ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

こんにちはライターの新田です。いよいよ東京の旅行キャンペーンが本格的にスタートしました。ワーケーションや島旅、いろいろな旅行に使えるキャンペーンです。さっそく見ていきましょう。

Go toトラベルキャンペーンについて

制度の説明

Go toトラベル事業(キャンペーン)は国土交通省が行っている国の事業です。目標としてはウィズコロナ時代における「新しい生活様式」に基づく旅のあり方を普及・定着させるものとされています。さてGo toトラベルキャンペーンの主な内容は以下のとおりです。

・対象は国内旅行に限り、宿泊・日帰り旅行代金の50%相当額を支援します
・給付額のうち、70%は旅行代金の割引、30%は旅行先で使える地域共通クーポンとして付与
・1人1泊あたり給付上限は2万円、日帰りの上限は1万円
・連泊や利用回数の制限はなし

要するにGo toトラベルキャンペーンを使うと上限はあるものの旅行代金は事実上、半額に!旅行代金が割り引かれるだけでなく、旅行先のショッピングに使える商品券のような地域共通クーポンがもらえます。

制度の期間

2020年11月8日現在、Go toトラベルキャンペーンの実施期間は2020年7月22日~2021年3月15日とされています。ただ「実施期間を延長すべきだ」という意見もあり、今後変更される可能性があります。

制度の対象範囲

2020年10月1日から、Go toトラベルキャンペーンは東京都発着も対象になりました。そのため全国で使えます。

各旅行会社の情報をチェック

各旅行代理店やオンライン予約サイトではそれぞれお得な情報やキャンペーンを開催中ですので、ぜひチェックしてみてください。

詳細はこちら

Go toトラベル キャンペーンは、今後も何かしらの変更が行われる可能性があります。最新情報には十分に注意しましょう。

Go toトラベルキャンペーンの利用方法


Go toトラベルキャンペーンはホテルや航空会社の公式サイトからの予約・購入には適用されません。

各旅行サイトから「Go toトラベルキャンペーン適用!」「クーポン獲得!」といったマークがある旅行プランを選んで申し込みます。旅行サイトによって購入方法は異なるため、各サイトの指示に従ってください。

Go to トラベルキャンペーンの利用にあたっては、国土交通省が発表している「新しい旅のエチケット」を守るようにしましょう。宿泊日数分のマスクもお忘れなく!

もっと楽しもう!TokyoTokyo

制度の説明

東京都と東京観光財団は、都民を対象とした旅行キャンペーン「もっと楽しもう!TokyoTokyo」を実施しています。これは「Go Toトラベルキャンペーン」の支援額を上乗せするものです。公費出張を除きビジネス目的の利用も可能。いろいろな使い方ができる旅行キャンペーンです。

旅行会社などが販売する宿泊を伴う商品、「Go Toトラベルキャンペーン」に登録した宿泊施設が直接販売している商品が対象。1人1泊につき5,000円、日帰り旅行は1人1回2,500円の割引となります。少し複雑なのは助成対象となる金額です。

【助成対象(金額は助成前の税込価格)】
・宿泊旅行・宿泊のみ(Go Toトラベル併用):9,000円以上 ※旅行者支払額850円以上
・宿泊旅行・宿泊のみ(Go To トラベルを併用しない):6,000円以上 ※旅行者支払額1,000円以上
・日帰り旅行(Go Toトラベル併用):4,500円以上 ※旅行者支払額425円以上
・日帰り旅行(Go To トラベルを併用しない):3,000円以上 ※旅行者支払額500円以上

制度の期間

~2021年3月31日までに終わる旅行
※予算がなくなれば終了

制度の対象範囲

東京都民

割引金額の例

・「Go Toトラベルキャンペーン」と併用する場合
9,000円(宿泊旅行の全体料金)-3,150円(Go Toトラベル)-5,000円(都助成)=850円(支払額)

・「Go Toトラベルキャンペーン」と併用しない場合
6,000円(宿泊旅行の全体料金)-5,000円(都助成)=1,000円(支払額)

しまぽ通貨

制度の説明

しまぽ通貨」は東京都にある11の島(大島、利島、新島、式根島、三宅島、神津島、御蔵島、八丈島、青ヶ島、母島、父島)で使える旅行商品券サービスで、1万円分のプレミアム付き宿泊旅行商品券を8,000円で購入可能。3,000円分は宿泊施設(加盟店)でのみ利用可能で、7,000円分は宿泊施設以外の加盟店で利用できます。

購入は専用ウェブサイトから申し込みます。「しまぽ通貨」はスマホを利用したサービスで、東京11島にある加盟店と竹芝の一部加盟店で使えます。なお東京島ファンのための観光パスポート「電子しまぽ」の特典と併用することはできないのでご注意ください。

制度の期間

~2021年3月31日
※予定8万セットが売れたら終了

制度の対象範囲

特に制限はありません。

「Go Toトラベルキャンペーン」との関係

「Go Toトラベルキャンペーン」や「都内観光促進事業」との組み合わせは現地加盟店で直接支払うときに適用されます。事前決済する際には適用されません。

Go To EatキャンペーンTokyo

制度の説明

Go To EatキャンペーンTokyo」は11月20日からはじまる飲食店を応援するキャンペーンです。1人1回あたり2セット(購入金額2万円)まで予約・購入でき、2万円なら2万5,000円分の食事が楽しめます。「Go To EatキャンペーンTokyo」にはアナログ食事券とデジタル食事券があります。

◎アナログ食事券(紙の食事券)
1セット1万2,500円分(1000円券×10枚+500円券×5枚)
販売額:1万円
販売予定数:300万セット
販売場所:びゅうプラザ(首都圏の一部店舗)、都内金融機関など
◎デジタル食事券
1セット1万円分(1000円券×10枚)
販売額:8,000円
販売予定数:125万セット
購入方法:ヤフーが運営する電子チケット販売プラットフォーム「Pass Market」から

都道府県民限定プラン(JTB)

制度の説明

新型コロナウイルス感染症に伴う緊急事態宣言から立ち直るべく、同一県内の旅行者を対象とした限定プランです。詳細はJTBウェブサイトにある「都道府県民限定プラン」をご覧ください。

なお「都道府県民限定プラン」の利用にあたってはチェックイン時に宿泊者全員分の身分証明証の提示が求められます。提示できない場合は通常プランの料金となるのでご注意ください。

制度の対象範囲

東京都民が対象
※東京都民以外の方は利用できません。

割引金額の例

「都道府県民限定プラン」に表示されている金額は「Go toトラベルキャンペーン」適用以前のものです。予約を進めると「Go toトラベルキャンペーン」のクーポンを獲得でき、表示価格の35%引きで宿泊できます。

なお割引率は商品によって異なり、追加料金なしでのアップグレードやホテルにあるレストランへの割引適用、カートレンタル無料など、さまざまな特典が行われているものもあります。

キャンペーンを利用して、お得に東京を旅しよう!

旅行しながら働くワーケーションでも、旅行キャンペーンを使うことをおすすめします。特に都民限定の「もっと楽しもう!TokyoTokyo」はいろいろな使い方が考えられます。

なおそれぞれの旅行キャンペーンの条件などは、変更される可能性があります。利用の際は必ず各Webサイトにて確認してください。

All photos by shutterstock

ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

RELATED

関連記事