今回はモーリタニアについてご紹介します。 「そもそもモーリタニアってどこにあるの?」とお思いの方もいるでしょう。
モーリタニアはアフリカ大陸の西側に位置する国で、全土がサハラ砂漠、地理でいうと90%以上が砂漠でできているズバリ砂漠の国です。実は鳥取砂丘にもまだ行ったことがありませんが、サハラ砂漠に来て初めて砂漠で過ごした日々をお伝えしたいと思います!
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モーリタニアの中で訪れた都市とルート、移動方法
photo by あんり
モーリタニアに訪れたときは西アフリカを旅行中だったので、隣国セネガルから船に乗り川を渡って国境越えしました。国境が大きな川だったので対岸が外国だと思うと、わくわくしてきました!
セネガルから船に乗って10分程でモーリタニアに到着し、建物の中で空港のような入国審査などを受けて、モーリタニアに無事上陸。
モーリタニアでのエピソード(人とのエピソード)
photo by あんり
訪れたシンゲッティという町のゲストハウスのオーナーの男性がすごく気さくで、面倒見の良い方でした。泊まっている間、彼の実家に招いてくれたり、由緒ある図書館を案内してくれたり。
また、彼の親戚のお姉さんがご厚意で私の手にヘナタトゥーをしてくれました。シンゲッティは夜になると街灯もなく真っ暗になります。暗闇の中でもお姉さんはスマホのライトで手元を照らしながら模様を丁寧に描いてくれました。なんて優しい人たちなんだろうと感動しました。
モーリタニアでのエピソード(場所のエピソード)
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私が訪れたシンゲッティはここ数年砂漠化が進んでおり、砂丘に埋もれかけている家も見かけました。ここはもともとメッカに向かう巡礼者の聖都で、いまは町全体が世界遺産に登録されています。
町には由緒ある図書館がいくつかあり、中世後期の手稿のコーラン(イスラム教の聖典)を拝見する貴重な体験もできました。
知っておくべきキーワードは「ミントティー」
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モーリタニアではミントティーでおもてなしする文化があります。お客さんにお茶を入れるのは日本と似ていますね。泊まったゲストハウスでも振る舞われました。
ミントティーは紅茶を10倍ほど苦くしたような味のお茶に大量の砂糖を加え、更にミントを入れて煮詰めます。喉が熱くなるほど渋くて苦いですが、砂糖の甘みもあるので意外と飲みやすいです。
お茶の入れ方も独特で、高いところからグラスをめがけて素早く入れます。ほとんど溢れていなかった!すごい!かなり癖があるので、つい見入ってしまいます。振舞われたらぜひ飲んでみてください!
モーリタニア旅行を楽しむためのアドバイス
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モーリタニアは砂漠の国で、建物が並ぶ首都ヌアクショットの街中でも未舗装の部分が多く、歩道のほとんどが砂でした。風吹くと砂が舞うので、ストールとサングラスの持参をお勧めします。私は現地で長めのストールを購入しました。
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特に砂埃がひどい所ではストールで頭部をミイラのようにぐるぐる巻きにして目だけ出し、サングラスをかけてかなり怪しい格好で歩いていました(笑)。ただ街中を歩くだけでしたら、そこまで神経質にならなくていいと思います。