編集部

こんにちは、旅を広める会社である株式会社TABIPPOが運営をしている「旅」の総合WEBメディアです。世界一周のひとり旅を経験した旅好きなメンバーが、世界中を旅する魅力を伝えたいという想いで設立しました。旅人たちが実際に旅した体験をベースに1つずつ記事を配信して、これからの時代の多様な旅を提案します。

キラキラと輝く瀬戸内海に浮かぶ、大小様々な形をした島々。「瀬戸内国際芸術祭」は、そんな美しい島々を利用して、三年に一度開催される芸術祭です。

国内外からバラエティーに富んだアーティストを集め、島全体を使い、彼らの作品を展示していく。美術館で楽しむものもあれば、島の空き家を利用した作品もあります。

今回は、国際的に有名な瀬戸内国際芸術祭の島々の中でも、特に注目度が高い「直島」の観光スポットを紹介します。

直島に行ってみての感想

photo by pixta

私が直島を訪れたのは7月頃で、まさに夏真っ盛りのとても暑い時期でした。直島といえばアートが有名ですが、島のいたるところに様々な芸術作品や美術館があり、とても魅力的でした。

島は自然がいっぱいですが、おしゃれなカフェやレストランなどもあり、休日に訪れるのにはまさにぴったりの場所だと感じました。

現地の人も親切で、バスを待っていると通りがかりの軽トラックに乗ったおじいさんが港まで乗せてくれました。人の優しさに触れ、とても心が癒された直島旅行になりました。

おすすめのベストスポット

私のおすすめスポットは「家プロジェクト」の「南寺」です。「家プロジェクト」とは、直島の本村エリアに点在していた空き家を改修してアート作品にしたもので、全部で7箇所あります。

「南寺」は、アーティスト「ジェームズ・タレル」の作品で、設計は「安藤忠雄」です。15分ほど設けられた鑑賞時間に、15〜20人ほどしか入場できないという少人数鑑賞なので、会場の外で多少待ち時間がある場合が多いです。

展示内容を先に知ると面白くないので詳しい内容は書けませんが、体全体で感じることができるとてもユニークな作品です。直島に行ったなら、「南寺」はぜひ訪れてみてください。

直島への行き方

photo by pixta

直島へは、高松港と宇野港から船で行くことができます。東京から高松港/宇野港へは、飛行機で羽田空港から高松空港/岡山空港まで1時間20分、新幹線では岡山駅まで3時間30分です。各空港から港まではバスで30〜40分ほど。

高松港から直島までの所要時間は約1時間で、宇野港からは20分と早めに到着することができます。始発は7:20、最終は20:30です。通常のフェリーなら大人520円で乗船することができます。

詳細は、こちらから。

*編集部追記(2017/08/28)
以下、観光スポットの一覧となっています。

地中美術館

美術館自体が芸術品!著名な建築家・安藤忠雄が設計した直島の「地中美術館」。自然の景観を損なわないよう、工夫を凝らし設計されたもので、直島観光の目玉となっています。

クロード・モネ、ジェームズ・タレル、ウォルター・デ・マリアという3名のアーティストの作品のみを恒久的に展示しています。

■詳細情報
・名称:地中美術館
・住所:香川県香川郡直島町3449-1
・アクセス:高松港から船(四国汽船フェリー)で50分、直島・宮浦港からバス約20分
・開園時間:10:00~18:00(最終入館17:00)/3月1日~9月30日10:00~17:00(最終入館16:00)/10月1日~2月末日
・休館日:月曜日※ただし、祝日の場合開館、翌日休館
・電話番号:087-892-3755
・料金:2,060円(15歳以下無料)
・備考:混雑が予想される時期は、館内の人数を制限がある場合も。その場合は整理券を配布
・公式サイトURL:http://benesse-artsite.jp/art/chichu.html

I♥湯

アーティストの大竹伸朗が手がけた温泉「I♥湯」は、銭湯そのものがアート!

