こんにちは、最近までマカオが中国だと思い込んでいた阿部サキソフォン(@mnooooom)です。今回マカオに行くにあたって、調べてようやく特別行政区だと気づきました。
中国ではないとは言え、どうせ台湾みたいな感じでしょ?街に屋台が溢れていて、ちょっとごみごみした感じでしょ?わたし台湾行ったことあるしぃ〜、この前ハルビンも行ったしぃ〜、大体想像ついちゃうかも。
マカオ航空を利用して、夕方発のフライトでマカオへ。国際空港について、まず宿泊するホテルに向かいます。超巨大リゾート「ギャラクシー・マカオ」にある、「JWマリオット・ホテル・マカオ」に着きました。
あれ、ここってアジア…?
部屋からみた景色がこちら。わたしが想像していたマカオじゃない、こんな近未来的な景色期待してなかった。なにこれ、めちゃくちゃ発展してるじゃん…。
こんな大きなベッド…身長151.2cmのわたしには勿体なさすぎる。この4/5くらいのスペースでも十分寝れるのに、なんだか申し訳ないです。
テンションが上がって思わず飛んじゃいました。躍動感すご。
そして翌朝からこんなに贅沢な朝食。あれ、わたしどこの国に来たんでしたっけ?
腹ごしらえした後はスイーツ
マカオはポルトガルの領地であったことから、ポルトガルの文化もたくさん入ってきているのだとか。ポルトガルではエッグタルトが有名ですが、ここマカオでも名物になっています。
きゃーーーーツヤツヤ輝いているエッグタルトがわたしを見ています。耳を澄ましてみると…うんうん、「わたしを食べて」って聞こえる気がする。ということで、いただきまーす!
サクサクした生地と濃厚なカスタードが絶妙に絡んで、まあ美味しいこと。これはいくらでも食べられちゃいそう。
エッグタルトをもぐもぐしながら、ちょっと街を歩いてみます。
すると、早速ポルトガル語らしきものを発見!「ラルゴ…ド…プレジデンテ…」いや、ポルトガル語なんて読めないけど。
これ、上は漢字で下がポルトガル語で書かれていますが、実はポルトガルから領地が返還された後から、このような表記になったそうです。つまり返還前は表記が異なっており、ポルトガル語が左側、右側に漢字で表記されていたようです。
想像より全然アジアっぽくない
そしてセナド広場と言われる、観光客がこぞって訪れる場所へ。
ここ、アジアでは珍しく足元が「石畳」になっているんです。そういえばヨーロッパの街並みもやっぱり石畳が続いていたし、写真のようなカラフルな建物があったかも。
中国のイメージって、もっとこう、ごちゃごちゃしているというか、あまり清潔ではないというか、そんな感じでしたが…。いやいや、今わたしがいるのはマカオ。もうすでに、想像とは違った景色が目の前に広がっています。
こんなの絶対アジアじゃない
先ほどのセナド広場を抜けると見えてくるのが、聖ポール天主堂跡。2005年には、世界遺産「マカオ歴史市街地区」の一部として登録されています。
みてください、このアングルからのショットはどう見てもヨーロッパですよね?可愛いお花といい、おしゃれな街灯といい、そしてこの立派な建築物。自分がアジアにいることはすっかり忘れています。
こんなカラフルで可愛い建物を背景に写真を撮れば、インスタ映えすること間違いなし。
この一見公園のような場所は、現地の方が憩いの場として利用しているリラウ広場。こんなおしゃれな広場、日本でも見たことない!
