こんにちは。カナダのユーコン準州でオーロラガイドをしているSATOMIです。
カナダでガイドになってからもうすぐ3年目になりますが、ここ最近周りの友人から、どういう経緯でカナダのユーコンでガイドをしているのか聞かれることが増えてきました。
そこで今回は、いつか海外で働いてみたい方や、興味はあるけどイメージが沸かないという方の参考になればと思い、私が大学を卒業してからどのような流れと思いで今の生活に辿り着いたのか書きたいと思います。
きっかけはオーストラリアへの家族旅行と留学
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最初に海外に興味を持ち始めたのは、5歳の時に行ったオーストラリアへの家族旅行でした。
カンガルーやコアラを見たり、アボリジニの方の暮らしの見学など、よくある旅行ではありましたが、今でも普段と異なる景色や、違う言葉が飛び交う環境がとても刺激的だったことを鮮明に覚えています。
その時から、新しい文化、人、景色に出会うことが自分の生活に欠かせなくなったような気がします。
大学在学中は、バンクーバーで語学留学をしました。この時の色々な国・文化のバックグラウンドを持つ友人との出会いも、いつか日本以外の国で暮らしたいと思う大きなきっかけになっています。
大学卒業後は日本で就職
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大学卒業後は、まず日本の旅行会社に就職しました。大きな理由は「日本の一般企業で働く経験が積みたかったから」です。これは個人的に正解だったと思います。
いわゆる残業や休日出勤、上司との飲み会など、好きにはなれない点もありましたが、「日本の一般企業の組織で働く」ということを経験することができたのはとても大きいです。
特に日本の会社では、書類作成やカスタマー対応など、どの分野においても細かい部分まで配慮を求められる仕事のクオリティが当たり前、と思ってやれていたことは、こちらで「丁寧な仕事」と評価してもらえることが多いです。
「より細かく、丁寧な仕事」というのが、先に日本で就職したからこそ身につけることができたと感じています。
このベースが先にあったからこそ、今の職業に出会うこともできましたし、幅広い経験はこちらでの就職活動の際にもとてもアドバンテージになっています。
3年間の勤務後退職、ワーキングホリデービザの取得
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就職時に「この会社で働くのは長くて3年」と決めていたので、次にしたいことは何か、というアンテナは常に張って情報を集めるようにしていました。
もともと日本でずっと暮らすつもりがなかったので、そのスタートとしてワーキングホリデーが1番ハードルが低かったので、次にやりたいことはワーキングホリデーに決定。
ただ、いざ退職の話を会社にした際には、「ワーキングホリデーは無駄な時間の使い方だ」や「3年で辞めるのは早すぎる」ということも、何人かの人に言われました。
結論から言えば、私は思い切って退職して本当に良かったと思っています。考え方は人それぞれですが、やりたいことがあり、それができる環境なのであればやらない方が勿体ないのではないかな?と私は思います。
バンフのツアー会社に就職
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一番多く聞かれた質問は、「ワーキングホリデーでどのように仕事を見つけたか?」ということです。
私がワーキングホリデービザを取得した2018年は、基本的に「カナダ入国前に仕事が決まっていてはいけない」というルールがありました。なので正式に仕事が決まってから出発した訳ではありませんが、やりたいことが決まっていたので事前に情報を集めることは可能でした。
有難いことに友人が現地の観光業で働いていたため、いくつか会社の名前を教えてもらい、それぞれの会社のWebサイトを自分で調べ、応募する会社をいくつか決めていました。
現地についてからレジュメを配っていくという方法も勿論ありますが、現地についてから割とすぐに仕事をスタートできたので、できるだけの下調べはして良かったなと思っています。
バンフでツアーガイドを1シーズン
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バンフで務めた会社は日本人経営で日本語のツアーを扱う会社でした。ワーキングホリデーに行く方の中で、日本の会社を避けたいという声は少なくないように思いますが、私はこの会社で働けて良かったと思っています。
大きな理由は、以前に日本以外で就業経験がなかったため。まず環境に慣れることに集中できたのは良いスタートでした。遊ぶ友達は自然と日本人以外も増えたので、日本語だらけの生活になって嫌だと感じることも私はありませんでした。
写真は休日を使ってよく行くハイキングです。遊べば遊ぶほど仕事にも活かすことができるのが最高!
ユーコンのツアー会社に転職
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バンフの仕事は春・夏のみの仕事でしたので、仕事に慣れたころから次は何をしようか情報を集め始めていました。
この時はとても幸運なことに、知り合いから「ユーコンの会社で日本語と英語が喋れるガイドを探している」と紹介してもらえたので、その会社について自分で調べ、実際に働いている方と話した後に応募することを決めました。
トロントなどの行ったことのない都市に移ることも考えましたが、当時は「まだガイドの仕事がしたい」と思っていたので、そのチャンスがあって本当にラッキーでした。
ユーコンでツアーガイド3シーズン
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ユーコンの会社は色々な国出身の人が一緒に働く環境で、基本的に社内のやり取りは全て英語です。英語力に関していえば、ユーコンに来てからグンと伸びたと思います。
最初は不安や苦労も多くありましたが、「いつか働いてみたい」と思った環境で仕事ができているので、今はとても充実しています。
写真はスノーモービルツアーのトレーニング中のもの。
チャンスはどこに転がっているか分からない!
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現在は、就労ビザで滞在しています。勿論普段の生活は日本での暮らしとは異なることも多いですが、ずっとやりたかった「多様性のある環境で働いて暮らす」ということができているので、毎日がとても充実しています。
やりたいことを諦めない気持ちと、周りに恵まれていたことでここまで来ることができたので、これからも感謝を忘れずに色々なことに挑戦したいと思います。