マレーシア
編集部
伊藤 美咲 業務委託 / エディター

1996年東京生まれ。ステキな人やモノを広めるライター。2019年にフリーライターとして独立し、インタビュー記事、地方取材記事、イベントレポート、プレスリリースなどの執筆などを手がける。短期間でサクッと行く旅と音楽が好き。普段は多国籍なシェアハウスで暮らしています。

「海外に行けるようになったら、まずどこに行きたい?」という会話がたびたび交わされる昨今。その際、「真っ先にマレーシアに行きたい!」と言う人は、もしかしたらまだ少数かもしれません。

けれど、じつはマレーシアって、日本から片道約8時間とアクセスがよく、時差がなく物価も安い上、日本から一番近いイスラム圏で多様性に富んでおり、モスクや大自然、3ヶ月のノービザ滞在が可能……などなど、多様な魅力があふれる国だということは、特集でもお伝えしてきた通り。

でも、その魅力に気づいている人って、まだまだ少ないみたい!

たとえば、世界・日本の訪問経験が豊富な旅好きには、マレーシアがどう見えているのでしょう? 今回は6名に集まってもらい、マレーシアについての座談会を開催。率直な印象や、それぞれが思う魅力などについて話してもらいました。

マレーシア座談会

この記事で取り上げられないマレーシアの魅力を知っている方は、ぜひSNS投稿などで教えてくださいね。マレーシア、きっと今私たちが想像している以上に、素敵な国なはずなのです。

佐藤陽俊
埼玉出身の91世代 、海外留学のスクールウィズ執行役員CMO。ひとっしーと呼ばれることも。趣味はポップコーン作り。マレーシア留学経験あり。Twitter:@You11shun
Kei
旅が好きすぎて気付けば5年旅し続けている、旅するクリエイター。今まで訪れた国は48ヵ国。日本中にアジトがあり、世界の絶景と非日常体験を発信中。マレーシアの自然エリアに詳しい。Twitter:@aroundthe_sekai
片渕 ゆり
写真家、物書き。旅が好き。ぽんずと呼ばれています。写真集『#旅するために生きている』(KADOKAWA)。マレーシア訪問歴あり。Twitter:@yuriponzuu
しみなお
株式会社TABIPPO・代表取締役、旅を広める会社で経営と観光プロデュースの仕事をしています。世界一周など40ヵ国を旅しました。マレーシアは一度仕事で行きました。Twitter:@shiminao
ALLY
旅好きのクリエイティブディレクター・ブランドプロデューサー。TABIPPOでも活動中。紙やWeb媒体、広告などのディレクション全般をしています。マレーシア、行ったことがなくて今日はドキドキ。Twitter:@ally_letitbeme
伊佐知美
編集者、フォトグラファー。日本全国、世界二周、多拠点居住など「旅×仕事」移動暮らしを経て沖縄・読谷村と東京の二拠点暮らしへ。マレーシア訪問歴はありますが、二度目がまだ。Twitter:@tomomi_isa

みんなの正直なマレーシアの印象が知りたい!

マレーシア座談会

しみなお

みんなのマレーシアの印象って正直どんな感じ? そもそも行ったことある?

伊佐

すごく正直な話になっちゃうんだけど、私は4〜5年前にクアラルンプールに一度だけ。

その時は、アジアの国々を巡ったあとに「マレーシアはまだ行っていないし、LCCで安く行けるから」と思って。1週間くらい滞在したけど、無計画だったからどこに行けばいいかも全然わからなくて。

しみなお

ふむふむ。

伊佐

当時、旅をしながら日本からその国に移住した方を取材してたんだよね。

その縁でクアラルンプールに移住した方の家にホームステイさせてもらえることになって、美しい住環境でゆったりと幸せに暮らしてる様子を見ていたから、「長く滞在してたら、もっと楽しそうかも」という印象はある。

その後、食事や自然、雑貨の魅力とかを知ったんだけど、2回目の訪問はまだです……。

photo by tomomi isa

ALLY

私も住みやすそうっていうイメージある!友だちがジャパニーズレストランが多いって言ってたのもあって。

伊佐

ね!ありーは実際にまだ行ったことないんだよね。

ALLY

そうなんです。アジアのほかの国にはたくさん行ったことがあるんだけど、マレーシアは未訪問で。

エスニック料理が好きだから、グルメ視点で行ってみたいなと思ってはいるんだけど、隣国のシンガポールに行ったことがあるから、似ているのかな?と想像して後回しにしちゃってる。

伊佐

周辺各国に行って満足しちゃう気持ち、よくわかる。GACKTも住んでいたし、短期で行くより長期滞在のイメージだよね。今だとワーケーションによさそう、みたいな。

しみなお

なるほどね。僕は、クアラルンプールに二泊三日で行ったけど、人はやさしいしごはんはめちゃくちゃ美味しいし、すごく自分に合ってたと思う。

仕事だったから、名所のツインタワーの真ん前のめちゃくちゃいいホテルに泊まらせてもらったけど、観光は全然してないんだよね。特集で出ていたモスクも見ていないし。

片渕

しみなおさん、マレーシアに行く前はどんなイメージでした?

