ライター
前田 哲都 夫婦でハネムーン世界一周

夫(てつと)。1988年生まれ大阪出身。嫁(ちぃ)。1985年生まれ北海道出身。2011年7月就航のピースボート74回クルーズに乗船し出会う。 2016年7月に入籍。2017年6月から互いに教師、建築士の仕事をいったん退職し、ハネムーン世界一周をふたりでスタートさせる。好奇心旺盛の目立ちたがり屋!でも、根はすごく真面目のてつと。のほほ~んとしていてバックパッカーにはならない風貌のちぃ。それでもふたりで世界一周にいきます!

これまで勤めてきた会社を辞め、住んでいたマンションを解約し、2018年6月1日より満を持して出発した夫婦で行くハネムーン世界一周。8か月半をかけて32か国80都市を巡り、2019年2月9日に私たちは無事に帰国しました。

photo by tetsuto maeda

モロッコで夫婦そろって入院したり、飛行機の預け手荷物の一部が盗難に遭ったりと大変なこともありましたが、「世界一周に行って良かった」と、旅を終えた今、はっきりと言うことができます。

想像を絶するような自然や風景。日本とは全く異なる文化。旅先でのたくさんの出会い。人生において本当に大切な時間を過ごすことができました。

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そんな私たちの世界一周ですが、帰国してからたくさんの人に「旅中に喧嘩とかしなかったの?」「夫婦旅って結構大変じゃなかった?」「一人の方が楽じゃない?」など、そんな質問をよくうけることがあります。

しかし、私たち二人は「夫婦で」世界一周に行くことができて本当に良かったと思っていますし、むしろ夫婦やカップル旅をお勧めします。

なぜ夫婦旅をお勧めするのか。今回の記事では、僕たち夫婦の旅先での喧嘩やトラブル。パートナーに対する本音などをお互いへのインタビュー形式で紹介した上で、「夫婦旅をお勧めする理由」をお伝えします。

 

夫から妻へのインタビュー:世界一周最大の喧嘩は?

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ーー実際、旅先で数えきれないくらい喧嘩しましたが、「もう日本に帰りたい!」とか、「別々に行動したい!」と思うような一番の喧嘩はなんですか?

本当、たくさん喧嘩しましたね。どっちが前を歩く!とか、バックパックに荷物を詰めるときの詰め方とか、今思えば本当に小さなことでたくさん喧嘩しましたね。

その中でも「もう日本に帰りたい!」と一番思った喧嘩は、ブルガリアのソフィアでした喧嘩ですかね。ヨーロッパの周遊ルートがなかなか決まらず、お互いイライラしているとき。

もともと私は地理が苦手で、どちらかというとルートはおまかせって感じでずっと来ていたのに、「ルート考える気あんの?ちょっとは覚えろよ!」と怒られたときが一番悲しかったし、日本に帰りたかったです。だって、本当にわからないのにそんなこと厳しく言われてもどうしようもないし…。

あー!ありましたね。今思えば懐かしい喧嘩ですが、あの時は半日くらい口きかなかったですし、確かにこの旅で一番大きな喧嘩だったかもしれません。

僕が地理や観光地を丁寧に説明する。みんとはできるだけ覚える努力をする。2人でそう決めて解決したんでしたね。

 

惚れ直したタイミングは?

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ーー喧嘩もたくさんしましたが、やっぱりこれだけ長い間二人でいるとパートナーのことを惚れ直した!なんてことがあったんじゃないですか?

ありましたね。たくさん喧嘩をしても、私のことを置いてどこかに行ったり、話し合いを投げ出したりすることがないところですね。途中で投げ出さず、解決するまでしっかりと話し合いをしてくれるところは改めて良いなと思いました。

あとは、ミャンマーで泊まったホステルの環境の悪さに私が悲しんでいると(今思えば全然悪くない環境でしたが)、「これくらいで文句言うなよ!」なんて言うのではなく、私の気持ちを汲み取ってくれて、深夜に別のホステルを探しに行ってくれたし、改めて相手の良いところに気づくことは旅先で多かったと思います。

確かに、喧嘩をしても投げ出したりはしませんでしたね。惚れ直したって言われるとやっぱりうれしいです!

 

頼りないなーと思ったことは?

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ーー惚れ直してもらえたのはうれしいですが、逆に頼りないなと思ったときはありますか?

あります。大いにありますね!旦那が意外にも病弱だったところです。世界一周に出発してたった3週間で熱を出して感染症疑いで病院にかかったり、モロッコで食中毒になって熱痙攣をおこしたり。

同じ生活をしていて、食事も同じものを食べて、なんでそんなに体調を壊すのか不思議です…。

何も言えませんね…、はい。これからは強い体を作るよう努力します…。

 

世界一周に夫婦で出てよかった理由は?

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ーー世界一周を終えて、「二人で行けてよかった」というのはよく話しましたが、どうして夫婦で行くのが良いと思いましたか?

んー。何かに行き詰まっても、二人でいたら笑うことができるからですかね。パタゴニアの物価が高くてお昼ご飯を二人で1つのスナックを半分に分ける日々が続いたり、節約のために設備のひどい安宿に泊まったりしても、「俺らお金やばいな!」「どうなってんだよこの宿!」なんて、結局つらいことも笑いに変えて気にしなくなりましたし、むしろ楽しめる。

モロッコで入院したときも、「二人とも入院なんてネタやな」なんて笑っていられたし…。そうやって夫婦の仲も深められたと思うので。

人にもよると思いますが、確かに一人なら気分が沈むことでも、二人なら笑顔になれる気がしますね。カップルや夫婦という二人なら、辛い経験も良い思い出になると思います。

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前田 哲都 夫婦でハネムーン世界一周

夫(てつと)。1988年生まれ大阪出身。嫁(ちぃ)。1985年生まれ北海道出身。2011年7月就航のピースボート74回クルーズに乗船し出会う。 2016年7月に入籍。2017年6月から互いに教師、建築士の仕事をいったん退職し、ハネムーン世界一周をふたりでスタートさせる。好奇心旺盛の目立ちたがり屋!でも、根はすごく真面目のてつと。のほほ~んとしていてバックパッカーにはならない風貌のちぃ。それでもふたりで世界一周にいきます!

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