三宅島
島の概要・特徴
火山島と知られる三宅島。最近では2000年の噴火が記憶に新しいですが、2005年には観光客の受け入れが再開され、天皇皇后両陛下も2006年に慰労のため三宅島に訪れています。
三宅島の周辺の海はさまざまな海洋生物が生息しており、その数約600種類以上、サンゴは約90種類以上と言われています。かつ噴火があったからこそのポイントや魚の数が多くなったとも言われており、今も昔も三宅島の海に魅せられているダイバーは多く存在するのです。
また、島全体が富士箱根伊豆国立公園に登録されており、多くの野鳥が見えるバードアイランドとしても有名で、火山島ならではの観光名所などもあります。
そんな三宅島への一般的なアクセス方法は竹芝桟橋(東京)から船で約6時間30分、または調布飛行場から飛行機で約30分などです。
代表的なグルメ・特産品など
三宅島周辺には伊勢海老が多く生息しており、秋に漁が解禁になります。年間約2トンが水揚げされますが、ほとんどが地産地消されてしまうので見つけたらぜひ味わってみてください。
他にもくさや、岡太楼本舗の牛乳せんべいなどが人気です。
おすすめ観光名所1:大久保浜
島の北部に位置する大久保浜は火山島・三宅島ならではの黒砂海岸。約2kmものブラックサンドビーチが続きます。他のビーチでは体験できない真っ黒な砂浜をよく観察してみましょう。
大久保浜にはキャンプ場もあり、海水浴を楽しんだバーベキューなども可能です。また、大久保浜はダイビングスポットとしても人気があり、ウミガメにも会えることが多いポイントとして知られています。
・名称:大久保浜
・住所:東京都三宅村
・アクセス:最寄りバス停「大久保浜」から徒歩約3分
・電話番号:04994-5-1144(三宅島観光協会)
・料金:無料
・公式サイトURL:http://www.miyakejima.gr.jp/see/okubohama/
おすすめ観光名所2:火山体験遊歩道
photo by pixta
1983年に起きた噴火によって集落の300棟以上が被害を受けた阿古地区。火山体験遊歩道はその溶岩に飲み込まれた阿古地区の一部に設置され、溶岩の上を歩くことができます。
集落内にあり、同じく被害にあった阿古小学校・中学校の建物は今もそのまま残されており、観光名所となっています。当時の噴火の恐ろしさがとても感じられるスポットです。
・名称:火山体験遊歩道
・住所:東京都三宅島三宅村阿古
・アクセス:最寄りバス停バス停「夕景浜」から徒歩約5分
・電話番号:04994-5-1144(三宅島観光協会)
・料金:無料
・公式サイトURL:http://www.miyakejima.gr.jp/see/kazantaikenyuhodou/
おすすめ観光名所3:伊豆岬灯台
島の北西部の伊豆岬灯台は明治42年に作られた古い無人のランプ式灯台です。純白の灯台は青い海と緑の大地の中でよく目立ちます。
昼間の景色も良いですが、より人気があるのが夕暮れ時。海に沈む夕日と灯台の組み合わせはとても風情がありますよね。また、星空鑑賞スポットとしてもおすすめです。
・名称:伊豆岬灯台
・住所:東京都三宅村
・アクセス:三池港から車で約22分
・電話番号:04994-5-1144(三宅島観光協会)
・料金:見学無料
・公式サイトURL:http://www.miyakejima.gr.jp/see/izumisaki/
御蔵島
島の概要・特徴
野生のイルカと泳げることで全国的に有名な御蔵島(みくらじま)。東京からは約200km南にある、原生林に覆われた手つかずの自然が残る島です。伊豆七島の中では水源に恵まれており、ミネラルウォーターとして販売もされています。
富士箱根伊豆国立公園に指定されており、島に滞在する際は自然保護の観点から滞在のルールがいくつもあります。例えば野宿やキャンプは禁止のため事前に宿泊先の予約が必要だったり、山に入るにはガイドの予約が必要だったりするので、必ず訪れる前に確認をしましょう。
御蔵島への一般的なアクセス方法は竹芝桟橋(東京)から船で約7時間30分、または三宅島から飛行機で約10分などです。
代表的なグルメ・特産品など
先ほども触れた島の原生林の水源から汲んだミネラルウォーター「御蔵の源水」をはじめ、島の焼酎「樹雨」や砂糖と卵と小麦粉を焼いた「ほうろく焼き」などが有名です。
そのほか御蔵島イルカまんじゅう、御蔵島イルカせんべいなどイルカにまつわるお土産が多くあります。
おすすめ観光名所1:イルカウォッチング(御蔵島周辺の海域)
photo by pixta
御蔵島を一躍有名にしたのが野生のミナミハンドウイルカと泳ぐこともできるイルカウォッチング。島の周辺には約100頭を超えるイルカが住んでいると言われており、陸からもその姿が見えることもあるくらいです。
イルカウォッチングは必ず事前の予約が必要になり、細かなルールもあるため全て船頭さんの指示に従ってもらうことになります。だいたい乗船時間は2時間、ルールを守って船の上から観察したり、一緒に泳ぐドルフィンスイムを楽しみましょう。
・名称:イルカウォッチング
・住所:御蔵島周辺の海域
・予約方法:宿泊先の宿で予約する
・料金:問合せ
・公式サイトURL:http://mikura-isle.com/?page_id=379
おすすめ観光名所2:長滝山
御蔵島の最高峰の山・御山の次に高い長滝山。標高は850mで自然豊かな登山道を歩いていくハイキングコースです。いろいろな植物が見られるでしょう。
