今回はポーランド北部にあるグダンスクを取り上げます。ポーランドの首都ワルシャワや古都クラクフが内陸にあるため、内陸国と思われがちなポーランド。
しかしポーランド北部はバルト海に面し、意外な一面を見せることも。ぜひこの記事を読んでグダンスクまで足を運んでみてください。
グダンスクへのアクセス
Photo by Nitta Hiroshi
グダンスクへは様々なアクセス方法があります。まずは飛行機から。グダンスク空港乗り入れている主な都市は以下のとおりです。
国内線:ワルシャワ
ロンドン~グダンスク間が約2時間、ワルシャワ~グダンスク間が約1時間です。グダンスクに限らずバルト沿岸の都市はイギリスに近いため、同国からの観光客が多いようですね。
空港から市内までは鉄道SKMが便利。空港駅~グダンスク中央駅間の所要時間は約30分です。
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ポーランド国内の都市からアクセスする場合は鉄道が便利。主なポーランドの都市からグダンスクまでの所要時間は以下のとおりです。
クラクフ~グダンスク:約5時間30分(ワルシャワ中央駅でグダンスク方面のEIPに乗換)
トルン~グダンスク:約2時間30分(IC)
ポズナン~グダンスク;約3時間(IC)
また、グダンスクはバルト海に面しているためストックホルム(スウェーデン)とは船便で結ばれています。2019年夏のヨーロッパ時刻表によるとダイヤは以下のとおりです。
船会社(polferries)
グダンスク18:00→ストックホルム(ニュネスハムン)12:00
ストックホルム(ニュネスハムン)18:00→グダンスク12:00
このようにグダンスクは周辺諸国からも気軽に訪問できる観光地です。諸外国の都市と比較するのも興味深いでしょう。
グダンスクはバルト海と琥珀で有名な都市
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グダンスクはバルト海に面する都市であることから、頻繁に戦争に巻き込まれました。第二次世界大戦勃発の地もグダンスク。ナチス・ドイツが侵攻したのが始まりです。
グダンスク旧市街からバルト海は見えません。一方、旧モトワヴァ運河にかかる緑の橋から眺めるとこの街が海運で栄えたことがよくわかります。
旧モトワヴァ運河沿いのエリアは旧港と呼ばれ、19世紀頃までは数多くの船が行き交っていました。運河沿いの建物は15世紀~16世紀に建てられた倉庫群です。
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運河沿いに歩くと船が停泊していました。運河の幅がそれほど広くないので少し窮屈そうですね。
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バルト海は良質の琥珀が取れることで有名です。グダンスクには琥珀博物館があります。正直なところ、琥珀博物館を訪れる前はまったく琥珀に興味がありませんでしたが、博物館を訪れたことにより少しだけ興味を持てたような気がします。
琥珀は中に虫や葉が入っているものが価値が高いのだとか。ここで良質の琥珀をじっくりと観察し、土産屋でニセモノを購入しないようにしてくださいね。
・名称:琥珀博物館(Muzeum Bursztynu)
・住所: Targ Węglowy 26, 80-836 Gdańsk
・地図:
・アクセス:「高い門」から徒歩すぐ
・営業時間:10:00~13:00(月曜日)、10:00~18:00(火曜日~土曜日)、11:00~18:00(日曜日)
・定休日:無休
・電話番号:+48 58 573 31 28
・料金:一般12PLN
・所要時間:1時間
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:https://muzeumgdansk.pl/oddzialy-muzeum/muzeum-bursztynu
数々の美しい建物が立ち並ぶ旧市街
Photo by Nitta Hiroshi
グダンスクは第二次世界大戦において壊滅的な被害を受けました。その後、人々の努力により美しい街に蘇っています。
たとえばルネサンス様式の大武器庫は一部を除き倒壊しましたが、1945年に再建されました。あまりにも大きいためカメラに収めるのが難しいです。
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大きな聖母マリア教会の隣にあるのが王室礼拝堂です。聖母マリア教会が茶色なので、よけいにカラフルに見えます。建てられたのは17世紀のこと。残念ながら内部を見学することはできません。
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グダンスク旧市街は噴水が目につきます。その中でグダンスクらしいのがネプチューンの噴水です。ネプチューンは海神。彫刻作品と噴水が見事に融合しています。
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旧市街を歩いていると、クラシック曲を見事に演奏するバイオリストに出会いました。ほとんどの観光客は彼女たちの演奏を聴くために足を止めていました。
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街並みはドイツ風ですが、街の雰囲気は柔らかいです。街のサイズはちょうどいいくらいで、徒歩で十分に楽しめます。
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筆者が訪れた季節は9月でした。紅葉と運河との組み合わせも美しいですね。なおグダンスクではさまざまな市内ツアーが開催されているので、街の歴史を深く知りたければ参加してみましょう。