ライター
Yu Villegas 元パティシエ&日本語教師

メキシコ人の夫と2人の娘と世界中を引っ越し&旅行三昧の日々。元パティシエ&日本語教師。旅で何よりも楽しみなのは、そこでしか食べられないローカルフードや地元の人々との交流。渡航国数30ヵ国。現在は10年ぶりにドイツ滞在中。

こんにちは、ドイツ在住ライターYuです。ドイツと聞いてイメージすることと言えば、ビールにワインにソーセージ?または、環境意識の強い国民性というイメージを持つ方も多いかもしれません。

そんなイメージ通り、環境に優しく、サステイナブルな暮らしを自然と実践する人たちが多い国・ドイツ。

今回は、実際に住んでみて学んだ、ドイツ流サステイナブルな暮らし方を紹介していきます。

サステイナブル大国ドイツ

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最近よく耳にする「サステイナブル」という言葉。直訳すると「持続可能な」という意味のこの言葉、未来のため、資源を使いすぎず、地球にも人にも優しい、豊かな環境を持続させる社会づくりの意味で使われています。

個人でできることとしては、車ではなく公共交通機関を使う、エコバッグやマイボトルを持参する。サステイナブル製品を購入する……などがあり、世界中でサステイナブルな暮らし方が、少しずつ浸透しつつあります。

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そして、ここドイツは、サステイナブル先進国。実際に暮らしてみて、それを実感する場面が本当に多くあります。

これからご紹介する、ドイツ人に根付いたサステイナブルなライフスタイル。国を挙げて取り組んでいるものから、日々の生活の中で実践されているものまで、順番に見ていきましょう。

①エコバッグは昔からの常識

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日本でも2020年7月1日からレジ袋の有料化が義務付けられ、エコバッグの使用もだんだんと広がってきました。

ここドイツでも、買い物の際は袋がもらえないので、エコバッグを持っていく必要があります。忘れた場合は、レジ横にある袋を買うのですが、それも布製のエコバッグや紙袋、使いまわせる頑丈なプラスチック袋です。

近所のスーパーでは、空き段ボールに会計を済ませたものを入れる人、車までカートで商品を持っていき、トランクに直接商品を入れて持ち帰る人も多く見かけます。

この人たちから言わせたら、エコバッグも消耗品。使わなくていいものは、できる限り使わない。そんな意識で生活する人を多く見かけます。

写真は、バスケット式の頑丈なエコバッグ。良いものを長く使う、ドイツ人スピリットが反映されていますね。かくいう私も、まわりに感化されて、現在バスケット式エコバッグを物色中です。

②公共交通機関や自転車を使用する

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車から出る排気ガス、限りある資源であるガソリン使用を極力減らすこと。それもサステイナブルな行動の一つです。

ドイツの大きな街では、路面電車やバスが各方面に走っているため、自家用車を持っていても、通勤・通学に公共の交通機関を使う人が多くいます。

また、自転車人口もとにかく多い!娘の幼稚園でも、自転車で片道1時間かけて送り迎えをしている強者パパさんたちも多く、びっくりさせられる毎日です。

その方たちいわく、「自転車で行ける距離は、車は使わないんだ」。やはり、使わなくてもいいものは極力使わない、サステイナブルスピリット!素晴らしいです。

③徹底された簡易包装

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近年、世界中で関心が高まっている「プラスチック製品の削減」問題。EUは、2030年までにすべてのプラスチック包装をリサイクルし、使い捨てプラスチックを削減すると発表しました。

コカ・コーラやウォルマートなどの大企業11社も、2025年までのパッケージ・リサイクル100%を宣言するなど、世界はいまプラスチックフリーへの転換期にあります。

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日本のスーパーでは、生鮮食品をはじめ、なんでも過剰といえるほどプラスチックで包装されているように感じますが、ドイツではその逆で少し物足りないくらいの簡易包装です。

一番衝撃的だったのは、ケーキ屋さんでケーキを買ったときのこと。厚紙の上にポンポンとケーキを乗せ、それを紙製のパン袋にポイっ。完了です。

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野菜や果物も基本バラ売りで、売り場に直に積まれています。量ったものを入れる袋も、ビニールではなく紙製の袋を用意しているお店も多くあります。

世界では、年間約800万トンものプラスチックごみが、海に流れ込んでいるそうです。2050年の海は、魚よりもプラスチックごみのほうが多くなるとの統計も出ています。

一度海に流れ込んでしまったプラスチックごみを、すべて回収することは不可能。なので、今のうちにプラスチックごみ自体を減らしていく。それを国民一人ひとりが実践できているのが、ドイツという国なのです。

④ペットボトルや瓶は、瓶代をチャージ

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ドイツのペットボトルや瓶にあるこのマーク。中身が空になったあと、専用のマシンに入れると返金されますよ、というマークなんです。

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スーパーなどにあるこの機械に、ペットボトルなどの空き容器を入れます。すると、合計の返金金額が書かれたレシートが出てくるので、会計時に出せば、その金額分を引いてくれる仕組みです。

こういった容器入りの商品は、購入時に、デポジットとして容器代が上乗せされています。なので、返金してもらうために、 みんながきちんと回収マシンに持って行き、リサイクル率が高くなる。そんなシステムがしっかりできています。素晴らしい!

⑤瓶入り製品が多い

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スーパーで売られるヨーグルトや牛乳、プリンなどのカップデザート。これらの多くが瓶の容器で売られているのも、ドイツの特色。食べ終わったらきれいに洗い、最寄りのリサイクルBOXに入れます。

もちろんプラスチック容器入り製品も多くありますが、できるだけ瓶入り製品を買うことで、そもそもプラスチックごみ自体を出さないという選択肢につながります。

私もドイツに来てから、できるだけ瓶入り製品を買うようにしています。地道ですが、環境問題では一人ひとりの選択が未来を変えるというのはもはや社会通念。できることからやろうと思っています。

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Yu Villegas 元パティシエ&日本語教師

メキシコ人の夫と2人の娘と世界中を引っ越し&旅行三昧の日々。元パティシエ&日本語教師。旅で何よりも楽しみなのは、そこでしか食べられないローカルフードや地元の人々との交流。渡航国数30ヵ国。現在は10年ぶりにドイツ滞在中。

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