山頂近くは大パノラマの眺望で、遠くに伊豆諸島が望める絶景です。もう少し進むと御山の山頂も見えてきて、山頂まで行くこともできます。(その場合ガイド代は1日分)。
・名称:長滝山
・住所:東京都御蔵島村
・定休日:ガイドによる
・電話番号:ガイドによって異なる。
・料金:ガイド同行が条件。一人あたり4.000円、一人参加の場合7.000円。
ただし8名以上の場合はガイドが2名必要。詳しくは問合せ要。
・公式サイトURL:http://mikura-isle.com/?page_id=376
おすすめ観光名所3:御蔵島の巨樹(南郷コース)
photo by pixta
南郷コースは急な斜面などがないので比較的初心者向けのハイキングコース。御蔵島は日本の巨樹の生息率5%を占める巨樹の島でもあり、南郷の森でも歩きながら色々な巨樹を見れるでしょう。
一番の目玉は幹の周りが14mもあるスダジイ巨樹。「大ジイ」とも呼ばれ、壮観な姿を見せてくれます。
・名称:御蔵島の巨樹(南郷コース)
・住所:東京都御蔵島村
・定休日:ガイドによる
・電話番号:各ガイドによって異なる。
・料金:ガイド同行が条件。一人あたり4.000円、一人参加の場合7.000円。
ただし8名以上の場合はガイドが2名必要。詳しくは問合せ要。
・公式サイトURL:http://mikura-isle.com/?page_id=376#course3
八丈島
島の概要・特徴
年間平均20度という温厚な気候から、昔から「日本のハワイ」として親しまれた八丈島。海外に行くより近いことから東京から一番近い南国とも言われています。
黒潮の恩恵を受ける八丈島は700種類以上もの海洋生物が生息していると言われる絶好の釣りポイント。さらに八丈ブルーと称される、碧く透き通る海はダイバーにも大人気。ウミガメの遭遇率は90%とも言われ、ウミガメと泳げる海としても知られています。
八丈島への一般的なアクセス方法は羽田空港から八丈島空港まで飛行機で約55分、または竹芝桟橋(東京)から船で約10時間20分です。
代表的なグルメ・特産品など
郷土料理には流刑地だった八丈島ならではの「御赦免料理」というものがあります。罪人が赦免される際の祝いに振る舞われた料理だそうです。御赦免料理の中でも提供される「麦ぞうすい」は八丈島で古くから食べられている郷土料理中の郷土料理です。
同じく古くから食べられているものに「島寿司」があります。醤油ダレに魚を漬けて握りで食べるのが一般的です。また、お土産では島焼酎やくさや、本場黄八丈の製品などが人気があります。
おすすめ観光名所1:登龍峠(のぼりょうとうげ)展望
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八丈島の中でトップクラスの景勝地がこの登龍峠展望。展望台からの景色は「新東京百景」にも選ばれており、眼下には底土港や神湊港が望め、目の前には八丈富士と八丈小島が見える絶景スポットです。
特に八丈富士の雄大な景色には惚れ惚れするでしょう。八丈島を代表する山であり、姿見が大変美しく見えます。
・名称:登龍峠展望
・住所:東京都八丈町三根
・アクセス:底土港から車で約15分
・電話番号:04996-2-1377(八丈島観光協会)
・料金:見学無料
・公式サイトURL:http://www.town.hachijo.tokyo.jp/kankou_spot/mitsune.html#03
おすすめ観光名所2:島周辺の海(ダイビング)
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日本国内でも圧倒的な透明度を誇るのは八丈島の海。その美しさから八丈ブルーと呼ばれ、透明度は20m級と言われています。海中の写真もここが本当に海の中か分からないほど綺麗ですよね。
なお、ウミガメの遭遇率は9割を超える高さなので、ダイブすれば高確率でウミガメと出会うことができます。八丈島に来たらダイビングはやらなきゃ損ですよ!(ライセンス不要の体験ダイビングもあり)。
・名称:島周辺の海(ダイビング)
・住所:八丈島周辺
・他、詳細情報は各ダイビング会社のホームページをご確認ください。
・公式サイトURL:http://www.hachijo.gr.jp/specials/
おすすめ観光名所3:ふれあい牧場
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ふれあい牧場は八丈富士の6~7合目という標高が少し高めのところにある牧場で、黒毛和牛やジャージー牛を飼育しています。周りは青々とした牧草地となっており、碧い海と空のコラボレーションはとても絵になります。
また、ゴールデンウィークと夏のみに販売されるふれあい牧場のアイスクリームは絶品で大人気。展望台からの景色も必見なので、花より団子にならないように気を付けてくださいね。
・名称:ふれあい牧場
・住所:東京都八丈島八丈町大賀郷5627-1
・アクセス:八丈島空からり車で約15分
・営業時間:09:30~16:00
・定休日:年中無休
・料金:無料
・公式サイトURL:http://www.town.hachijo.tokyo.jp/kankou_spot/okago.html#05
こんなにも素晴らしい離島の数々が東京都にはある!
伊豆七島のそれぞれの特徴やおすすめ観光スポットをお伝えしましたが、本当に自然豊かで美しい島ばかりです。沖縄や海外に行かなくても綺麗な海はあるんですよ!
一度島に訪れれば七島すべて制覇したくなるはず。ぜひコンプリートして伊豆七島マスターになってくださいね。