「海外に行けるようになったら、まずどこに行きたい?」という会話がたびたび交わされる昨今。その際、「真っ先にマレーシアに行きたい!」と言う人は、もしかしたらまだ少数かもしれません。
けれど、じつはマレーシアって、日本から片道約8時間とアクセスがよく、時差がなく物価も安い上、日本から一番近いイスラム圏で多様性に富んでおり、モスクや大自然、3ヶ月のノービザ滞在が可能……などなど、多様な魅力があふれる国だということは、特集でもお伝えしてきた通り。
でも、その魅力に気づいている人って、まだまだ少ないみたい!
たとえば、世界・日本の訪問経験が豊富な旅好きには、マレーシアがどう見えているのでしょう? 今回は6名に集まってもらい、マレーシアについての座談会を開催。率直な印象や、それぞれが思う魅力などについて話してもらいました。
この記事で取り上げられないマレーシアの魅力を知っている方は、ぜひSNS投稿などで教えてくださいね。マレーシア、きっと今私たちが想像している以上に、素敵な国なはずなのです。
みんなの正直なマレーシアの印象が知りたい!
しみなお
伊佐
すごく正直な話になっちゃうんだけど、私は4〜5年前にクアラルンプールに一度だけ。
その時は、アジアの国々を巡ったあとに「マレーシアはまだ行っていないし、LCCで安く行けるから」と思って。1週間くらい滞在したけど、無計画だったからどこに行けばいいかも全然わからなくて。
しみなお
伊佐
当時、旅をしながら日本からその国に移住した方を取材してたんだよね。
その縁でクアラルンプールに移住した方の家にホームステイさせてもらえることになって、美しい住環境でゆったりと幸せに暮らしてる様子を見ていたから、「長く滞在してたら、もっと楽しそうかも」という印象はある。
その後、食事や自然、雑貨の魅力とかを知ったんだけど、2回目の訪問はまだです……。
photo by tomomi isa
ALLY
伊佐
ALLY
そうなんです。アジアのほかの国にはたくさん行ったことがあるんだけど、マレーシアは未訪問で。
エスニック料理が好きだから、グルメ視点で行ってみたいなと思ってはいるんだけど、隣国のシンガポールに行ったことがあるから、似ているのかな?と想像して後回しにしちゃってる。
伊佐
しみなお
なるほどね。僕は、クアラルンプールに二泊三日で行ったけど、人はやさしいしごはんはめちゃくちゃ美味しいし、すごく自分に合ってたと思う。
仕事だったから、名所のツインタワーの真ん前のめちゃくちゃいいホテルに泊まらせてもらったけど、観光は全然してないんだよね。特集で出ていたモスクも見ていないし。
片渕
しみなお
マレーシアのシンボル「ツインタワー」
伊佐
しみなお
伊佐
片渕
私は、10年前に政府観光局の「ルックマレーシアプログラム」を通して行きました。
日本の学生を東南アジアに1ヶ月派遣して、しっかりと観光や勉強をする内容だったので、もしかしたら私が見たのは、しみなおさんとは対象的なマレーシアだったかも(笑)。
佐藤
佐藤さんが留学していたマラヤ大学。確かに周辺は自然が豊かです
Kei
僕は、世界一周中にマレーシアを横断しました。当時から旅が仕事になったらいいなと考えていて、世界一周後に初めてお仕事で海外渡航したのがマレーシアのコタキナバル撮影だったから、思い出の場所です。
すごく楽しくて、その翌年には個人的にまた行って、パラセーリングやマリンアクティビティで遊んでいました。
しみなお
意外と知られていない!マレーシアのジャングルと貴重な動植物
しみなお
Kei
photo by Kei
しみなお
伊佐
Kei
マレーシアには、本当に大自然が広がってます。
クアラルンプールのあるマレー半島、コタキナバルのあるボルネオ島のどちらもですね。ボルネオ島は、世界最大の花「ラフレシア」とかが普通に生えているし。
photo by マレーシア政府観光局
片渕
Kei
今って、大自然に飢えている人が多い感じがしない?
これから海外にまた気軽に行けるようになったら、ふだん東京とかにいる人は、都会的なクアラルンプールよりも、自然が楽しめるところに行ったほうがおもしろいかなって思う。
しみなお
Kei
photo by Kei
ALLY
Kei
そうそう。ほかの東南アジアの国よりも珍しい生き物にたくさん会えるなって思いました。
野生のミズオオトカゲもそうだし、鼻が大きいお猿さんに何度も会えるなんて、なかなかないじゃないですか。
photo by Pixta
伊佐
そのお猿さん、テングザルだね!今調べたら、コタキナバルがあるボルネオ島の一部にだけ生息する希少な絶滅危惧種らしい。
なんちゃってネイチャーじゃなくて、本当のジャングル、大自然なんだ……。
そしてごはんがめちゃくちゃ美味しいらしい
しみなお
佐藤
僕がマレーシアに実際に行って思ったのは、ごはんがすごく美味しいってことですね。多民族国家でマレー系、中国系、インド系など様々な人種や文化が混ざっている場所だから、バリエーションがとても豊か。
たとえばマラヤ大学の食堂では、ナシゴレン一つとっても、「ナシゴレンUSA」とか「ナシゴレンサムライ」とかアレンジバージョンがたくさんありました。
photo by tomomi isa
これは伊佐がクアラルンプールで食べた「ナシ・マレ」
ALLY
佐藤
photo by マレーシア政府観光局
片渕
伊佐
佐藤
しみなお
佐藤
Photo by tomomi isa
クアラルンプールで伊佐が食べたホッケンミー
片渕
photo by Pixta
伊佐
飲みたい! これも今調べたら、マレーシアンミルクティーの「テ・タレ」って言うんだね。
「テ」が紅茶で、「タレ」が伸ばすって意味らしい。伝統的なマレーシアのコンデンスミルクがたっぷり入ったミルクティー、美味しそうだし、作る過程も見ているのが楽しそう。
佐藤
マレーシアって甘いもの好きな人が多いですよね。コーヒーとかもとにかくめちゃくちゃ甘い。年中夏だから、みんな糖分を欲してるのかなと(笑)。
僕はブラック派なので最初は嫌だったんですけど、だんだん慣れてきて、逆に甘いのが欲しい体になっちゃいました。
しみなお
photo by マレーシア政府観光局
伊佐
やっぱり万人に見てほしい!マレーシアの多彩なモスク
しみなお
片渕
photo by 片渕 ゆり
伊佐
Photo By Tourism Selangor
ALLY
片渕
佐藤
ALLY
photo by 片渕 ゆり
片渕
photo by 片渕 ゆり
片渕さんが訪れた際の、バトゥ・ケーブの様子
伊佐
クアラルンプール近郊の「バトゥ・ケーブ」気になってた!
ここは、イスラム教じゃなくて、マレーシア随一のヒンズー教の聖地なんだね。2018年の工事以降、階段がカラフルになって、世界中から人がやってきてるみたい。
Photo by マレーシア政府観光局
2018年のリニューアル以降のバトゥ・ケーブの様子
佐藤
片渕
随分と変わっていて、すごいですね……!
とにかく、マレーシアって、ちょっと移動すると全然違った景色が見られるのも見どころの一つですよね。インド人街からちょっと移動すると中国人街だったりして。カメラを始めたばかりのとき、「いろんなもの撮れる!」って楽しかった記憶があります。
Photo by マレーシア政府観光局
クアラルンプールのインド人街
photo by 片渕 ゆり
しみなお
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