銭湯内には、タイル壁画で描かれたカラフルでポップな絵があったり、ゾウの置物があったりと、まさにアートの島・直島にふさわしい温泉となっています。大竹伸朗の世界観にただただ圧倒される…まさにそんな場所です。

■詳細情報
・名称:直島銭湯「I♥湯」
・住所:香川県香川郡直島町2252-2
・アクセス:フェリーの発着港でもある宮浦港のすぐそば
・営業時間:平日14:00~21:00(最終受付20:30)土日祝10:00~21:00(最終受付20:30)
・休館日: 月曜日(ただし祝日の場合開館。翌日休館) ※メンテナンス期間は臨時休館もあり
・電話番号:087-892-2626(NPO法人 直島町観光協会 受付時間:8:30~18:00)
・料金:510円(直島島民は310円)15歳以下210円(3歳未満は無料)
・駐車場:町営有料駐車場利用可(徒歩3分)
・公式サイトURL:http://benesse-artsite.jp/art/naoshimasento.html

南寺

直島・本村地区に点在する空き家を改修し、アート作品にした「家プロジェクト」。興味深い家プロジェクトの中でも、特にオススメしたいのが、ジェームズ・タレルの作品「南寺」。

暗い南寺の中に入っていくと、予想もしなかった、驚きの光景に出会えます。

■詳細情報
・名称:南寺
・住所:香川県香川郡直島町
・アクセス:宮浦港からバスで約10分
・営業時間:10:00~16:30
※「南寺」最終入館 16:15
・休館日: 月曜日(ただし祝日の場合開館。翌日休館)
・電話番号:087-892-2626(NPO法人 直島町観光協会 受付時間:8:30~18:00)
・料金:共通チケット(「きんざ」を除く6軒を鑑賞)1,030円
ワンサイトチケット(「きんざ」を除く1軒のみを鑑賞)410円
※15歳以下は無料
・公式サイトURL:http://benesse-artsite.jp/art/arthouse.html

護王神社

江戸時代から祀られている「護王神社」の改築に合わせ、杉本博司が設計したアート作品。

護王神社にある古代の石室と本殿は、ガラスの階段で結ばれています。その階段を目の前にすると、どこか別の世界に来たかのような不思議な気持ちに。古代の石室通って、現代へと帰る。あなたは、そこで何を感じますか?

■詳細情報
・名称:護王神社
・住所:香川県香川郡直島町本村地区
・アクセス:宮浦港からバスで約10分
・営業時間:10:00~16:30
※「南寺」最終入館 16:15
・休館日: 月曜日(ただし祝日の場合開館。翌日休館)
・電話番号:087-892-2626(NPO法人 直島町観光協会 受付時間:8:30~18:00)
・料金:共通チケット(「きんざ」を除く6軒を鑑賞)1,030円
ワンサイトチケット(「きんざ」を除く1軒のみを鑑賞)410円
※15歳以下は無料
・公式サイトURL:http://benesse-artsite.jp/art/arthouse.html

はいしゃ

家プロジェクト「はいしゃ」は、その名の通り、昔は歯医者だった建物を、大竹伸朗氏が独自の世界観でコラージュ、改装をした作品です。

はいしゃの内部には、まるで夢のような現実には起こり得ない楽しい空間が広がっています。その強烈なインパクトは、一度観たら忘れられないほど見応えがあるものです。

■詳細情報
・名称:はいしゃ
・住所:香川県香川郡直島町本村地区
・アクセス:宮浦港からバスで約10分
・営業時間:10:00~16:30
・休館日: 月曜日(ただし祝日の場合開館。翌日休館)
・電話番号:087-892-2626(NPO法人 直島町観光協会 受付時間:8:30~18:00)
・料金:共通チケット(「きんざ」を除く6軒を鑑賞)1,030円
ワンサイトチケット(「きんざ」を除く1軒のみを鑑賞)410円
※15歳以下は無料・公式サイトURL:http://benesse-artsite.jp/art/arthouse.html

ANDO MUSEUM

ANDO MUSEUM」は、安藤氏が手がけた家プロジェクト・南寺のすぐ近くに位置する民家を改修して生まれた美術館です。

民家の外観や、それ自体が持つ良さを残しながらも、内部は木とコンクリート、そして光と闇を上手く利用しています。これまで安藤氏が手がけてきた、さまざまな建築の要素を集約した集大成的な建築で、非常に個性的な建造物となっています。

