TABIPPO.NETでは、あたらしい旅で自分と世界の豊かさをつくる、次世代の旅人が育つ学校「POOLO」を特集中です。今までの記事は、この記事の最後に記載していますので、ぜひご覧ください。

さて、前回から「POOLOに入るとどんなことが経験できるの?」「卒業後には、どのような変化があるの?」といった疑問を解決すべく、POOLOの卒業生に自身の経験を聞くインタビュー企画をお届けしています!


個性豊かな卒業生のリアルトーク盛り沢山!読者の皆さんがもしPOOLOを卒業したら……?と、ぜひご自身の姿を想像してもらえればと思います。

第2回は、 POOLO3期の卒業生・サキさんにインタビューを実施しました。現在は機械メーカーに勤務しながら、社会人4年目のときに入ったPOOLOをきっかけに興味を抱くようになったデザインを仕事する方法を模索中なのだとか。入学したきっかけや、コミュニティとしてのPOOLOの感想などをお聞きしてみました!


インタビューはオンラインで行いました!(左から二番目がサキさん)

コロナ禍、仕事場と自宅を往復する日々……サードプレイスとしてのPOOLO

本日はよろしくお願いします!早速ですが、サキさんがPOOLOに入ったきっかけはなんだったのでしょうか?

編集部

サキさん

POOLOの存在を知ったのは社会人4年目のときのことです。当時の私はかなりのハードワークに追われていて、家と会社の往復で終わる毎日を過ごしていました。コロナウイルスが蔓延してからは会社の方針で外に出ることが難しくなってしまい……誰かと繋がっている感覚がほとんどなく、虚しさを感じる日々でした。

そこで高校の友達に「サードプレイスが欲しい」と相談をしたところ、紹介してもらったのがPOOLOでした。その人がPOOLO2期に入っていて、「旅好きが集まっているおもしろいコミュニティがあるよ」と教えてもらったんです。POOLOに入ってから、友達がどんどんオープンになって、良い意味で変わっていく姿を見ていたので「参加してみたいな」と興味を持ちました

学校というよりも、居場所としての魅力に興味を抱いたのですね!ちなみに、元から旅はお好きだったのですか?

編集部

サキさん

興味はあったのですが、どちらかというと旅にはコンプレックスを感じていました。海外はとても好きなものの、私が思っているいわゆる“旅人”がするような旅をしたことがなかったんです。ゲストハウスに宿泊したこともないですし、旅行代理店が開催しているようなツアーにばかり参加していて。

さらに、私は幼い頃に台湾に住んでいて、自我が芽生えたのもその頃だったんです。そのためよく旅人が話す「はじめての海外で得た衝撃」がなく、海外に行ってもイマイチ自分の世界が開く感覚が湧かなかったんです。だからこそ自分には経験できない「初めての海外の衝撃」を受けた話をPOOLOでたくさん聞いて、追体験がしたいと思いました

POOLOはとにかく「対話」の時間が多い。オフラインでもオンラインでも活発に交流を深める

POOLOのプログラムのなかで印象に残った学びや経験はありますか?

編集部

サキさん

鳥井 弘文さんによる「これからの暮らしの視点」のお話や幸福学のことをお話しされていた前野隆司さんのお話が印象に残っています。共感する部分も多い一方で当時の私の暮らし方からすると衝撃的な話が多く「豊かさや幸せって自分で作るもんなんだな」と思ったことを覚えています。

POOLOの講師の方は幅広い分野で活躍されている方々なので、お話を聞いているうちに自分の興味関心の幅が広がっていくのを感じました

コミュニティについてはいかがでしたか?

編集部

サキさん

もの凄く楽しかったです。人との繋がりがほとんどない環境でしばらく過ごしていたので、「とにかく色んな人と仲良くなりたい!」と、スポンジのようになんでも情報を吸収してアクションを起こしていた気がします。当時のPOOLO3期で「フッ軽三銃士」と呼ばれるくらいには、ほとんどのイベントに参加していましたね(笑)。

サキさん

POOLOでの交流で印象的だったのは、とにかく「対話する」会が多かったことです。社会人の遊びというと飲み会やカラオケのイメージだったりするのかなと思うのですが、私たちはあまりそういった会がなくて。おしゃべり好きが集まっていたこともあり、お酒がなくても何時間も話せたんですよね。一週間毎晩1対1で話すこともあったほどで、あの頃は「とにかく喋っていたな〜!」という印象です。
フッ軽三銃士!将来のことや自分のことを沢山話せる機会ってなかなかないですよね

編集部

サキさん

コミュニティ全体の仲も良かったと思います。メンバー同士で遊びに行くときには必ずコミュニティ全体に声をかけたり写真やレポを送ったりする文化があって、とにかくオープンで誰とでも同じくらい仲が良いコミュニティが生まれていました!

