ライター
土庄 雄平 山岳自転車旅ライター・フォトグラファー

1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、メーカー営業職とトラベルライターを両立。現在は、IT企業に勤務しながら、自然や暮らしに一歩踏み込む、情報発信に精を出す。 山岳雑誌『山と渓谷』へ寄稿、「夏のYAMAPフォトコンテスト2020」入賞、「創業110周年記念 愛知銀行フォトコンテスト」最優秀賞など。山での活動をライフワークとし、学生来、日本全国への自転車旅を継続している。

こんにちは!行きたい山が多すぎる、山岳自転車旅ライターの土庄です。

これまでTABIPPOでは、登山を組み合わせたアウトドアな旅の楽しみ方として、「山旅」とその魅力について執筆してきました。

しかし、ひとえに「山旅」といっても、登山未経験の場合、ハードルが高いと思われる方も多いでしょう。そこで今回は、初心者でも実践可能な「山旅」の楽しみ方と、おすすめの旅先をご紹介します。

日本の屋根をなす北アルプスや、神々の遊ぶ庭と呼ばれる北海道・大雪山など、旅先に山を取り入れるだけで、非日常や冒険感を一気に高められますよ!

山旅の高まりと、その魅力


近年、アウトドアのニーズが急速に高まっています。日頃の健康維持や、休日の充実、またコロナ禍において、三密回避のアクティビティとして注目されている側面もあります。

旅の志向を示すアンケート結果からも、登山・ハイキングの人気が上がっていることがわかっており、少しずつ登山者も若年化してきました。


「山旅」とは、登山・ハイキングの裾野を少しでも広げようとする概念。いわば、山MIXの旅スタイルとして、広範な活動を指します。

「山」といっても、そこに登ることがすべてではなく、「旅の中へ自然豊かな山の世界をどう組み合わせるか」ということに焦点が置かれています。

つまり、山に登り慣れた登山者だけでなく、「これから山を始めよう!」という初心者の方にも向けられているのです。

入門編「山旅」楽しみ方のバリエーション

一般的には、登山+登山口付近で観光を楽しむスタイルが取られることの多い山旅。しかしこれはひとつの方向性にすぎず、山旅の楽しみ方には豊富なバリエーションがあります。

まずは、筆者おすすめの「山旅」の楽しみ方を5つご紹介します。

【1】展望台を目指してみる


まず1番手軽なのが「展望台」を目指すこと。展望台は観光目的で設置されていることも多く、車で行ける場所もたくさんあります。

たとえばこのスタイルの山旅でお勧めしたいのが、信州です。日本アルプスお膝元の信州ですが、その日本屈指の山並みを見渡すように、絶景を楽しめる展望台が至る場所に設けられています。


車でのぼり、少し散策するだけで登山気分を味わえるのが展望台の魅力。時間のロスが少ないこともメリットでしょう。

展望台を巡るだけでも、四季折々の山岳絶景に出会うことができ、写真撮影もはかどります。

【2】山岳スカイラインを走る


「日本の絶景道100選」のほとんどが山岳スカイラインであることからもわかるように、国土全体が起伏に富んだ日本は、すばらしい道の宝庫です。

たとえば北海道「知床横断道路」や、岩手県・秋田県「八幡平アスピーテライン」、四国「UFOライン」など、数えきれない一級の山岳道路が、全国各地に存在します。


かつて有料だった道路も今や無料化され、手軽に利用できるようになったのも魅力といえるでしょう。

移動しながら山岳情緒を感じる。冷涼な山の空気を感じ、懐の広い自然を眺める。これだけで一気に、非日常感が高まるはず。

【3】山岳ロープウェイへ乗る


もっとダイレクトに山の絶景を楽しみたいのであれば、山岳ロープウェイがぴったり。少しハードルが高い日本アルプスも、ロープウェイを利用すれば楽々アプローチできます。

たとえば北海道・旭岳ロープウェイや、北アルプス・新穂高ロープウェイ、中央アルプス・駒ヶ岳ロープウェイ。一気に高山帯まで移動できるのは大きなメリットといえるでしょう。


防寒対策は必須ですが、普通の服装や準備で、日本屈指の山岳絶景を堪能することができます。

一方で、ロープウェイで山麓までアクセスできる山は、総じて人気で登りやすい山も多いため、本格的な登山入門にも最適です。

【4】軽ハイキングを楽しむ


ひとえに山に登ると言っても、遊歩道レベルで軽くハイキングを楽しめる場所も、日本全国にたくさん存在します。登山入門として、旅先で歩いてみるのもおすすめです。

たとえば山形県の「山寺」や奈良県の「曽爾高原」、岐阜県の「宇江津四十八滝」などでは、身体を動かしながら美しい自然に浸ることができます。


登山初心者の方にとっても、練習の場となるような場所も多いので、旅行先の周辺でハイキングが組み合わせられる場所を探してみるのも楽しいですよ。

旅程にハイキングを組み込むだけで、旅のオリジナリティが上がり、同時にアドベンチャー感も高まるはず!

【5】秘湯の宿に宿泊する


山の楽しみ方として、「秘湯の宿」に泊まってみるのもおもしろいでしょう。秘湯は総じて山奥にあり、周囲の自然と調和しています。源泉もその母なる自然、火山がもたらしている恵みです。

温泉を楽しむ以外にも、渓流で釣った魚、自生している山菜など、山のフルコース料理を満喫することもできますよ。


目で見て山を楽しむだけでなく、山に触れて味わえるのが秘湯の魅力。自然と人の共存のカタチを見て取れるのもおもしろいポイントです。

冬は登山が難しくなりますが、「乳頭温泉郷」や「銀山温泉」など、閉ざされた場所で雪見風呂を楽しめる、東北の秘湯がイチオシです。

ライター
土庄 雄平 山岳自転車旅ライター・フォトグラファー

1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、メーカー営業職とトラベルライターを両立。現在は、IT企業に勤務しながら、自然や暮らしに一歩踏み込む、情報発信に精を出す。 山岳雑誌『山と渓谷』へ寄稿、「夏のYAMAPフォトコンテスト2020」入賞、「創業110周年記念 愛知銀行フォトコンテスト」最優秀賞など。山での活動をライフワークとし、学生来、日本全国への自転車旅を継続している。

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