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佐々木 拓馬 フリーライター

せかいいっしゅうしましょう じぶんのいきたいところにいきましょう むずかしいことはなしにして さぁ、いきましょう

世界一周をはじめてすぐににぼくは気が付きました。「俺、観光地全然興味ねぇや!!」

これに気が付いた瞬間の焦り、危機感、のどの渇きをいまだに覚えています。というのも、当時の僕は「世界中で珍しいものを見てくること」が世界一周の醍醐味だと思っていたからです。

絶景に感動することもできない自分に焦りを感じて、全然興味ない観光地を回った期間もありました。しかし、そんな期間を経て僕はまた気が付きました。

「別に観光地が好きじゃなくても、俺の旅はめちゃくちゃ感動的じゃねえか!」

というわけで今回はきれいな街並みにも観光地にもほとんど興味がない僕の感動した瞬間をお伝えします。

カンボジアで遺跡を走りまくる子どもを見たとき

3745838111_57da751e19_bphoto by gregw66
「ラピュタのモデルになった遺跡があるらしいから見にいこうぜ!」

旅仲間に誘われて、僕は内心イヤイヤカンボジアの「ベンメリア遺跡」に向かいました。道中は憂鬱いっぱいで「ああ、遺跡なんてみてもどうせまた感動できないんだな。」と思っていました。

しかし、実際に遺跡に到着した瞬間に、今までの旅行では感じた事のないほどの衝撃が身体を突き抜けました。

なんと遺跡の屋根を現地の子供たちが走り回っていたのです!この遺跡は歴史的に重要なはずなのに、触れるのにすらためらうほど貴重なものなはずなのに!

でも、彼らにとってはそこが遺産だろうが遺跡だろうがどうでもいいのです。彼らにとってそこはただの楽しい遊び場。わくわくする冒険の舞台。

「世界一周とはこうでなければならない」と考えで凍り付いた僕の心を、貴重な遺跡すら遊び場に変えてしまう子供の柔らかい心は、実にやさしく、簡単に溶かしつくしてしまいました。

色んな人の反対を押し切って「やりたいことをやるんだ!」と世界一周に飛び出した僕でしたが、このときに本当の意味で「やりたいことをやる旅」が始まったようなきがします。

ドイツで日本人がぜんぜん来たことのない街にいったとき

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タイでたまたま出会ったドイツ人の友人から、突然「なぁ、お前いつ来るの?」とメールが舞い込みました。

そこで僕は、迷わず「じゃあ、来週。」と返信。彼は冗談のつもりだったようですが、冗談じゃない!こっちはもう会いたくなってんだ!と、僕はすぐにハンブルク行きのチケットを手配しました。

彼の住む町はハンブルクから電車で3時間ほどのところにある「ヘンモール」という街。インターネットで検索しても日本語の情報が全然でないようなマイナーな街です。

駅に着くと、こじんまりとして清潔感のあふれる街並みが目の前に広がりました。それから数日の間、彼の家にホームステイをしたのですが、この街の人々はとても優しかった!

まったくドイツ語がしゃべれない僕に一生懸命英語で話してくれたり、毎夜パーティを開いてくれたり、バーベキューをしてくれたり…。とにかく毎日を楽しくすごさせてくれました。

小さな街にとって完全に異質な存在であった僕を受け入れてくれた優しさに心から感動しました。

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佐々木 拓馬 フリーライター

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