■詳細情報
・名称:ANDO MUSEUM
・住所:香川県香川郡 直島町736-2
・アクセス:宮浦港からバスで8分 – 農協前から徒歩で5分
・営業時間:10:00 ~ 16:30(最終入館16:00)
・定休日:月曜日 ※ただし、祝日の場合開館、翌日休館
・電話:087-892-3754(福武財団)
・公式サイトURL:http://benesse-artsite.jp/art/ando-museum.html

ベネッセハウス ミュージアム

ベネッセハウス ミュージアム」は宿泊施設と美術館が一緒になっている、ちょっと変わった施設です。こちらも世界を代表する建築家、安藤忠雄氏による設計です。

館内に展示されている収蔵作品ほか、芸術家たちがこの場所だからこそと制作した、サイトスペシフィック・ワークが点在しています。直島に訪れたなら必ず来たい美術館のひとつです。

■詳細情報
・名称:ベネッセハウス ミュージアム
・住所:香川県香川郡直島町3419
・アクセス:地中美術館から徒歩約15~20分
・営業時間:08:00~21:00(最終入館20:00)
・定休日:年中無休※臨時休館あり。公式サイト確認要
・電話番号:087-892-3223
・料金:大人1,030円
※15歳以下およびベネッセハウスの宿泊者は無料
・公式サイトURL:http://benesse-artsite.jp/art/benessehouse-museum.html

海の駅「なおしま」

さすがアートの島・直島の海の駅!島の玄関口・宮浦港に設置されているこのフェリーターミナルも、他にはない斬新な建築物です。

施設内にはフェリー利用者のための待合室、売店、カフェ、バスターミナルのほか、イベント広場などがあり、フェリー利用者のためではなく、多くの役割を持つターミナルになっています。

■詳細情報
・名称:海の駅「なおしま」
・住所:香川県香川郡直島町2249-40
・アクセス:宮浦港からすぐ
・営業時間:施設による
・定休日:年中無休
・電話番号:087-892-2224
・料金:入場無料
・公式サイトURL:http://www.town.naoshima.kagawa.jp/about_naoshima/shisetsu/seastation.html

角屋

家プロジェクトのひとつ「角屋」。実はこの角屋は家プロジェクトの第一弾のアートでもあります。

角屋は約200年前に建てられた歴史ある家屋を修復したもの。1998年に宮島達男氏が出がけたこの角屋から、現代アート「家プロジェクト」は始まったのです。

■詳細情報
・名称:角屋
・住所:香川県香川郡直島町本村地区
・アクセス:宮浦港からバスで約10分
・営業時間:10:00~16:30
・定休日:月曜日(ただし祝日の場合開館。翌日休館)※臨時休館あり
・電話番号:087-892-3223
・料金:共通チケット(「きんざ」を除く6軒を鑑賞)1,030円
ワンサイトチケット(「きんざ」を除く1軒のみを鑑賞)410円
・公式サイトURL:http://benesse-artsite.jp/art/arthouse.html#ieproject2

直島つり公園

気軽に釣りがしてみたい!そんな願いを叶えてくれるのが、この直島つり公園。有料の町営釣り施設です。

固定桟橋や浮き桟橋、釣り筏、釣り堀などバリエーションに富んでおり、釣り道具の貸し出しもあるので特に準備も必要ありません。子供から大人まで楽しめますよ。

■詳細情報
・名称:直島つり公園
・住所:香川県香川郡直島町340
・アクセス:本村港から車で約5分
・営業時間:07:00~17:00
※水・金・土曜日のみ、閉園時間から翌朝の開園時間まで夜釣り営業あり
・定休日:火曜日(祝日の場合は営業、翌日休園)、年末年始(12/16~1/14)
・電話番号:087-892-2891
・料金:内容による
・公式サイトURL:http://www.naoshima.net/experience/experience_tsurikouen/
編集部

こんにちは、旅を広める会社である株式会社TABIPPOが運営をしている「旅」の総合WEBメディアです。世界一周のひとり旅を経験した旅好きなメンバーが、世界中を旅する魅力を伝えたいという想いで設立しました。旅人たちが実際に旅した体験をベースに1つずつ記事を配信して、これからの時代の多様な旅を提案します。

RELATED

関連記事