writer
永野 桃 TABIPPO編集部 / フリーライター

書く人・エッセイスト。アメリカ・イギリスでの短期語学留学、ヨーロッパ鉄道周遊ひとり旅など経て、新卒でベンチャーの旅行会社に就職。現在は複数メディアにてフリーのライター兼編集者。趣味は英語で、映画は洋画を中心に年間150本を鑑賞。渡航国数は23ヶ国。

近年、京都には世界中から観光客が訪れています。私も先日、京都駅周辺と祇園を歩いたのですが、すれ違う人の多くが外国人観光客。昔から日本でも人気観光地として好まれている京都に、急激にビジネスホテルが増え始めました。

そんな京都市内に、とてもユニークなアートホテル「node hotel」が誕生すると聞いたので取材に行ってきました。アート好きにはたまらない、アートがよく分からなくても気になって知りたくなる、そんなホテルです。

京都で唯一無二のアートホテル


photo by ながもも

京都に2019年7月26日オープンのnode hotelは、受付や一階のオープンスペース、そして、客室などホテル全体に現代アート作品を多く展示しています。アートホテルと言うと、現地やホテルにゆかりのあるアーティストが客室や外観に直接描くものは世界中にありますが、node hotelは実際のアートコレクターが収集した作品が飾られているホテルです。

photo by ながもも

現代アート作品が中心に展示されており、そのアート作品は本当に価値のあるものばかり。


photo by KAZUYA SUDO

例えば、こちらの入り口に置いてある作品は「井田幸昌」さんと言うアーティストが描いた作品が飾られています。井田さんはZOZOTOWN代表取締役社長の前澤さんが主催する、若手アーティストのアワードにて審査員特別賞受賞された実力派で、誰もが必ず目に行くエントランスに飾られています。


photo by KAZUYA SUDO

アート作品は購入された後倉庫に眠っていることが多いけれど、私達はホテルという公共の場にあえて展示することで、社会的にどんな価値が生まれるのかを見てみたい」と挑戦的な思いを持って、node hotelを作ったそうです。

理想のホテルを作るために3年掛かった


photo by ながもも

node hotelにチェックインすると、最初に目にするのが30メートルもある広く奥行きのあるロビー。突き当たりは天井が高いバーとなっています。


photo by ながもも

京都には、便利で有名なビジネスホテルが多くありますが、node hotelは他のホテルとは異なり「印象に残るホテルを作りたい」という京都出身のオーナーらが作り上げました。


photo by ながもも

「ただ寝るだけのホテルでは、印象に残りません。1階のパブリックスペースではアーティストの展示会やポップアップストアなど、宿泊する人もしない人もホテルに集まるような空間をつくり、そこで人と人が繋がっていけば、もっと京都が面白くなるだろう」そんな考えの元、定期的に企画展を実施し、1階では宿泊客以外の方もアートを鑑賞しながらカフェやバーも利用できます。


photo by ながもも

小さくても心に残り滞在が面白くなるような素敵なホテルを作りたいと、3年前からああでもない、こうでもないと議論を重ねてやっと完成しました。

客室はアートコレクターの部屋をイメージ


photo by KAZUYA SUDO

node hotelは全部で25部屋しかありません。普通のビジネスホテルであれば、同じ大きさの部屋をたくさん作った方が販売しやすいですが、わざと天井を低くしてロフトのような部屋を作ったり、狭い部屋でもガラス張りにして広く見せるなど、工夫をしたそうです。


photo by ながもも

客室はアートコレクターのような部屋をイメージして作られており、部屋に使う色のコントラスト比を低くし落ち着く空間を意識することで、まるで家に遊びに来たかのような演出になりました。ベッドは大きめでゆったり休めるようになっています。


photo by ながもも

大理石の天板の机や置いている家具も、インテリアデザインをしていく上で、好きなアーティストやギャラリーでひとつひとつ素材も色もこだわって買い付けられたものだそう。


photo by ながもも

客室に置いてあるアート作品は、小さい部屋だから安くて価値の低いものが展示されているということは一切ありません。


photo by KAZUYA SUDO

部屋のベッド照明には京都出身の陶芸家である大森準平さんが、一つ一つ手作りした作品が使われています。


photo by ながもも

さらに、特に女性が気になるアメニティにもこだわっており、今後アルガンオイルなどが置かれるそう。いいアメニティがあると、テンションが上がりますよね。

writer
永野 桃 TABIPPO編集部 / フリーライター

書く人・エッセイスト。アメリカ・イギリスでの短期語学留学、ヨーロッパ鉄道周遊ひとり旅など経て、新卒でベンチャーの旅行会社に就職。現在は複数メディアにてフリーのライター兼編集者。趣味は英語で、映画は洋画を中心に年間150本を鑑賞。渡航国数は23ヶ国。

RELATED

関連記事