しみなお

旅を広める会社の社長をやっている上に、プロの旅人のみんなの前で言うのは気が引けるけど、ぶっちゃけマレーシアについて何も知らなかったんだよね。ツインタワーも知らなかったんじゃないかな。

マレーシアのシンボル「ツインタワー」

伊佐

2回目行きたいなっていう気持ちは?

しみなお

全然観光できなかったからまた行きたいなって思いつつ、はや5年経ちました。

伊佐

同じだ(笑)。

片渕

私は、10年前に政府観光局の「ルックマレーシアプログラム」を通して行きました。

日本の学生を東南アジアに1ヶ月派遣して、しっかりと観光や勉強をする内容だったので、もしかしたら私が見たのは、しみなおさんとは対象的なマレーシアだったかも(笑)。

佐藤

僕は3回行ったことがあります。1回目は大学のゼミで数日間、アートの島・ペナン島に滞在。2回目は大学の交換留学で、マレーシアの名門と言われる「マラヤ大学」に半年間通いました。クアラルンプールのはずなのに、市街地から少し離れているからか、大学の裏がもはやジャングル。ホームステイの立地も、ジャングル感がありました(笑)。3回目は、友人の結婚式で。

佐藤さんが留学していたマラヤ大学。確かに周辺は自然が豊かです

Kei

僕は、世界一周中にマレーシアを横断しました。当時から旅が仕事になったらいいなと考えていて、世界一周後に初めてお仕事で海外渡航したのがマレーシアのコタキナバル撮影だったから、思い出の場所です。

すごく楽しくて、その翌年には個人的にまた行って、パラセーリングやマリンアクティビティで遊んでいました。

しみなお

やっとちゃんとしたマレーシアリピーターが現れた。

意外と知られていない!マレーシアのジャングルと貴重な動植物

マレーシア座談会

しみなお

僕と伊佐さんと片渕さんは、マレーシアに行ったことがあるっていうレベルだね。じゃあまずはリピーターのKeiくんから見どころを聞こうかな。

Kei

マレーシアって、とにかく自然がすごいんですよ。

マレーシア
photo by Kei

しみなお

これまでマレーシアに自然のイメージはなかったなぁ。

伊佐

ないねぇ。

Kei

マレーシアには、本当に大自然が広がってます。

クアラルンプールのあるマレー半島、コタキナバルのあるボルネオ島のどちらもですね。ボルネオ島は、世界最大の花「ラフレシア」とかが普通に生えているし。

photo by マレーシア政府観光局

片渕

ラフレシアって、ジャングルにある花ですよね!ジャングル体験がアジア圏内でできる事実って、意外と知られていないかも。

Kei

今って、大自然に飢えている人が多い感じがしない?

これから海外にまた気軽に行けるようになったら、ふだん東京とかにいる人は、都会的なクアラルンプールよりも、自然が楽しめるところに行ったほうがおもしろいかなって思う。

しみなお

たしかに。

Kei

あと、マレーシアは動物もすごいんですよ。前にコタキナバルで休憩していたら1.5メートルくらいのミズオオトカゲが普通に出てきて。

photo by Kei

ALLY

すごい、これはびっくりするね……! 日本では絶対見られない光景だ。

Kei

そうそう。ほかの東南アジアの国よりも珍しい生き物にたくさん会えるなって思いました。

野生のミズオオトカゲもそうだし、鼻が大きいお猿さんに何度も会えるなんて、なかなかないじゃないですか。

photo by Pixta

伊佐

そのお猿さん、テングザルだね!今調べたら、コタキナバルがあるボルネオ島の一部にだけ生息する希少な絶滅危惧種らしい。

なんちゃってネイチャーじゃなくて、本当のジャングル、大自然なんだ……。

そしてごはんがめちゃくちゃ美味しいらしい

マレーシア座談会

しみなお

佐藤くんはどう?

佐藤

僕がマレーシアに実際に行って思ったのは、ごはんがすごく美味しいってことですね。多民族国家でマレー系、中国系、インド系など様々な人種や文化が混ざっている場所だから、バリエーションがとても豊か。

たとえばマラヤ大学の食堂では、ナシゴレン一つとっても、「ナシゴレンUSA」とか「ナシゴレンサムライ」とかアレンジバージョンがたくさんありました。

photo by tomomi isa
これは伊佐がクアラルンプールで食べた「ナシ・マレ」

ALLY

そんなのあるんだ!それはおもしろいし、気になる!

佐藤

あとバクテーも非常に美味しいので、ぜひ行ったときは食べてほしいです。現地の友達にローカルなお店に連れていってもらうことも多かったので、どこの店が美味しいとかは全然覚えてないんですけど(笑)。

肉骨茶バクテー

photo by マレーシア政府観光局

片渕

バクテー美味しいよね!「ルックマレーシアプログラム」のみんなも、しょっちゅう「バクテー今日食べられるかな……」って言ってました(笑)。

伊佐

私もバクテー好き!もう一度食べたくて、日本で美味しいお店を探しているんだけど、やっぱり現地には敵わないよね。

佐藤

あとは、ホッケンミーがおいしいですよ。「ミー」はマレー語で「麺」という意味で、ホッケン地方の麺。

しみなお

パッタイみたいなやつだよね?

