ライター
Yu Villegas 元パティシエ&日本語教師

娘二人が産まれてからも、旅は引き続き人生の生きがい。格安航空券を見つけては、週末旅に出かける日々。元パティシエ&日本語教師。旅で何よりも楽しみなのは、そこでしか食べられないローカルフードや地元の人々との交流。渡航国数34ヵ国。現在はワーホリ以来12年ぶりにドイツ滞在中。 インスタやブログでも旅情報を発信中。


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ハイデルベルク大学にはJapanologie(日本語学科)があるため、日本に興味を持っている学生が他の街よりも多く、タンデムパートナーを見つけやすいです。

当時私は、語学学校のタンデムパートナー募集の張り紙に、自分の名前・母国語・学びたい言語・メールアドレスを記入し連絡を待ちました。

また、同じ張り紙に“日本語を学びたいドイツ人”がいたので、こちらから連絡もとり、計3人のタンデムパートナーを見つけることができました。

週に1,2回、カフェや大学の食堂で、日本語とドイツ語でおしゃべりするのがとても楽しく、あっという間に時間が過ぎていったのを覚えています。

語学学校の選択肢がある

ハイデルベルクでは、私立の語学学校から、VHS(ドイツのカルチャーセンター)のような仕事後や週末に通うドイツ語コース、大学の夏季休暇に行われるサマーコースまで、語学学校の選択肢が多岐にわたります。


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私が通っていた私立の語学学校F+Uでは、平日午前がドイツ語の基礎レッスン、午後は会話レッスンというのが基本のコースでした。

夜には、グループでレストランやバーに行くプログラムや、週末には近郊都市への日帰り旅行を企画してくれていたので、いろいろな人と知り合うきっかけにもなります。


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また、クラスメイトは世界各国の出身者。私のクラスには、スペイン・チェコ・チュニジア・イラン・グアテマラ・シンガポールなど世界中からドイツ語を勉強しに来ている仲間がいました。

学校の後には、レストランやカフェに行って、頑張ってドイツ語でおしゃべりしたり。休みの日には、集まってそれぞれの国の料理を披露したり、誕生日パーティーを開いたり。そんな国際交流も楽しみの一つでした。

■詳細情報
・名称:F + U Academy of Languages ​​Heidelberg
・住所:
・地図:
・アクセス:トラム・バス停のBismarckplatz駅より徒歩1分
・電話番号:+49 6221 89942983
・料金:一週間105ユーロ~(期間・コース内容による)
・公式サイトURL:http://www.fuu-heidelberg-languages.eu/

バイトも比較的見つけやすい

ドイツの平均的な時給は大体10~11ユーロ。ハイデルベルクで知り合った日本人の友人の中には、日本食レストランやお土産屋さんでバイトをしている人もいました。


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ドイツで働くことを目的に行く場合には、フランクフルトやベルリンなどの大都市のほうがもちろん選択肢も可能性も広そうですが、観光客や学生の多い街なので、飲食店やショップなども集まっており、比較的バイトも見つけやすい街ではないかと思いました。

各都市・各国へアクセス抜群


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ハイデルベルクは、交通の要所フランクフルトにも近く、ドイツ国内どの都市にもアクセス抜群!週末にちょっと足を延ばして、本場ミュンヘンのオクトーバーフェストに参加したり…。冬には、各都市のクリスマスマーケット巡りをすることだって、気軽にできちゃいます。

また、ワーホリビザを持っていれば、気が向いたらドイツの近隣諸国に行くことだってもちろんOK。ドイツは、フランスやスイス、ポーランド、イタリアなど9カ国と国境を接している上、交通の便もいいので、旅行好きにとっての天国だと思います。


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私もワーホリ期間中、思い立ってはイタリアやオランダへ週末旅行に出かけたり、2カ月間かけてのヨーロッパ17ヵ国バックパッカー旅行に行くことができたり、旅行三昧の日々を送りました。

※ワーホリビザを持った日本人は、ドイツ以外のシェンゲン協定加盟国内に半年の間で合計90日間無査証で訪問可能。ただし、2022年末からシェンゲン協定国にビザ取得せずに訪問する場合には、事前にETIAS電子認証システムへの登録が必要となるのでご注意ください。

日本からハイデルベルクへのアクセス

まずは、日本からフランクフルト空港へ行き、そこから鉄道やバスでハイデルベルクまで向かうのが一般的な行き方です。


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鉄道の場合、空港からフランクフルト中央駅まで出て(約20分)、フランクフルト中央駅からハイデルベルク中央駅(Heidelberg Hauptbahnhof)までは、IC(都市間特急)またはICE(ドイツ版新幹線)で、1時間弱です。

バスの場合、空港からハイデルベルク行きのバスが1時間に1本くらい出ているので、荷物が多い方はバスのほうが楽かもしれません。

「FlixBus」というバス会社のwebサイトからは、事前に予約もできるので便利です。値段もフランクフルト空港からハイデルベルクまで5ユーロ~という安さ。

ただし、乗り場が通常のバスターミナルからは離れていたり、預け荷物は追加料金を事前に支払っておかないとダメだったりするので、事前にwebサイトで詳細を確認しておくことをおすすめします。

ドイツのワーホリは最長1年間、どんなワーホリにするかはあなた次第

ワーキングホリデーは、観光旅行ではなかなか経験できないドイツの日々の暮らしに触れる絶好のチャンス。他国とは違って、ドイツのワーホリには就労期間の制限もないし、語学学校に通う就学期間の制限もありません。

語学学校に通いながらバイトするもよし、ドイツ人家庭にホームステイしてドイツ流の暮らしを体験するもよし、旅行三昧するもよし、ドイツ全土のブルワリー巡りをするもよし、ワーホリ期間を大学受験の勉強にあてて、ドイツの大学への進学を目指すもよし。

また、ドイツに移住を考えている方は、本格的に就職先を探して移住のきっかけにするのもあり。どんな過ごし方をするかは、十人十色です。

今は新型コロナウィルスの影響でワーホリ渡航は難しい状況が続きますが、ぜひ、いろいろとリサーチをしたり、ワーホリ期間中のやりたいことリストを作ったりして、自分しかできないワーホリ計画を進めてみてはいかがでしょうか。

 

ライター
Yu Villegas 元パティシエ&日本語教師

娘二人が産まれてからも、旅は引き続き人生の生きがい。格安航空券を見つけては、週末旅に出かける日々。元パティシエ&日本語教師。旅で何よりも楽しみなのは、そこでしか食べられないローカルフードや地元の人々との交流。渡航国数34ヵ国。現在はワーホリ以来12年ぶりにドイツ滞在中。 インスタやブログでも旅情報を発信中。

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