ライター
染谷ノエル 舞台俳優/フォトグラファー/被写体/執筆

東京都出身。演劇を学ぶため中学卒業後に単身渡英し、ノーサンプトンのBosworth Independent Collegeなどに通う。4年半後に帰国、上智大学にて英文学を専攻。舞台俳優のキャリアは16年目を迎える(2024年時点)。写真は留学中、"Photography"の授業がきっかけで本格的に取り組むようになった。旅や日常をドラマチックに切り取る表現を得意とし、雑誌やWEBメディアなどでの作品掲載多数。 撮影、執筆、被写体の三役をこなすキャリアを活かし、取材、連載などでも活躍する。

訪れたのは、東京から飛行機で3時間ほどの奄美大島。
降り立つのは初めてのことで、少しだけ浮き足立ちます。

この日は曇天で、あいにくのお天気。
それでも東京よりずっと暖かくて、コートを着ずにすむ身軽さがとても気持ちいいです。

今回の旅のお供は、「ittemi」というアプリ。
開くと、マップ上にたくさんのタイトルとピンが並んでいて、タップしてみると、その場所の写真が出てくる仕組み。
目的地の150m以内に近づくと、さらに詳しい情報が見られるようになっています。

▲タイトルがずらり

初めての奄美大島だけれど、行く場所はあえて何も決めていない。
私の旅をそっとお手伝いしてくれる「ittemi」と一緒だから、ぜんぶ委ねてみることにしました。

今回は、現地に行ってから楽しめるアプリ、ittemiを使いながら旅した記録をお届けします。

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行ってみよう、を後押ししてくれる、「ittemi」

ittemiを見て、「行ってみよう!」と最初に足を運んだのは「ビラビーチ」。
ハートロックがあることでも有名な場所で、ジャングルのような道を通ると、広い海が見えてきます。

サラサラの白い砂の上を歩きながら、深呼吸。

スケジュールをたくさんに詰め込んだ旅も好きだけれど、気ままな旅も好き。
奄美大島は、ゆったりと時間を過ごすのにぴったりな気がします。


ここから、私の旅はスタートだ。

そこかしこで感じる植物たちの息づかい

奄美大島には、豊かな自然があふれています。
少し歩くだけでも目を惹く鮮やかな色。圧倒される緑の艶やかさ。



ittemiが教えてくれた、大きなガジュマル。
お気に入りの植物を探すのも、旅のひとつの楽しみかもしれません。

奄美大島ならではのご飯を満喫

ノープランと言っても、お土産はどこで買ったらいいかは奄美大島出身の友人にリサーチ済み。友人に言われた、「ビッグII」へ。
ittemiにもしっかりと載っていたので、さっそく車を走らせました。

ビッグIIは、食品から日用品、お土産も揃っている総合スーパー。
「あまみやげ」というコーナーには、奄美ならではの特産を使ったお土産がたくさん。
私はいつも、食材やお菓子なんかをお土産に選びます。
今回は鶏飯とたんかんのジャムをゲット。これで東京に帰ってからも、しっかり奄美大島を味わうことができます。


次に奄美や沖縄など、南の島ならではの魚が並ぶ鮮魚店へと向かいます。

お店の中には、聞き慣れない魚の名前がいっぱい。
店員さんに教えてもらいながら買ってみたのは「青マツ」という魚。
癖のないさっぱりした味わいでとても美味しくいただきました。

お昼時間は、島とうふ屋専門店だという、「島豆腐 高野」さんでひと休み。



頼んだのは、「島とうふ定食」。
豚の角煮や、ピーナツとうふ、すまし汁などが並びます。
湯葉のふりかけは初めての体験。

ふわふわの厚揚げは、とってもボリューミー。思わず「わあっ」と声が出てしまいました。
おいしいご飯は、質のいいエネルギーチャージへとつながります。

ittemiが教えてくれたのは、優しい場所

雨が本格的に降ってきて、車の中で「さてどうしよう」なんて呟く。


アプリの地図上では、現在地から150m以内で行けそうな場所が黄色く色づいています。
「ご満悦わんわん」というお茶目なタイトルの場所をタップしてみると、秋名の厳島神社があるらしい。

ならばと、雨でしっとりとした空気をまとう緑道を通って、いざ厳島神社へ!
静かに佇んでいる神社は綺麗に管理されていて、地元の人たちから大事にされていることがうかがえます。ふと周りを見ると、秋名の漁港が見えました。


雨の音と、知らない鳥の声。

それに少し遠くに見える海の空気。
雨も冷たくはなくて、呼吸をするたびになんだかこの島が愛しくなっていきます。

神社からの帰り道、小さな扉があることに気づきました。
横には、「どうぞご自由にお入りご覧ください」の文字。

私の身長よりも小さな扉の中をそっと覗くと、そこにはたくさんの植物たちがお出迎え。
まるで絵本の世界に迷い込んでしまったような気分です。
ちょっとだけ勇気を出して、その扉をくぐってみると…。