佐藤

近いといえば近いですね。クアラルンプールのホッケンミーは甘辛醤油ベースの焼きそばのような麺、ペナン島のホッケンミーは海老出汁たっぷりのスープでいただく麺なので、それこそ地域によって変わってきますが、僕はペナン島で食べたホッケンミーが1番好きでした。

Photo by tomomi isa
クアラルンプールで伊佐が食べたホッケンミー

片渕

高いところから注いでくれるミルクティーも美味しかったなぁ……! めちゃくちゃ甘いチャイみたいな飲み物で、みんなで夜な夜な飲みながら勉強していたの、懐かしい。

photo by Pixta

伊佐

飲みたい! これも今調べたら、マレーシアンミルクティーの「テ・タレ」って言うんだね。

「テ」が紅茶で、「タレ」が伸ばすって意味らしい。伝統的なマレーシアのコンデンスミルクがたっぷり入ったミルクティー、美味しそうだし、作る過程も見ているのが楽しそう。

佐藤

マレーシアって甘いもの好きな人が多いですよね。コーヒーとかもとにかくめちゃくちゃ甘い。年中夏だから、みんな糖分を欲してるのかなと(笑)。

僕はブラック派なので最初は嫌だったんですけど、だんだん慣れてきて、逆に甘いのが欲しい体になっちゃいました。

しみなお

俺はとにかく、ラクサを食べ続けてた。美味しすぎて。

ラクササラワクphoto by マレーシア政府観光局

伊佐

わかる、ラクサ大好き!!!最高だよね!!

やっぱり万人に見てほしい!マレーシアの多彩なモスク

しみなお

片渕さんは、どこが印象に残ってる?モスクとか見に行った?

片渕

モスク、見に行きました!イスラム圏に行くのが初めてだったので緊張していたんですけど、実際に行ってみたらカジュアルなイスラム圏という雰囲気で馴染みやすく、「すごくきれいな場所だな」っていうのが第一印象です。

photo by 片渕 ゆり

伊佐

ピンクモスクやブルーモスク、美しすぎるなって思った。なんで当時見に行かなかったんだろう……。

Photo By Tourism Selangor

ALLY

マレーシアのモスクも、礼拝とか参拝するとき、服装とか気を付けないといけないんですか?

片渕

女性は髪や肌を布で覆うのですが、現地モスクの入口でローブや布を借りることができる場所が多いので、みんなでお揃いにして記念撮影とかできます!

佐藤

マレーシアの祭日とか、特別な日だとちゃんとしなきゃいけないかもしれないけど、マレーシアは観光客の受け入れに慣れている国で、おおらかな雰囲気があるから全然大丈夫だよね。

ALLY

そうなんだ!そういうマナーとかが把握できてないから、ちょっとハードル高く感じちゃってたのかも。知っていると安心だね。モスク行ってみたくなってきた!

photo by 片渕 ゆり

片渕

あと、私が「バトゥ・ケーブ」に行ったときは、サルがたくさんいるスポットとして有名だった記憶があるんですけど、今はカラフルになって映えスポットになってるらしいですね?

photo by 片渕 ゆり
片渕さんが訪れた際の、バトゥ・ケーブの様子

伊佐

クアラルンプール近郊の「バトゥ・ケーブ」気になってた!

ここは、イスラム教じゃなくて、マレーシア随一のヒンズー教の聖地なんだね。2018年の工事以降、階段がカラフルになって、世界中から人がやってきてるみたい。

BATU CAVES
Photo by マレーシア政府観光局
2018年のリニューアル以降のバトゥ・ケーブの様子

佐藤

中には洞窟があって、探検できますよね。でも階段が272段あってめちゃくちゃつらいんで、人によっては後悔します(笑)。

片渕

随分と変わっていて、すごいですね……!

とにかく、マレーシアって、ちょっと移動すると全然違った景色が見られるのも見どころの一つですよね。インド人街からちょっと移動すると中国人街だったりして。カメラを始めたばかりのとき、「いろんなもの撮れる!」って楽しかった記憶があります。

インド人街LITTLE INDIA BRICKFIELDS 2
Photo by マレーシア政府観光局
クアラルンプールのインド人街
photo by 片渕 ゆり

しみなお

日本から一番近いイスラム圏の多民族国家で、自然が豊かでごはんも美味しい。結構いい話が聞けた気がする。

後編に続く

もっとマレーシアのことを知りたい方は、こちらも合わせてチェック!

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編集部
伊藤 美咲 業務委託 / エディター

1996年東京生まれ。ステキな人やモノを広めるライター。2019年にフリーライターとして独立し、インタビュー記事、地方取材記事、イベントレポート、プレスリリースなどの執筆などを手がける。短期間でサクッと行く旅と音楽が好き。普段は多国籍なシェアハウスで暮らしています。

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