現在は塞がれていますが、以前には井戸があったそうです。ポルトガル人が早くからこの場に住んでおり、貴重な水源だったのだとか。
やっぱり、なんとなくヨーロッパらしさ漂う広場です。
ここマカオには、ヨーロッパだけでなくイスラムの影響を受けた建築物もあります。港務局の建物は新古典様式。なおこちらは、現在も海事水務局として使用されています。
あ、さっきも見つけたタイルを発見!こちらはわかりやすく右が領地返還前、左が返還後の表記になっています。
こう見ると、大航海時代からの歴史の流れを感じる気がする。多分、気のせいだけど。
上空233mから見るマカオの街
すみません、いきなり顔面、失礼いたします。しばらく街を歩いてまわったので、ちょっと違う視点で街を見てみようかなあと思い、少し地上から浮上してみました。ところが…
ちょ、待てよ(古い)
いや、
想像よりずっと高いし。
私が見たかった景色じゃない。むしろ、街が小さすぎて見えない。
そりゃこんな顔になります。
ちなみに私がいるのは「マカオタワー」。ここでは、世界一の高さからバンジージャンプをすることもできます。(お値段は約5万円…高さだけじゃなくて、こちらもお高い…)
JAPANが誇るトップスター2人を発見。
バンジーなんて怖い!ていうか、お値段高すぎ!なんて方は、タワーの外を歩けるスカイウォークなんて良いかも。これだけでも足がすくみそうです。
この少年、すごいな。リスペクト。
カラフルが溢れるマカオの街
さて、バンジーもスカイウォークもせず、のこのこと地上へ戻ってまいりました。近年マカオでは統合型リゾート言われるIRの開発が進んでおり、最初に紹介したような豪華なホテルやカジノが建設され、庶民ピーポーが驚いてしまうほどギラギラしています。
巨大なホテル群、溢れ出るリゾート感、そしてカジノ…!と初日に少しビビっていた私ですが、少し歩いてみると素敵な路地を発見。
通りの名前は「戀愛(恋愛)巷」。もう、名前からキュート。
ピンクの壁に緑のドアがとっても可愛い!マカオにはここだけでなく、レトロなドアやカラフルな壁がたくさんあるので、インスタ女子にはもってこいです。
そしてマカオのお土産としてあげられるのが、こちらの「ガロ」。ポルトガルで幸せを呼ぶとされている雄鶏です。ここでもポルトガル文化が入っているみたい。
写真のような爪楊枝入れもあれば、マグネットやちょっとした置物も売られています。
青と白!が特徴的なアズレージョ。こちらもポルトガルでよく見られるタイルで、10センチほどの小さいものから購入できます。
ちなみに、街の中にもこのタイルを見ることができるので、ぜひ探してみて。
お土産やさんから少し歩くと、これまた可愛い路地が。「めっちゃフォトジェニ!これは写真撮らなきゃ〜〜〜!」と勢いよくパシャリ。
って、あれ……?
ん……?
なんか……
なんかいる……!
気づいて、そそくさと方向転換しました。
さて、気を取り直して
街歩きを再開します。歩いていると看板猫や、
ヨーロッパを思わせる街並みが広がっています。石畳だし、可愛い電灯あるし、お花も飾られてるし、建物も可愛いし。ここ、一体どこ。
あ、エッフェル塔だ
日も暮れて夜。なんだか見覚えのある建物を見つけました。あれ、ここってフランスのパリじゃないですよね?これ、どう見てもエッフェル塔ですよね?夜になるとキラキラ光って、とってもきらびやかになります。
はて、わたしはどこに来たんだっけ。
5時間でいけるヨーロッパの世界
わたし、冒頭でこんなことを書いていました。
何こいつ!何言っちゃってんの!マカオのこと何もわかってない!
豪華絢爛なホテルや娯楽施設、絶品スイーツやインスタ女子が夢中になれるフォトジェニスポット、ヨーロッパの雰囲気を感じられる街並み…。
実際にヨーロッパに行こうと思ったら、片道飛行機で10時間はザラ。ところが、マカオならたったの「5時間」で着いちゃいます!長時間フライトで大変な思いもしなくて良いし、機内食を食べて映画を楽しんだら、あっという間に異世界へ。
マカオって中国?台湾みたいな感じ?って思ってる人にこそ、オススメのマカオ。24歳(独身)のわたしが1人で訪れて存分に楽しめたんだから、友達や恋人、家族と行けばもっとエンジョイできるはずです。
わたしは帰国して早々、マカオ行きの航空券を調べていました。あ、一緒に行ってくれる方、絶賛募集中。
ちなみに
やっぱりというべきか、パンダくんを発見。中国っぽさをここで感じました。
All photos by Abe saxophone