「コーヒーでも飲んで行きなさい」

そう声をかけてくれたのは、ここに住むお父さん。
この絵本みたいなお庭は、お父さんが何年もかけて造り上げた空間だそう。
春と初夏には、たくさんの蝶々が飛び回るのだといいます。

ittemiを見てみると、しっかりとピンが立っていました。
タイトルは「てふてふ桃源郷」。

なるほど、その景色はまさに桃源郷だろうなぁ。粋なネーミングセンスです。



お父さんが淹れてくれたコーヒーと、一緒に出してくれたチョコレート。
食べやすいように、袋を切ってくれました。小さな優しさが、じんわり心に染みます。

初めて来る場所。
だけど、またいつか遊びに行ったら「ただいま」と言ってしまいそうな心地よさに、思わず長く滞在してしまいました。
全く予想もしていなかった時間だけれど、「そうそう、旅ってこういう偶然がもたらす新しい出会いが面白いんだよね」と思います。

雨が降っていなかったら、眩しいほどの青が映し出される海に走り出していたかもしれないし、小さな扉の中に入ろうと思わなかったかもしれない。
それはそれでいい選択。ittemiが教えてくれた、ネットには載っていない柔らかな場所。

だけど、雨が降っていたからこそ巡りあえたこの時間。今日はもう大正解。

私にとって、帰る場所が一つ増えた気分です。

ittemiは、等身大の地元を教えてくれる

2日目の朝。
昨日の雨模様とは打って変わって、青空をのぞかせてくれました。
今日は、名瀬の街中にある謎のタイトルがつくピンが多いエリアを歩いてみることにしました。

道すがら、奄美大島に来てから初めての猫との遭遇。

出会う猫たちが可愛くて思わず立ち止まってしまいます。
奄美大島にいる猫が、一層のんびり屋さんに見えるのは、島の空気がそうだからかな。

寄り道をしながら辿り着いたのは、アプリで「3,2,1 マー」というタイトルの場所。
ここは、奄美大島のお土産がふんだんに揃っている「3,2,1 マーケット」というスーパーマーケット。昨日のビッグIIに寄ることができない人は、ここに寄るとお土産がゲットできるかもしれません。

今日は、黒糖ドーナツと珈琲を購入。
なんだか小腹が空いたから、このドーナツをかじりたい。
レジでは店員さんが「どこから来たの?」と声をかけてくれました。

「東京です」と答えると、「ここは東京より気温がずっと暖かいでしょう」とニコニコ。
たったこれだけの会話だけれど、東京に戻ってきた今でも心に残っています。

相手から手を差し伸べてくれるコミュニケーションがあたたかい。昨日のお父さんを思い出しながら、さくり、とドーナツをかじってみました。

マーケットの前に、もう1つ、不思議なタイトルが。「降すタイプですか?」。なんだろう?

それは、バー式の駐車場でした。
アプリの目の付けどころが面白くて、思わず笑ってしまいました。東京では見たことがない形。
地元の「当たり前」を教えてくれるのが、ittemiのいいところ。

街を歩きながら、名瀬の雰囲気を味わう

時刻は朝8:15。
奄美大島はパンが美味しいとのことだから、朝ごはんを求めパン屋さんへ向かいます。
「SANDWICH CAFE」に着くと、まだ朝早いというのに行列ができていました。

それも納得、美味しそうなサンドイッチがずらり。テイクアウトにして、ロースハムエッグを注文しました。お散歩しながら、いただくとしよう。


ここからはまた何も決めずにまた街歩き。
きっと地元の人にはなんでもない風景。
当たり前の風景。
だけどどこか愛しくて、あったかい。


▲ittemiに載っていた「外見レトロその1」



この旅の最後を締めくくるのは、やっぱり海

最後は「手広海岸」へ。
昨日とはまた違う雰囲気で、こちらは本当に静かでした。
雲が近くて、波の音しか聞こえません。お日様が出ていたから、昨日よりずっと海は青い。
冬は人がいないので、なんだか海を独り占めしている気分。



今回は、ittemiにほぼ行き先を委ねるような形の旅でした。
これはなんだろう?から始まった、偶然の出会いや景色。


ittemiはあなたの選択肢をそっと増やしてくれます。
だから、あなたの判断で行ってみてもいいし、行ってみなくてもいい。
でも、これはなんだろう?と思った時から、心は奄美大島にちょっぴり近づいている気がするのです。

あなたなら、ittemiを片手にどんな旅をしますか?

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All photo by Shigeki Naganuma

    ライター
    染谷ノエル 舞台俳優/フォトグラファー/被写体/執筆

    東京都出身。演劇を学ぶため中学卒業後に単身渡英し、ノーサンプトンのBosworth Independent Collegeなどに通う。4年半後に帰国、上智大学にて英文学を専攻。舞台俳優のキャリアは16年目を迎える(2024年時点)。写真は留学中、"Photography"の授業がきっかけで本格的に取り組むようになった。旅や日常をドラマチックに切り取る表現を得意とし、雑誌やWEBメディアなどでの作品掲載多数。 撮影、執筆、被写体の三役をこなすキャリアを活かし、取材、連載などでも活躍する。

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