こんにちは!来年あたり世界一周を試みている、TABIPPO専属ライターの桃(@XxPeach)です。本日は旅する編集部企画第一弾「秋田県大館市」から車で3時間の秋田市からお送りします。どうやらここにある国際教養大学(通称:AIU)に、TABIPPOが輩出した日本中で9人しかいない、超キラキラした学生の一人がいると耳にしたからです!
キラキラの理由はこちらの世界一周コンテスト、DREAM。無料で世界一周券がもらえちゃうこのコンテストは「全ての学生に旅への一歩を!」というテーマです。
旅への想いを語り審査を勝ち抜いた最優秀賞者には、H.I.S.世界一周旅行デスク様ご提供「世界一周航空券」が贈呈されるという、なんとも豪華なこの企画。
実は、このコンテストはただのコンテストではないんです。出場して人生が変わった!という、昨年のTABIPPO2016「世界一周コンテストDREAM」のファイナリスト、栗原エミルくんにその訳を聞いてみました。
彼の名は栗原エミルくん(20)
photo by 旅するメガネ
恐れながら2ショットを撮らせていただいたのですが、このインタビューの3日後に25歳の誕生日を迎えた私とは、目のキラキラ感が違います。
ちなみにこちら、そのエミルくんのキラキラした話を聞いた後の写真です。予想以上に素敵な話に圧倒されうまく笑顔が作れませんでした。すみません……
桃:自己紹介をお願いします。
エミル:栗原栄見(くりはら えみる)が本名です。国際教養大学 国際教養学部 グローバルスタディ課程の20歳です。興味ある分野は環境科学、環境教育です。
17歳で北インドの少数民族と短期生活、18歳でアリゾナ州のナバホ族のトライブに1ヶ月滞在、伝統的なローカルセレモニーに参加。大学では、教養を学びながら環境保全を民族的な視点から勉強しています。
旅仲間とファンが増えました
photo by 旅するメガネ
桃:DREAMを通じて変わったことはありますか?
エミル:一つ目はDREAMに参加していなかったら、出会えなかった人たちと出会えたこと。二つ目は周りに夢を話せるようになり、応援してくれた人が増えたことです。
DREAMの参加者は、第一次審査、第二次審査と合格していくと、第三次審査で残った20名が初めて顔合わせをすることとなります。その前からグループが出来ていて、秋田で大学に通いながら、他のDREAM出場者とインターネット上で連絡を取り合っていました。
第三次審査に通った20人とは初対面だったのにも関わらず、目標が皆同じことと旅が好きなことという共通点があったため、すぐに打ち解けることができました。
それぞれの生き方を尊重し応援してくれる。一緒に過ごした時間が濃かったのでDREAMがきっかけで出来た友人達とは、出場から二年経った今でも連絡を取り合うほど仲が良いです。
桃:出場者と交流できる機会があるんですね!いい刺激になりそう。
エミル:そうですね。負けたくないって気持ちが増しました。
「旅していいんだ」って思いました
photo by 旅するメガネ
エミル:もう一つは周りに夢を話せるようになったこと。今までの僕は「夢なんか語っても…」と、あまり周りの人達に、自分の夢を話す機会はありませんでした。
しかし、今回のプレゼンテーションを通じ大々的に公表することで、Twitterのフォロワーがグッと増えたり、参加者の方々から「応援してるよ」とメッセージをもらいました。とても背中を押されました。これもDREAMに参加していなかったら、味わえないことでした。
桃:普段では味わえない、大きな刺激を受けたんですね。
エミル:はい。そもそもDREAMに参加するまで、周りに自分と似たような人がいなかったので、自分は異質だと思っていました。友人に久しぶりに会ってすぐに旅の話を始めたり…
DREAMで出会った仲間は僕と同じで、まず最初の会話が「最近どの国旅してた?」です。
異質だと思っていた自分が異質でないことに気付いて、自分と同じような人価値観を持っている人がたくさんいるコミュニティに出会えたことが、「人生で旅をし続けても良い」という今の自分の元になる価値観が出来上がりました。
桃:環境によっては旅人の友達がまったくいない人もいますからね…そうすると、漠然と旅してていいのかな?と不安になりますよね。
エミル:そうなんです。僕もずっとそう思ってましたが、DREAMが自分の人生の中に旅という選択肢を認めるきっかけをくれました。
そして先ほども話しましたが、夢を応援してくれるファンが増えました。誰かが自分の夢を応援してくれていることは、達成する義務感が生まれるのと同時に、背中を押してくれるありがたさを身に染みて感じることができる。
誰かに夢をシェアした時点で、叶えたい夢から叶えないといけない夢に変わったんです。
だから立ち止まっている暇はなくて、やらないと!という意識がとても強くなりました。