ここで水浴びでもすれば私の雑念にまみれた汚い心もキレイになったでしょうか。いや、普通に絶対ならないなーって思っちゃうくらいにはやっぱり心が汚いので、無理ですね。
ハイジ!チーズ!ハイチーズ!
スイスといえば!!!ハイジ!!!!チーズ!!
というわけで脂肪分たっぷりのチーズフォンデュ(写真写ってないけど)をいただきます。神様、羊様(もしかすると牛だけど)、スイス様!!ありがとう!!
この度、口にした料理でダントツ美味しかったです。もう!チーズになりたい!!
撮り鉄の皆様
どこでも仕事を忘れない皆様。はたから見たらただの撮り鉄な日本人集団です(撮り鉄って日本人以外にもいるのかな?)。
「「よし、ちゃんと撮れた」」って言ってますね、これは完全に。私はそんな皆様を見守ることが仕事です。
寝台列車、寝心地良すぎな件part2
本日の宿は2回目となる寝台列車。これまた広々とした部屋なので、超、超超快適です。
私の父の憧れ「渡り鳥ライン」
父から今回の旅程を教えたとき、一言目に出てきたのは「渡り鳥ライン!それ、渡り鳥ライン通るやつだよ!」という言葉。
何をおかしくなったのかと思ったら、ドイツのハンブルグ〜デンマークのコペンハーゲン間を結ぶルートのことでした。なんとこのルートは「列車が丸ごと船に乗る」のです。
デンマークのロービュとドイツのプットガルテン間は陸続きではないので、交通網はフェリーです。
(それにしても、よく列車ごと乗船するって思いついたな…)
めちゃくちゃ伝わりにくいんですけど、これはもう船のお腹にいます。
ちなみに列車が乗るだけあって船はすごく大きくて、快適にすごせます。
トランプが楽しい
長時間のフライトだと、ひたすらお酒を飲んで聞き取れない英語の映画を子守唄代わりにして悶々とするしか時間をつぶす方法がありませんが、列車ならHARIBOとトランプがあればこの通り。
ああでもないこうでもないって言いながら、友達とわちゃわちゃ過ごせるので、修学旅行みたいで本当に楽しいし、童心にかえるし、時間もびっくりするほどあっという間に過ぎていきます。
スウェーデンの街歩きが可愛すぎてつらい
ついに来ました、北欧!やだ!雑貨屋さんかわいい!かわいい!!かーわーいーいー!(悶絶)
マルメ、という街です。スウェーデン語表記で「Malmö」と書きます。完全に「マルモ!!」って言いたくなりますね!
ö<マルモ!
可愛すぎて、今回プレスツアーを開催してくれた同行者の中川さんもご満悦です。
かわいい。この旅、隙があればとても素敵な刺繍を縫ってました。帰国後、何を感化されたのか、編み物の雑誌を買っちゃった私(まだ毛糸すら買ってない)。
360度イケメン、イケメン、イケメン
ところで、さっきから気になってたんですけど、360度イケメンだらけです。
もう、イケメンだらけすぎて、むしろカメラ回す暇さえ与えてくれないくらい、イケメンだらけで、ああ、なんであのとき一人でもいいから写真撮らなかったんだろう…イケメンと写真撮れないくらいなら、私…私…チーズになって食べられたかった。あ、ここは北欧なのでサーモンのほうが美味しく食べていただけますかね。
最後の国、ノルウェーin!
さあ今回の食い倒れツアーもいよいよ終盤。ノルウェーでいただいたのは「アクアビット」という蒸留酒です。
麦などの穀物で作られるウイスキーや果実から作られるブランデーと異なり、なんと「じゃがいも」が原料のお酒でございます。
お芋=焼酎の方程式が成り立っている私にとって、同じお芋でこんな洒落たお酒ができるなんて衝撃です。
撮り酒の皆様。
いざ、フィヨルドへ
いざ、一行はオスロからノルウェーの「ネーロイフィヨルド」(フィヨルド…氷河による浸食作用によって形成された複雑な地形の湾・入り江のこと)へ。
スイスの登山鉄道「ユングフラウヨッホ」とはまた異なる、美しい雪景色が続きます。
今回購入したのは、「ノルウェー・イン・ナットシェル」というチケット。オスロとベルゲンの大都市、各フィヨルド2つをつないでおり、ノルウェーの旅には欠かせないお得な周遊チケットです。
列車に疲れたら「のび〜っ」
長距離移動には必ずついて回る「足のむくみ」という悩み。ですが、今回の5243km(ポルトガルからノルウェーまで!)に及ぶ列車旅のなかで一度も辛いと思ったことありませんでした。これはまじで本当に本当。
少し疲れたら、列車内にある立ち飲みできるところでお酒飲んでいればリフレッシュになるし(あ、違うか、車窓楽しむ場所か)、もしくは途中の停車駅で少しだけ降りて「のび〜っ」すればもう無問題です。
真っ白な雪景色に、真っ赤な列車がよく映えます。
あべちゃんはすーぐ仕事する
「のび〜っ」してるあいだに、あべちゃんは仕事してました。
