ライター
工藤 綾香 トラベルライター

静岡県東部生まれ。自然に囲まれ、文鳥とともに育つ。柔道に明け暮れた大学時代を仙台で過ごし、卒業旅行のイタリア縦断で海外を初体験。旅行に目覚める。新卒で入った会社を退職後は、単身オーストラリアへ。建築めぐりを目的とした旅行、主にヨーロッパ旅行が好き。邦画のみを好んでいたが、最近やっと洋画の面白さを理解する。

こんにちは、トラベルライターの工藤綾香です。

ふだんあまり意識しないですが、日本語においてカタカナで表記されているものって、実は英語をはじめとした外国語であることが大半。

現在わたしはオーストラリアに住んでいるのですが、こちらでは日本語をたくさん見かけることがあるんです。

ということで今回は、外国人との話題作りのきっかけにもなる、英語に溶け込んださまざまな日本語を、よく知られているものから意外なものまでご紹介したいと思います。

まずは定番になった「スシ・サムライ」

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これらのワードは言わずもがなかもしれませんが、まずは定番どころを押さえておきましょう。

いまや「スシ」といえば、外国人にとっては日本食の代表です。お寿司って毎日は食べないですし、どちらかといえば高級品な気がしますが、外国人の一部の方々は、お寿司を日本人の日常食だと思っているみたいですね。

スシほどの定番ではないかもしれませんが、中国が発祥の「ラーメン」も、中華というよりは日本食として外国人には定着しているみたいですね。

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ラーメンの「ラ」はRだから、巻き舌しないと伝わらないんじゃ…?と臆することなかれ。案外あっさり伝わるので心配いらないと思います。

「サムライ」「ニンジャ」なども、外国人が知っている日本語の代表格と言っていいでしょう。映画『ラスト・サムライ』も人気を博しましたよね。

ジョークではなく、「今も日本にはサムライはいるの?」「会ったことある?」と真剣に聞いてくる人って、結構いるんですよ。そんな人には、「実はサムライの末裔なんだよ!」なんて返してあげれば、大喜びすること間違いなしでしょう。

パン粉に豆腐!食べ物にまつわるワード

前の段落と少々被るところはありますが、「食事」にまつわる単語って本当に面白いほどに通じます。日本食レストランも各国で人気ですし、そういったところから言葉の知名度も上がっていくのではないでしょうか。

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中でもわたしが驚いたのは、「パン粉」です。ただ、パン粉に類似したものは海外でも普通に売られていて、そちらは「breadcrumbs」と呼ばれています。

なので、わざわざ日本のパン粉を「パンコ」と呼ぶ必要はないのでは?と思ったのですが、この「breadcrumbs」に比べて、日本のパン粉は粒が大きく、軽いんですね。そのため区別して、違った名前で呼ぶのだと思います。

また、「トウフ」「ワサビ」「ワギュウ」なども普通にそのまま通じます。豆腐は、ヴィーガンの人にとってはチーズのような役割も果たしています。ワサビが普及したのは、お寿司の影響ではないでしょうか。

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「枝豆」もヘルシーフードとして人気で海外でも通じるのですが、少し注意なのが発音で、「エダマミ」「エダマーミー」といった感じです。

日本の飲食店では外国人観光客への対策で、メニューを一生懸命ていねいに英訳しているお店もありますが、ひょっとしたらそこまでしなくても伝わるのかもしれませんね。わたしも昔のバイト先で、枝豆のことを「Green soy beans」のように書いていたのを思い出しました。

食品そのものではないですが、「ウマミ」も通じます!外国人全員に伝わると断言はしませんが、特に飲食関連の仕事をしている人などには、問題なく通じるように思います。

スナック菓子にも日本語が!

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日本人の大好きな「テリヤキ」に至っては、海外の日本食レストランで見かけるのみならず、ポテトチップスなど軽食・スナックの定番のフレーバーになっています。

テリヤキに留まらず、先述の「ワサビ」なども、好き嫌いは分かれるもののスナック菓子のフレーバーになっていますね。

意外だったのが、日本の甘いものはあまり海外では馴染みがないみたいです。お餅やあんこ、お団子など、ある程度は知名度があるものかと思ったのですが…。

もちろん「マッチャ」は大人気です!国や地域にもよりますが、アジア人の多い国や地域などでは、カフェのメニューでも抹茶味のものを見かけることはあります。

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ただ、抹茶味のものが海外でも簡単に手に入るかというと、あまりそういうわけではないようです。日本からのお土産として抹茶味のチョコなどを持っていったら、最高に喜ばれると思いますよ。

こんな日本文化も英語になっている!

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日本文化にまつわる言葉の数々も多く知られています。有名なのは「オリガミ」ですね。

最近ではカラオケも海外進出していますが、発音は「カリオーキー」に近いです。スペルはそのまま「Karaoke」です。

携帯・スマートフォンで使う「絵文字」も「Emoji」としてすっかり英語に定着していますが、発音は「イモージー」に近いです。

「アニメ」も日本の文化として、海外に定着しました。ただ、アニメの話で盛り上がっている最中に、一部のキャラクターが海外では違う名前で呼ばれていることに気づきます。

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盆栽も「ボンサイ」として海外で親しまれています。なんと海外での「BONSAI」ブームは90年代はすでに始まっていたともされていますが、今でも人気は上がり続けているようです。

パズルゲームの「数独」も、「SUDOKU」として普通に売られています。びっくりですよね。

その他にも、こんな言葉がそのまま英語に!

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海外でマッサージに行くと驚くのが、「指圧」が普通に「シアツ」として認識されていることです。人によっては「シャツ」に近い発音をするので、はじめは戸惑いました。

また、ニュースを聞いていて耳を疑ったのは、「津波」が当たり前のように使われていることですね。今では英語の辞書にも載っているワードです。

日本史関係では、「将軍」をもじった「Shogunate」が、「幕府」の英訳になっていることにも驚かされました。「江戸幕府」は、「The Tokugawa Shogunate」と海外では呼ばれているんです。

まだ知名度はそこまで高くないかもしれませんが、「Mottainai」という概念も英語に定着しつつあります。ごみ問題などがあるからかもしれませんね。

話の小ネタにいかが?

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日本語にもたくさんの外国語がなじんでいますが、反対に、日本語も英語に溶け込んでいることがわかりますね。

外国人の友達がほしい、初対面の外国人とうまく話せる自信がない、という方も、こういった日本文化にまつわる内容だったら話のきっかけにしやすいのでは。

日本の話で一通り盛り上がったあとには、相手の文化についても耳を傾けてみてくださいね。今回の記事が何かお役に立ちますように。

ライター
工藤 綾香 トラベルライター

静岡県東部生まれ。自然に囲まれ、文鳥とともに育つ。柔道に明け暮れた大学時代を仙台で過ごし、卒業旅行のイタリア縦断で海外を初体験。旅行に目覚める。新卒で入った会社を退職後は、単身オーストラリアへ。建築めぐりを目的とした旅行、主にヨーロッパ旅行が好き。邦画のみを好んでいたが、最近やっと洋画の面白さを理解する。

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