ライター

1994年生まれ。国内の旅行WEBメディアでライター・編集者の経験を積んだのち、2021年よりオアハカに在住。アートシーンやフードカルチャーを中心に、メキシコで見つけた〈おもしろいもの、すてきなもの。〉を取り上げています。

~Day 2~ 街一番のヒップなカフェで朝食だ。

photo by Hisako Tanaka
2日目の朝は、老若男女問わずおしゃれな人たちが出入りする街一番のヒップなカフェからスタート。

『Boulenc(ブーレンク)』は、地元の生産者から仕入れる小麦を使ったパン料理が人気のレストラン。お店のすぐ隣にはベーカリーが併設されており、店内では次々にベーカリーからパンが運ばれていく様子を目の当たりにするはずです。

photo by Hisako Tanaka
アボカドトーストやパンケーキのような定番の朝食はもちろん、サンドウィッチやサラダも充実しており、メニューを見るやいなやどれにしようか迷ってしまうかも。

パン料理にはザワークラウトやキムチなど自家製の漬物が付け合わせられているのもユニークで、朝からお腹の調子を整えてくれそうな予感。

photo by Hisako Tanaka
どれもハズレのない味だからこそ、安心してオーダーできます。オープンと同時に混雑する人気店のため、あまり時間に余裕がなければベーカリーでさくっとテイクアウトするのも一つの選択肢。

■詳細情報
・名称:Boulenc(ブーレンク)
・住所:Calle Porfirio Díaz 207, RUTA INDEPENDENCIA, Centro, 68000 Oaxaca de Juárez, Oax.
・地図:
・営業時間:8:00〜23:00
・定休日:なし
・電話番号:+529513513648

タクシーに乗って、日帰りで手仕事の村へ。

photo by Hisako Tanaka

オアハカは〈職人の街〉ともいわれ、市内の近隣にはものづくりを行う小さな村がたくさんあります。今回の旅では、最も有名な村の一つ『Teotitlan del Valle(テオティトラン・デル・バジェ)』を訪問。

アバストス市場から黄色いタクシーに乗って約30分、羊毛ラグ・タペテが盛んなこの村では、植物や虫から抽出した天然の染料で色付けし、数ヶ月かけて手で織った一点もののラグを作る工房をいくつも目にすることができます。

photo by Hisako Tanaka
運がよければ、通りがかった工房で実際に染色や手織りをしているワンシーンを見ることができるかも。

また、工房とは別にラグを専門で売るショップも多数あり。売っているショップによってラグの色合いや柄が少しずつ異なるため、根気強く自分のお気に入りを探して。ラグ以外にバッグやポーチのような小物アイテムを扱うショップもたくさんありますよ。

■詳細情報
・名称:Teotitlan del Valle(テオティトラン・デル・バジェ)
・住所:Teotitlan del Valle
・地図:
・アクセス:オアハカセントロからタクシーで約30分

オアハカ土産、何にする?

photo by Hisako Tanaka
時間と体力に余裕があれば、中心地にあるセレクトショップで旅最後のお土産探しへ。

オアハカは古くから陶器作りが盛んで、自分たちの手で作った陶器を今でも生活の中で使い続ける伝統が根強く残っている地域。オアハカに来たのなら、やはり陶器はチェックしておきたいところです。

photo by Hisako Tanaka
『Colectivo 1050°(コレクティーボ)』は、オアハカの陶芸家や陶芸コミュニティを支援する現地のNPOが立ち上げたセレクトショップ。

お店に並ぶのは、大地、水、そして火という自然の恵みから生み出され、シンプルでエレガントなデザインに仕立てられたアート作品ばかり。ボウルやプレート、湯呑みなどの食器類が中心で、帰国後の新たな日常生活にも彩りを与えてくれるようなお土産になりそうです。

街の中心地には他にも、オアハカの職人たちが作る工芸品を集めた小さなセレクトショップがたくさんあるので、歩きながら気になるお店に立ち寄ってお気に入りのお土産を持ち帰ってみてくださいね。

■詳細情報
・名称:Colectivo 1050°(コレクティーボ)』
・住所:Xolotl S/N Esquina con, Rufino Tamayo, Centro, 68000 Oaxaca de Juárez, Oax.
・地図:
・営業時間:9:00〜18:00
・定休日:日曜日
・電話番号:+529511326158

今夜はちょっぴり特別な郷土料理を食べてみよう。

photo by Hisako Tanaka
最後の夜は、オアハカ南部の海岸地域・イスモ地方の郷土料理が食べられるレストラン『Zandunga(サンドゥンガ)』へご招待。イスモはその土地柄、シーフードを使った料理や、素材が傷まないよう油でカラッと揚げた料理が多いのが特徴。

photo by Hisako Tanaka
ここ『サンドゥンガ』はオアハカ市内でイスモの料理が食べられる数少ないレストランの一つで、これまで食べてきたオアハカのグルメとは一味違った食体験を楽しむことができます。

何を食べるか迷ったら、盛り合わせプレートをオーダーするのがベター。モローテス、セヴィーチェ、ガルナチャスなど約7種の料理を一度に味わえるメニューです。

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特に必食なのは、ミニトスターダスに細かく切り刻んだ肉や玉ねぎをトッピングしたイスモの代表料理・ガルナチャス。日本のハンバーグにも似た、ジューシーな味わいはきっと旅の記憶に残るはずです。メスカルとともに、思う存分オアハカの食を堪能してみて。

■詳細情報
・名称:Zandunga(サンドゥンガ)
・住所:Manuel García Vigil # 512-E, Centro, 68000 Oaxaca de Juárez, Oax.
・地図:
・営業時間:13:00〜23:00
・定休日:なし
・電話番号:+529515162265

オアハカがこんなに楽しい街だなんて、知らなかった!

photo by Hisako Tanaka
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの魅力があるオアハカ。

メキシコへ訪れる機会がある際には、ぜひ弾丸旅行でもここオアハカへ足を運んでみることをおすすめします。

ライター

1994年生まれ。国内の旅行WEBメディアでライター・編集者の経験を積んだのち、2021年よりオアハカに在住。アートシーンやフードカルチャーを中心に、メキシコで見つけた〈おもしろいもの、すてきなもの。〉を取り上げています。

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