あとは、コミュニティマネージャーの存在も大きかったですね。運営と私たちの中間にいてくれてるのでコミュニティを盛り上げてくれる役割もありますし、一人一人の動きやプロジェクトの進捗をトラッキングしてくれているので、生徒だけでは滞ってしまう活動もスムーズに進みました。


「POOLOには日本全国はもちろん海外から参加している人も多いので、オンラインやオフラインを問わず、置いてけぼりにならないようにしたいなと感じていました」と話すサキさん

POOLOで出会った人たちによって、積み重ねてきたデザインが仕事になることに気付いた

今はデザインを仕事にしたいと考えられているとのことですが、以前からデザインに興味はあったのですか?

編集部

サキさん

興味はありましたが、まさか自分のデザインが仕事にできるとは全く思っていませんでした。POOLOに入る前からイラストやデザインは好きで、POOLOの同期の1人が「コミュニティ内でラジオをやりたいので、それ用のアイコンを作ってほしい」と声をかけてくれたことをきっかけにメンバーのアイコン用イラストやコミュニティTシャツのデザイン、メンバーの誕生日用の色紙のデザインなどとにかく沢山のデザインを担当するようになりました
お仕事を続けられている中でPOOLOに入って、コミュニティではほぼ毎回イベントに参加。その中でデザインをするとなると、かなり多忙だったのではないですか?

編集部


デザイン制作中のサキさんと以前から制作していたデザイン

サキさん

たしかに忙しかったですね。でも、メンバーが喜ぶ姿を見ているとみんなのためならなんでもやりたい!と思うようになっていましたし、私自身デザインに対するモチベーションが上がっていたので辛くはなかったです。ちなみに、このときも一切お金を貰っていませんでした。

仕事にできるんだと気付いたきっかけは、POOLOの同期の旦那さんからSNSで使用するアイコンを「いつか自分も制作してもらおうかな、ちなみにいくら?」と聞かれたことでした。それまで全てを無料でやっていた私にとってはそれが衝撃であると同時になんだか申し訳なくなってしまったんです


POOLOでメンバーのために制作したデザインたち

サキさん

するとその人は「ボランティアでやることも良い精神だけど、そこで得たお金がサキちゃんの自己投資になることは相手のためにもなるんだよ」と話してくれて。

それまで自分のデザインをお金にすることに対してあまり良い印象は持っていなかったのでハッとさせられると同時に、「好きなことでお金をもらえるっていいな」と思うようになりました

繋がりを作る目的で入ったPOOLOで、予想外の収穫が得られたんですね!今後はデザインのお仕事をされていくんですか?

編集部

サキさん

デザインを沢山生み出すきっかけになったのは同期のみんなとコミュニティの繋がりの深さのおかげですし、これが仕事になることを理解できたのもPOOLOによる出会いが理由です。これは、当初私がPOOLOに期待していたことを上回る収穫でした。

今まで踏み出せなかった新しいキャリアへの一歩を踏み出すことが出来たと思います。デザインに関してはこれから仕事にしていけたらいいなと考えている段階なので、引き続き楽しみながらデザインを深めていきたいと考えています!

 

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この特集では、POOLOの具体的な活動内容をお届けしています。OB・OGへのインタビュー以外にも、タームごとの活動内容を紹介する記事や、講師の方と生徒の対談企画も進行中です。次回の投稿もお楽しみに!

▼POOLOの基本的な概要をタームごとに解説した記事はこちら!
https://tabippo.net/feature-poolo-2/

▼前回のPOOLO卒業生インタビュー記事
https://tabippo.net/feature-poolo-6/

旅で得た経験にはかけがえのない価値があり、世界と社会への協力や貢献のきっかけになる。POOLOは、その経験を社会に還元するために必要な知識やマインドを得られ、そして同じ想いを持ったかけがえのない仲間と出会える学校です。

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ライター

埼玉県生まれ。あまいものと音楽を愛でるヲタク気質な19歳。高校を卒業し、自分の「好き」と向き合うためにギャップイヤーを謳歌中。一日をちょっとだけ豊かにするアイデアブログ「PEACHY mode」の管理人。夢は 「自由でご機嫌な人生を送ること」。来年からはマレーシア国内の大学に留学予定。

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