食堂車がめっちゃ感動的なおいしさ
おっと。これまたおしゃれな食堂車を発見。
撮り飯(他のメディア)の皆様が、料理を注文してせっせとセッティングしていました。
なるほど、こういう写真があると読者の方は喜ぶんですね。
どうも。皆様の努力の結果を横取りするメディア、TABIPPO.NETです。どうですか?美味しそうでしょう?だって美味しいもん。
(お金も払わずセッティングもせず、途中から入って写真撮ってご飯までいただきました、TABIPPO.NETです。)
おっちゃんに絡む
車掌さんとも仲良くなれるフロム鉄道。とってもフレンドリーでした。
腹が減っては戦はできぬ
さて、おじちゃんとも仲良くなれたところで、そろそろナットシェルプログラムの目玉「ネーロイフィヨルド」へ。
の前に、ちゃっかりサーモンのサンドウィーッチをテイクアウェーイな、撮り飯たち。(いいですか、海外でお持ち帰りは「take out」じゃなくて「take away」がbetterです)
ここからは列車を乗り越えて、フェリーです。
いよいよネーロイフィヨルドへ
ついに近づいてまいりました。いよいよ、自然豊かなノルウェーが作り出した奇跡の絶景「ネーロイフィヨルド」です。
船が進む音以外、何も聞こえません。この美しいU字型の谷が、フィヨルドの特徴のひとつ。
その昔、氷河の浸食によって地表が削り取られた場所に海水が流れ込んでいったことによってフィヨルドが作り出されました。
まるで、フェリーに乗った私たちだけがこの地球上に取り残されたのかと錯覚するような静けさです。ちょうど日も暮れ始めたときだったので、辺りもすっかり真っ暗に。
寒さで手が凍りそうになりながらも、夢中でシャッターを切ります。だって、船内でぬくぬくしてるあべちゃんにカメラ渡されて「これ、よろしく!」って言われたから。道中で散々遊んできたので、そろそろ仕事しないと私の首が危ないしね!( ^ω^ )
断崖絶壁の山々を、鏡のように美しく反射する水面。
フェリーが氷河の上を大きな音を立てて進んでいきます。完全にBGMはタイタニックです。まあ、あんな薄着で両手広げて先頭立ってたら、船が沈む前に体が凍って死にますけどね。
この旅、最後の列車
ついに、9カ国の旅も終盤に。5234kmに及ぶ長い道のりもあと少しです。そして、この旅で乗車する列車も、この子が最後になりました。
さて、最後の車窓からはどんな景色が見えるかな〜。
信じられない絶景が広がっていました。
「生まれ〜て〜は〜じめ〜て〜」
最後の都市は、大人気のディズニー映画「アナと雪の女王」の舞台ともなった中世ノルウェーの首都「ベルゲン」。世界遺産です。
色鮮やかで可愛らしい建物が軒を連ねる前には、港が広がります。
到着が夜で雨も降っていたので写真が暗くて残念ですが、雨に反射するオレンジ色の街灯がまた雰囲気があって私は好きです。
ついにベルゲンを離れる朝、空港に向かうバスから撮った一枚。ばいばあああああい!!
戸口実花の西欧見聞録
イタリアのイケメンを拝んだあたりから、すっかり仕事の文字が頭から浄化されてしまいました。何が目的でしたっけ?イケメン探し?
冗談はさておき、いまなら分かります。旅に大切なことが。あのとき私に足りなかったものが。もし、いまヨーロッパに行く前の私に会ったとしたらこういうでしょう。
『美しいと 思える心が 美しい』(みかを)
どうせ撮ってもそのあと見返さないくせに、飛行機に乗ると必ず窓から写真を撮っちゃうこの行動に名前をつけたい。
唯一の心残り:イケメンと2ショット
イタリアのイケメンはイケメンすぎて緊張してまともな写真撮れなかったし、北欧のイケメンはイケメンすぎて直視できなくて一回も話しかけることができませんでした。これだけは悔やんでも悔やみきれません。
今回縦断旅に使ったチケットはこちら
わたしたちが今回使ったのは、ユーレイルグローバルパスの「フレキシータイプ」(開始日から1ヶ月間の有効期限のなかで5日間、もしくは2ヶ月間の有効期限のなかで10日もしくは15日間の利用日を選ぶもの)というもの。
訪れた国を気に入ったら、そこに数日間滞在することも可能です。しかもこのユーレイルパス、今ならオフピークキャンペーン開催中につき、すべてのチケットが20%オフに。そして26歳未満なら、「ユース割引」でさらに20%オフとなり、計40%オフになります!ぜひいまのうちにゲットして、イケメンと2ショットを撮りましょう!
■ユーレイルパスについての記事はこちら
12/31まで最大40%オフ!28カ国の列車が乗り放題の「ユーレイルパス」で快適なヨーロッパ旅をしませんか
■ミカエル
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