ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

フィンランドは日本から最も近いヨーロッパの国。しかも、美しい街並み、豊かな自然があり、多くの旅行者を魅了し続けています。

そんなフィンランドで便利な交通手段が鉄道です。今回はフィンランド鉄道のホームページからチケットを購入する方法をお伝えします。

 

フィンランド鉄道の概要

Photo by 新田浩之

ホームページからの購入方法を紹介する前に、簡単にフィンランド鉄道の概要を説明します。フィンランド鉄道は首都ヘルシンキを中心に、諸都市を結んでいます。ただし、国際線はロシアのみとなっており、ノルウェーやスウェーデンからの国際列車は運行されていません。

フィンランド鉄道の主役はヘルシンキと地方都市を結ぶ特急「ペンドリーノ」。時速200キロを超す高速列車で、快適な旅が楽しめることは間違いありません。また、2010年12月からはヘルシンキとロシアのサンクトペテルブルクを結ぶ高速列車「アレグロ号」が運行されています。

なお、フィンランドの鉄道は歴史的経緯からロシアと同じ線路幅(1,520mm)を採用しています。したがって、ヨーロッパの国よりも列車が大きく見えると思います。

 

フィンランド鉄道のホームページからチケットを購入してみよう 国内線

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それではフィンランド鉄道のホームページからチケットを購入してみましょう。最初はフィンランド語で表示されていますが、右上にある「EN」をクリックすると英語に切り替わります。

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行き先が決まっていたら、さっそく、出発駅と降車駅を記入しましょう。ここではヘルシンキから北極圏にあるロヴァニエミまでの切符購入を想定します。

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すると、このように「ヘルシンキ→ロヴァニエミ」の列車がズラッと表示されました。一見たくさんあるように感じますが、ここで注意! 多くの列車は乗り換えが必要です。「Intercity train」と書かれている列車は乗換不要の列車。特別な理由がない限り「Intercity train」を選びましょう。

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気に入った列車があればクリックします。すると、このような画面が表示されます。ここで、座席の指定や列車ダイヤをチェックしてみます。まずは、下にある「Intercity train 265」をクリックしてみましょう。

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この列車のダイヤが表示されます。この列車はロヴァニエミが終着駅でないことがわかります。寝過ごさないように注意しましょう。また、タンペレ駅以外は停車時間はわずか! ホームでゆっくりするのはやめたほうがいいでしょうね。

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次は青色の「CONTINUE TO SEAT SELECTION」をクリックします。文字通り、席を選ぶことができます。

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この列車は寝台列車のため、座席車のほかに寝台車が連結されています。こちらは座席車の画面。向かい合わせの座席やビジネス向けの座席を指定できるところがおもしろいですね。なお、「I」にカーソルを持っていくと、それぞれの座席の説明が出てきます。

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こちらが寝台車の画面です。一般の寝台車を利用する場合は乗車人数を入力すれば大丈夫です。なお、ヘルシンキ発ロヴァニエミ方面行きの寝台車はコンパートメントになっています。次に「SELECT SEATS」をクリックします。

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このような画面が出てきました。こちらは2等寝台になっています。赤色は既に予約が入っているベッド、緑色は予約可能なベッドです。なお、ヘルシンキからロヴァニエミ方面行きの列車は人気が高いため、埋まるのも早いです。早い予約をおすすめします。

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次はキャンセル条項をチェックします。キャンセルが不要な場合は上のボックスにチェック印をつけます。一方、フレキシブルな予約を望みたい方は下のボックスにチェック印をつけましょう。なお、フレキシブルな予約には5ユーロの追加料金が必要です。

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フィンランド鉄道では車内に自転車を持ち込むことができます。自転車の持ち込みには追加料金、5ユーロが必要です。また、日本の鉄道と同じく、ペット連れ込みにも追加料金がかかります。以上の作業が終わりましたら、下にあります「PROCEED TO PAYMENT」をクリックします。

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新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

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