ベッドに仰向けにならないで!
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おかえりと迎えられ、先ほど手に入れた注射セットを渡して、先に血液検査をすることに。血圧を測った後に採血されました。
さっき病人の私が薬局へ行って買ってきた注射のパックを開けてセットしているイケメン。
仲間内では注射嫌いで有名なわたしでさえ、そのときは採血されることへの恐怖心よりも「不思議な文化だなあ〜」と、呑気にニヤニヤしていました。
すると、いよいよ注射を打つので奥の部屋のベッドの上で待っていてくださいとのこと。
ベッドへ移動して、仰向けになったわたしを見るなり、先生の声が響きました。「体勢が違うよ!逆!」
うつぶせの体勢に変更、そして…
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病院で注射を打つ際、たいていは椅子に座った状態で腕を出して打ってもらったり、ベッドの上で点滴を受けるみたいに仰向けで肘の裏を出しておくイメージですよね。
そのとき、私もてっきり後者の感じで注射されるもんだと思っていたんです。
どういうこと?どうやって注射するの?って思いながらも、うつ伏せになると…
じゃあ失礼します。とイケメンの腕が腰あたりに触れました。次の瞬間ズボンとパンツが…ずるっと半分位まで下ろされていました。
24歳女子、お尻に注射を刺される、の巻
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???何が起きたの??どういうこと?
って思っていたら、あれよあれよとお尻にグサっと針が刺さって気づけば注射終了していました。
ちなみに、ベッドのくだりから合わせて3分間くらいの出来事です。
かかった治療費と診断結果
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そうして治療が終わり、薬も処方されることとなり、再び薬局へ行き、薬を買いに行きました。
血液検査の結果は翌日に伝えられるとのことだったので、ひとまずその日は宿に戻り、薬を飲みながら大人しくしていました。
結果的に大きな感染病にかかったわけでなく、環境の変化や疲れからなる、誰にでもおこりうる腹痛と発熱でした。
この先の旅に支障が出ることもなかったので一安心。
海外の病院=高額
だと聞いていたので、どの位になるのかなと思っていたのですが、結果的に全てあわせた金額も、日本円で2800円程と良心的な費用でした。
国の医療制度や物価によって変わってくるのだと思うのですが、メキシコシティではこの位の金額でした。腕の良いイケメン先生だったから言うことありません。
終わりに
私は病院での治療に関する保険に入っていたので、その費用に恐れることなく病院へ行くことが出来ました。
結果的に金額的にも大きな負担になることなく、すぐに回復。
しかし、旅の途中、思ってもいなかったところで病院送りになることだって誰にでも起こりえます。
普段、割と元気な旅人が入院したのも知っています。保険は高額だしどうしようかなと迷うことなく入っておきましょう。
それにしてもあの注射、お尻に打たれる意図は何だったのだろう…