ライター
Yu Villegas 元パティシエ&日本語教師

娘二人が産まれてからも、旅は引き続き人生の生きがい。格安航空券を見つけては、週末旅に出かける日々。元パティシエ&日本語教師。旅で何よりも楽しみなのは、そこでしか食べられないローカルフードや地元の人々との交流。渡航国数34ヵ国。現在はワーホリ以来12年ぶりにドイツ滞在中。 インスタやブログでも旅情報を発信中。

こんにちは、ドイツ在住トラベルライターのYuです。

突然ですが、私の夫はメキシコ出身で生粋の旅行好きかつ歴史オタク。日本にも計3回訪れており、毎回1カ月以上かけて家族で各地を旅してまわります。

そんな彼が話す、日本の「美しい文化や体験」が日本人の私からみて面白かったので、今回ご紹介させてください。日本の新たな魅力を再発見したり、外国人の観光案内したりするときの参考にしたりしてもらえたら嬉しいです。

世界各国を旅した夫

Enrique Villegas
メキシコの小さな村で幼少期を過ごしたあと、米国カリフォルニア州へ家族で移住。大学卒業後、ブラジルで2年間スペイン語・英語の語学教師をするかたわら南米をバックパック旅行し、アフガニスタン・キリギスタン(キルギス共和国)・ドイツで就業。ドイツ滞在中にはヨーロッパをバックパック旅行。その後は米空軍属としてアメリカ各州、ポルトガル領アゾレス諸島、クウェート、ドイツ……と転勤が続き、現在に至る。

「いろいろな国を旅したけど、日本に初めて来たときの衝撃は忘れられない」
日本の印象を聞かれたときに、必ずと言っていいほどそう口にする夫。

空港に降り立った途端目に飛び込んでくる日本語とモダンな雰囲気に、「今までとはけた違いの外国にきたー!」と興奮したそうです(それ以前に中東・南米・ヨーロッパを旅行済みで、海外の景色には慣れていたつもりだったそう)。


東京の電車の混雑具合や複雑な路線図に苦戦しつつも、静かに整然と列をなすサラリーマンの姿に感動したり、近代的なビルの合間にある古い神社の美しさに思わず足を止めたり。

大衆居酒屋のにぎやかな雰囲気、そこで食べる感動の味に、真心のこもった粋なサービス。

日本の多くの観光地を旅した中でも、特に印象に残っているのはこんなふとした瞬間だったのだとか。


どれも私たち日本人からしたら日常的な光景ですが、外国人から見ると新鮮で日本らしさを感じられるのかもしれません。

ここからは、そんな外国人トラベラー目線の「日本の美しさ」を構成する5つのことを、順番に紹介していきたいと思います。

桜の風景


美しい四季のある日本。

新緑の夏、紅葉の秋、雪景色の冬……どの季節も美しいのですが、外国の方が日本をイメージするときに思い浮かべるのはやはり「桜の風景」。

日本人になじみ深く特別な存在である桜ですが、それは外国人トラベラーにもいえるようです。

お花見という文化


メキシコといって私たちがサボテンをイメージするように、日本に来る前から「日本=桜」という漠然としたイメージがあったという夫。

そして実際に、満開の美しい桜を見ながら仲間や家族とワイワイおいしいごはんとお酒を飲む体験を通して、どれだけ桜が日本人の生活に根付いているかを深く実感できたそう。

お花見は日本でのお気に入りの思い出になっているようです。

奉納相撲と桜


神様に奉納するために、神社やお寺などで開催される奉納大相撲。

伊勢神宮・明治神宮・靖国神社の3つが有名ですが、なかでも靖国神社のものは桜のシーズンに行われるため「花見相撲」との別名もあるんだとか。

桜の花びらが舞い落ちるなか見る相撲はとても幻想的で、夫にとって特別な体験となったようです。


そもそも相撲の起源は、古事記に出てくる神話の時代にまでさかのぼるというのはご存じでしょうか?

相撲は日本独自の神道とも深い結びつきがあり、神道に関わるさまざまな伝統が今も残っています。

世界各国でさまざまなスポーツを観戦してきた夫ですが、「宗教とスポーツがこのように密接な関わっていて、伝統として今も残っているのは見たことがない。伝統と歴史を重んじる日本らしさの象徴だね」と感激していました。

祭りの文化


「日本の夏」といえば、お祭り。

夏になると日本各地でさまざまなお祭りが開催され、お祭り目当てに来日する外国人トラベラーも数多くいるほど、日本を象徴するイベントとなっています。

千年以上も続く「祭りの伝統」


日本のお祭り文化はとても歴史が長く、例えば京都の「祇園祭」は、1000年以上も前から行われてきた世界最古のお祭りのひとつです。

まだ歴史の浅いアメリカで育った夫からしたら、1000年以上もの間ずっと同じお祭りが続いているということに良い意味でショックを受けたそう。

長い歴史の間、戦乱の世・火災・第二次世界大戦などにより、何度も中断された祇園祭。しかし、地元の人々のパワーによって毎回復興され、伝統が今でも守られています。

その事実から、歴史の重みや人々のパワーを感じ、外国人トラベラーとしてはたくさんの尊敬の念を抱くのだといいます。

お祭りのバラエティの豊かさ


またお祭りのバラエティの豊かさにも驚くそうです。

代表的なものが「お祭りフード」!たこ焼き、焼きそば、綿菓子、りんご飴……挙げたらキリがないほどのラインアップ。

海外のお祭りにもその国ならではのお祭りフードはありますが、こんなにバラエティ豊かなのは日本ならでは。「冷やしキュウリや鮎の塩焼きみたいなヘルシーなチョイスなんて、海外では考えられないよ!日本らしくて好き」と、夫も日本のお祭りフードの大ファンなのです。


また、日本各地の小さな自治体で行われる盆踊り大会にも注目しています。

小さな公園や神社の境内に組まれたやぐらと、地元民たちでゆるく行われる盆踊り。日本人からしたら、映えないしあまり特別感もないかもしれませんが、外国人トラベラーからしたらノスタルジックでタイムスリップしたような美しさを感じるというから面白いですね。

ライター
Yu Villegas 元パティシエ&日本語教師

娘二人が産まれてからも、旅は引き続き人生の生きがい。格安航空券を見つけては、週末旅に出かける日々。元パティシエ&日本語教師。旅で何よりも楽しみなのは、そこでしか食べられないローカルフードや地元の人々との交流。渡航国数34ヵ国。現在はワーホリ以来12年ぶりにドイツ滞在中。 インスタやブログでも旅情報を発信中。

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