ライター

高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

「ピンポン・シー」で実際にプレイ


photo by Abe saxophone

今までは単体のアート展示の紹介でしたが、これからご紹介する「島の中の小さなお店」プロジェクトには、8つの展示が集まっています。ヘアサロンやカフェなど、芸術祭に訪れる人が楽しめるだけでなく、島の人が利用できる便利な「小さなお店」が入っています。

早速中に入ってみると、先に目に入ってきたのはカラフルな卓球台。


photo by Abe saxophone

「ピンポン・シー」では実際に卓球で遊ぶことが可能。カラフルでポップな卓球台でプレイしたら、いつもより楽しくプレイできそう。


photo by Abe saxophone

卓球台は全部で3種類。一番入り口から遠い卓球台は、なんと台がゆらゆらと動いています。台の動きによってピンポン球が思ったところに飛ばず、ハチャメチャなラリーになること間違いなし。

久しぶりに童心に帰って、卓球で遊んでみませんか?

■詳細情報
・名称:ピンポン・シー
・開館時間:9:00-16:30
・定休日:会期中無休
・料金:600円(mg07-mg12の6作品をあわせた料金)1プレイ100円
・公式サイトURL:https://setouchi-artfest.jp/artworks-artists/artworks/megijima/241.html

虚構と現実が混在?「ランドリー」


photo by Abe saxophone

女木島のアートの中で個人的に一番気に入った作品が、レアンドロ・エルリッヒの「ランドリー」。真っ白に塗られた壁と洗濯機、そして中央のカゴのみで構成されています。

向かって右側の洗濯機には衣類がぐるぐる回る映像が流されていて、左側は洗濯できる本当の洗濯機。虚構と現実を同じ空間に混在させているそうです。


photo by Abe saxophone

この空間の中に響くのは、洗濯機が動く音のみ。映像が流れるフェイクの洗濯機をじーっと眺めていると、なんだか不思議な気分になってきます。


photo by Abe saxophone

左側の本物の洗濯機では、実際に衣類を洗えるのだとか。シンプルながら全体のバランスが心地よくて、洗濯機を見れば見るほど現実世界と違う世界をさまよっているような感覚になりました。

■詳細情報
・名称:ランドリー
・開館時間:9:00-16:30
・定休日:会期中無休
・料金:600円(mg07-mg12の6作品をあわせた料金)洗濯:500円(1回)、乾燥:100円(1回)
・公式サイトURL:https://setouchi-artfest.jp/artworks-artists/artworks/megijima/240.html

心をマッサージできる不思議なチェア


photo by Abe saxophone

最近心がすさんでるなぁ、疲れているなぁという方は、「こころのマッサージサロン」で心のマッサージをしてみてはいかがでしょうか?お疲れ気味だった私も、一見不思議な形でゴツゴツとしたマッサージチェアに靴を脱いであがってみることにしました。


photo by Tomomi Kita

右側にハンドルがついているので、それをくるくると回しましょう。するとマッサージチェアが動き始め、いろいろな場所からゼンマイ仕掛けのおもちゃが動くような不思議な音が聞こえてきます。そして前にまっすぐとのびた竿が水の中に沈んでいき、何かを釣り上げます。

リラックスできる……とはまた違う感覚ですが、まわりから発せられる音によって心の中のわだかまりなどがひとつひとつ解かれていくような気がしました。


photo by Abe saxophone

ガラス玉に映った姿も幻想的です。こちらには実際のマッサージチェアも置いてあるので、体のマッサージを受けたい方はそちらでどうぞ。

■詳細情報
・名称:こころのマッサージサロン
・開館時間:9:00-16:30
・定休日:会期中無休
・料金:600円(mg07-mg12の6作品をあわせた料金)マッサージチェア:300円(16分)
・公式サイトURL:https://setouchi-artfest.jp/artworks-artists/artworks/megijima/244.html

他にもおもしろいアート作品がたくさん


photo by Abe saxophone

「世界はどうしてこんなに美しいんだ」。これは『夜と霧(ヴィクトール・E・フランクル著)』から抜粋された、囚人が夕焼けを見たときに発した言葉なんだそう。

スクリーンには「世界はどうしてこんなに美しいんだ」という文字が車輪に浮かび上がる自転車が写り、小豆島を走っている様子が流れます。


photo by Abe saxophone

自転車は高松でレンタルすることができ、実際に乗ることが可能です。瀬戸内国際芸術祭は鑑賞するだけでなく、実際に体験できるのもおもしろいですね。


photo by Abe saxophone

そして宿泊先の方におすすめされたのが、2階に飾られた写真の数々。香港のカメラマン「梁家泰」が撮影したもので、女木島と男木島で結ばれた夫婦の写真・馴れ初めが展示されています。


photo by Abe saxophone

決して島民の数は多いわけではありません。今では自由に高松や県外に出るなどの選択肢もありますが、昔はそうもいかない時代でした。

お見合いで出会った人や、数回しか会ったこともない相手と結婚することもあったようで、馴れ初めのエピソードを読んでみると「いやいやながら結婚の申し出を承諾する」などの言葉も。夫婦となったきっかけはそれぞれですが、どのご夫婦もそっくりの笑顔で笑っている姿が印象的でした。

読んでいるうちに、きっと島の暮らしに興味がわいてくると思います。

高松から20分で行けるアートの島、女木島


photo by Abe saxophone

瀬戸内国際芸術祭ではそれぞれのアートごとに料金を支払って鑑賞する方法のほか、作品鑑賞パスポートを購入する方法もあります。全会期中に使える3シーズンパスポート(大人4,800円)、1会期のみ楽しめる1シーズンパスポート(大人4,000円)があるので、楽しみ方に合わせて購入しましょう。

筆者は芸術祭を鑑賞できる時間が少なかったため、パスポートは購入せずにアートごとに支払って楽しみました。今回紹介したアートをまわるのにかかった時間は、3時間ほど。夏会期の初日だったこともあり、それほど混んでいなかったので落ち着いて鑑賞できました。

せっかくの瀬戸内旅行、ほかの島のアートも楽しむためにも、シーズンパスポートでアート巡りをしてはいかがでしょうか?気軽に行ける島は女木島以外にもたくさんありますので、瀬戸内でアート旅行を楽しんでくださいね!

ライター

高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

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