ライター
さちこ 青年海外協力隊でアフリカ・マラウイへ

大学時代はBOPビジネスを研究し、その後ICT企業でで約3年法人営業。「人生は一回しかない!」と本当に好きなことを追い続ける人生覚悟で、青年海外協力隊でアフリカ・マラウイへ。炭ビジネスを立ち上げ、村人の収入向上活動に2年間従事。その後、サセックス大学院IDS(英)で途上国ビジネスを学ぶ。

マズカバンジー!今回はアフリカの南東部に位置する、「世界で一番貧しい国」と言われた「マラウイ」をお伝えします!(”マズカバンジ―”はマラウイの現地語チェワ語でHow are you?という意味)

他のアフリカと比べても、マラウイはまだまだ発展していない国。 よく抱かれる「アフリカ」のイメージが、マラウイにはそのまま残っています。

今日はそんな「世界最貧国」と呼ばれながらも、実はとっても魅力的な「マラウイ」をご紹介します!

さちこ
大学時代はBOPビジネスを研究し、その後ICT企業でで約3年法人営業。「人生は一回しかない!」と本当に好きなことを追い続ける人生覚悟で、青年海外協力隊でアフリカ・マラウイへ。炭ビジネスを立ち上げ、村人の収入向上活動に2年間従事。その後、サセックス大学院IDS(英)で途上国ビジネスを学ぶ。

国際協力×ビジネスブログ 協力隊・英国留学からアフリカを深掘りするサイト :http://sacchiko555.tokyo/

 

マラウイの中で訪れた都市とルート、移動方法

photo by さちこ

2年間マラウイに住んだ筆者のおすすめは、ずばりムズズ近くにある「ニイカ国立公園」と「リビングストーニア」、世界遺産マラウイ湖を堪能できる「ケープマクレア」、そしてチョロの「お茶畑」!たくさんある観光地を選ぶのは難しいのですが、北から「ムズズ」「リロングウェ」「ブランタイヤ」の都市を訪問するのもおすすめです。

行き方について。主な移動はバス。もしリロングウェの国際空港からマラウイ入りするのであれば、リロングウェはマラウイの中央に位置するので、まず北と南どちらに行くのがよいか決めるのが良いと思います。

大きな都市の間は大型バスが出ており、リロングウェ〜ムズズ間は7〜9時間、リロングウェ〜ブランタイヤ間は5時間ほどで到着できます。各小都市間には、いわゆる日本のバンが使われた公共バスが走っています。

 

タイヤがパンクするなどのハプニングもあるので、時間には余裕を持ったほうがいいかもしれません。そしてぼったくられる可能性もあるので、事前に値段は押さえておきたいですね。

他のアフリカの国と比べて交通網が発達していないマラウイは、ハプニングが多いので、それを逆に楽しんだほうが良いです!(笑)時間を節約したい方は、タクシーを数日貸切ると効率よく回れると思いますよ。

 

マラウイでのエピソード(人とのエピソード)

photo by さちこ

マラウイは[The Warm Heart of Africa]と呼ばれるくらい、人が優しくてあったかい国。他のアフリカの国に住んでいる友人がマラウイに遊びに来てくれたのですが、多くの人が「マラウイ人は優しいね~」と言ってました。

世界一周しているカップルは、「他のアフリカの国に疲れたから、マラウイで2か月ほど滞在して休んでるよ」と言っているほど。心に疲れたら、マラウイがおススメかもしれません!

なぜそんな優しい国になるのか。いろいろ考えたのですが、一番はお金がない代わりに経済社会もそこまで浸透していないからかも。ゆったりした生活の中で、ヒトとのつながりを大切に、お互いに助け合って生活しているので、新しく来た人にも優しくできる国民性があるのだなと思います。

 

マラウイでのエピソード(場所のエピソード)

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特におすすめの場所は、ムズズにある「ニイカ国立公園」。マラウイ北部にあるニイカ高原のほぼ全域をカバーしているおおきな国立公園で、壮大な景色とそこで暮らす野生の動物たちに出会えます。

私が泊ったのは「Chelinda lodge」と呼ばれる、国立公園内にある素敵なロッジ。木でできた可愛いロッジで、数件しかないのでプライベートを楽しむには最高です!

photo by さちこ

壮大な朝日とともに起きて、動物を見に行き、夜はロッジで暖炉の火を楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごせます。

食事は国立公園内にある畑で作られた野菜と手作りのパンなどとても繊細なコース料理で、「アフリカのサファリ内でこんなの楽しめるとは!」と驚くほどでした。キリンや像、エンテロープ、など間近で見ることができ、大満足の旅でした!

 

知っておくべきキーワードは「貧国」

photo by さちこ

マラウイは過去に「世界最貧国」ランキング上位になったこともあるほど、アフリカの中でも貧しい国です。

マラウイ一人当たりNGIは270米ドル(2013年:世銀)、つまり一年間にもらう所得の平均は約27,000円。 日本の年間所得平均:約550万円(2010年:厚生省)とすると、マラウイの所得は日本の約200分の1。

一方で、貧しいといわれるマラウイは、逆に「貧しいって、幸せって何なのか?」を考えさせられる場所でもありました。人々は物々交換やお金の貸し借りなど、お互いに支えあって暮らしています。【日本のように貨幣経済に取り込まれていない=貧しくて可哀そう】なのか。

ただ単に、GBPという指標に幸せが反映できていないだけかもしれません。

 

マラウイ旅行を楽しむためのアドバイス

photo by さちこ

マラウイ旅行で一番注意したほうが良いのは、スリでも犯罪でもなく、病気と交通事故だと思います。

例えばマラリアは、現地のマラウイ人も毎年多くの人がかかっている怖い病気です。ですが、ちゃんと予防策も対処策もある病気。マラウイに入国する前に、①どんな危ない病気が存在するのか、②病気の症状と対処策、を押さえておくことが大切です!

そして交通事故。日本のように整備された道路や車、倫理感があるドライバー、しっかりした交通ルールがあまり存在しません。ほかの途上国と同様危ないので、しっかり自分の目で危険を判断して、①乗る車は選ぶ、②日本のように交通ルールに過信しない、ことを気を付けてください!

ライター
さちこ 青年海外協力隊でアフリカ・マラウイへ

大学時代はBOPビジネスを研究し、その後ICT企業でで約3年法人営業。「人生は一回しかない!」と本当に好きなことを追い続ける人生覚悟で、青年海外協力隊でアフリカ・マラウイへ。炭ビジネスを立ち上げ、村人の収入向上活動に2年間従事。その後、サセックス大学院IDS(英)で途上国ビジネスを学ぶ。

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