカの昔の情景に想いを寄せながら旅をしました。旧市街の中心部である「ジョンカーストリート」には、コンセプトにこだわったカフェがたくさん!街歩きにつかれたらおしゃれなカフェで休憩できるのも嬉しいポイントでした。
ホーチミン(ベトナム)
photo by Ayu Takayama
おいしいものを食べたくてやってきたのが、ベトナムはホーチミン。
フランス統治時代に建てられた建造物たちは、まるでここがアジアであることを忘れてしまうようなおしゃれな雰囲気を演出しています。ベトナム料理といえば、あっさりとした味付けが日本人にも人気な「フォー」や「バインミー」が有名です。
そんな美味しいベトナム料理が味わえる「ストリートフードマーケット」へ。フードコート形式で好きな食べ物を買って席に持ち寄れるので、お互いに好きなものをいくつか購入しシェア!有名ベトナム料理からデザートまで、ベトナムグルメを満喫できました。
カッパドキア(トルコ)
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アジアを離れた私たちが次の旅先に選んだのはトルコ。ここへ来た目的はカッパドキアで、朝焼けの中で幻想的に空へとのぼっていく気球を見ることでした。これまで節約旅行をしてきた私たちでしたが、カッパドキアでは奮発して洞窟の中に泊れるホテルに宿泊!
ホテルで優雅に朝食を食べながら、朝焼けと気球の絶景を楽しみました。