誰にでも人生があり、それぞれの人生にドラマがありますよね。
私は、周りの友達はどんどん結婚して子育てを始めている中、会社と家を往復する仕事中心の生活を送っていました。
仕事は楽しいけれど、一生このルーティーンでいいのかと疑問に思い、三十路前に思い切って会社を辞めて旅に出ました。
今回は、そんな三十路直前の女が自分の人生と向き合うために行動した旅で感じることができた「生きるために本当に必要なこと」のお話をしたいと思います。
旅に出る前の暮らし
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私は貧乏でも金持ちでもない普通の家で育ち、当たり前のように大学進学をして、普通に社会人になりました。
社会人になるとあっという間に時が経ち、気づいた時には29歳になっていました。
周りは結婚・出産ラッシュの真っ最中。親からは結婚は考えていないのかと問われる日々。
結婚という考えがないわけではなかったけれど、相手もいないし…。
会社での自分の立場や責任もありました。
自分が稼いだお金を自由に使えるという独身生活に満足さえしていたと思います。
でも、一生この生活でいいのか? 30歳になる前に自分を変えたい。
思い切って会社を辞めて旅に出ました。
人の繋がりの大切さ
ひとり旅をしていると、必ず誰かに聞かなければわからないという場面に何度も遭遇しました。
今までの人生で一番、「今日という日を生きる」ということに必死になっていたと思います。
でも、どんなピンチな状況でもなんとかなりました。
そして、そのほとんどは人に助けられました。
旅中、船の出港が5時間遅れて街まで行くバスがなくなってしまい途方に暮れていた時、優しいおじさんが港から車で30分以上かかる街まで無料で送ってくれました。
ある国では、ホステルのオーナーが滞在中常に私を気にかけて色んな場所に連れていってくれました。
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人から沢山の優しさを貰いました。
SNSにコメントをくれる日本の家族や仲間のメッセージにも何度も助けられ、遠く離れていたからこそ、繋がっているんだということを強く感じられた時間でした。
旅先で出会った人と繋がり、お互いが知っている情報を交換したりその国の生活や家族の話をしました。
それは、どの旅人や現地の人と話しても、学校では教えてくれないような素敵な話ばかりでした。
小さい幸せに気づけるようになった
私は旅をするまで、自分はどこにでもいる世間一般的な普通の暮らしをしていると思っていました。
でも、世界には家族がいない人や学校に通えない人、今日のご飯が食べられずにいる人、または、カジノのゲームに100万賭けるような人もいました。
帰国してから一番変わったと思うことは、小さい幸せに気づけるようになったことです。
ひとりで旅をしてそんな現実に遭遇したからこそ、家族や友人に囲まれた自分は、贅沢でとっても幸せなんだと思えることができました。
例えば、今日美味しいものを食べれて幸せ。とか、