旅にトラブルは付き物です。誰しも予期せぬトラブルや失敗を経験しているだろうし、これから旅に出る人はそれが心配だったりしますよね。
世界44ヵ国を回ってきた私の失敗は数知れません!もともととても適当な人間で細かいことを気にしないので、なんとかなる!で失敗を切り抜けてきました。
そんな私の3つの失敗と、それを切り抜けた方法をご紹介します!
ビザ?そんなの届きましたっけ?
Photo by Ayumi Hara
2009年10月、翌年のバンクーバーオリンピックを見たくて私はカナダへワーキングホリデーに行くことにしました。
オーストラリアでのワーホリを経験済みなので、今回はチケットもビザも全て自分で手配しました。完璧!私もやれば出来るじゃん!と思いながら、母と成田空港へ向かい2時間前にチェックインカウンターへ。
パスポートを見たお姉さんは笑顔で私に言いました。
「ワーキングホリデーのビザの書類はお持ちですか?」
「…ビザ…ですか?」全く何のことか分からずポカーンとしていると、「はい、オンライン申請をしていれば、ご自宅に茶封筒でビザが届いていると思うんですが」。
10秒ほど頭が真っ白になり、はっと思い出しました。確か、めでたい1月1日にGovernment of Canadaという茶封筒が届いていた!
実は私、封筒が届いたことでビザが取れたと安心して、開封すらしていなかったのです。もう家に帰っている時間はない…考えた結果。
こうやって切り抜けた!
「大丈夫です!とりあえず行ってみます!だめなら帰ってきます!」と無理やり説得。
いや、何が大丈夫だって話なんですが、不安そうなお姉さんと母を横目に、なんとかなると思っていた私は無事に飛行機に乗らせてもらえました。
バンクーバー空港に着き、ビザをもらうカウンターに並ぶと、運悪く私の番で身長2mくらいでもありそうな強面の黒人の男性スタッフでした。
「ビザを自宅に忘れてきたんですけど、来ました」と言うと、「は?(笑)きみ、何しに来たの?そんな人初めてだよ!」と周りのスタッフを交えて爆笑し、ニヤニヤしながら何やら相談。
私もつられて爆笑すると、「You crazyだからいいよ。次来るときは忘れるなよ!」と言ってくれて、無事に入国して1年間滞在することができました。
とりあえずダメ元でもやってみる!というのはとても大切なことです。でも、パスポートや航空券などの持ち物のチェックはやっぱり入念にしましょう!
やっぱり涙は女の武器!?
Photo by Ayumi Hara
Photo by Ayumi Hara
2008年に私は2ヶ月間のニュージーランド一周のバックパッカー旅をしていました。2年間のオーストラリアのワーキングホリデーを終えて、その貯めたお金でする自由気ままな旅でした。
当時まだ海外キャッシングなどを知らなかった私は、オーストラリアで現金を全ておろして、それを小分けにして持ち歩く方法をしていました。
帰国まであと10日、北島にあるロトルアという町の安宿で朝起きると、1番大金を入れていたお財布が見当たらない!いたはずのルームメイト2人はすでにチェックアウト済み!
残っていた私の全財産は日本円で約2000円ほどでした。どうやっても成田行きの飛行機に乗るオークランドまで行くことができない=帰国できない!20歳の私は大パニックでした。
落ち着くためにホットミルクを飲みながら考えた結果。
こうやって切り抜けた!
現地の銀行で口座をつくって、大至急で母に送金してもらうしかない!短期旅行者でそんな即日で口座開設ができるか不安だったけど、なんとかなるでしょ!と現地のANZ銀行へ。