モバイルボヘミアン
編集部

こんにちは、旅を広める会社である株式会社TABIPPOが運営をしている「旅」の総合WEBメディアです。世界一周のひとり旅を経験した旅好きなメンバーが、世界中を旅する魅力を伝えたいという想いで設立しました。旅人たちが実際に旅した体験をベースに1つずつ記事を配信して、これからの時代の多様な旅を提案します。

モバイルボヘミアンという言葉を知っていますか?旅人の最終進化系と称される本田直之さんと四角大輔さんが書籍「モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには」で定義した新しい生き方です。

本田直之
レバレッジコンサルティング株式会社代表取締役。シティバンクなどの外資系企業を経て、バックスグループの経営に参画し、常務取締役としてJASDAQ 上場に導く。現在は、日米のベンチャー企業への投資育成事業を行う。ハワイ、東京に拠点を構え、年の5ヶ月をハワイ、3ヶ月を東京、2ヶ月を日本の地域、2ヶ月をヨーロッパを中心にオセアニア・アジア等の国々を旅しながら、仕事と遊びの垣根のないライフスタイルを送る。これまで訪れた国は60ヶ国を超える。著書に、レバレッジシリーズをはじめ、『脱東京 仕事と遊びの垣根をなくす、あたらしい移住』等があり、著書累計300万部を突破し、韓国・台湾・中国で翻訳版も発売。
サンダーバード国際経営大学院経営学修士(MBA)
明治大学商学部産業経営学科卒
(社)日本ソムリエ協会認定ワインアドバイサー
アカデミー・デュ・ヴァン講師
明治大学・上智大学非常勤講師

 

四角大輔
「人は誰もがアーティスト」というメッセージを掲げ、オルタナティヴな生き方を提唱する執筆家。ニュージーランドの湖で半自給自足の〝森の生活〟を営み、年の半分は世界中で〝移動生活〟を送る。アーティスト育成とフライフィッシング冒険をライフワークとし、Instagram、公式メディア〈4dsk.co〉、『ソトコト』、『PEAKS』、『Mac Fan』の連載を通して、表現活動を続けながら、企業の役員やアドバイザー、複数のブランドのクリエイティブワークを行う。著書に『自由であり続けるために20代で捨てるべき50のこと』『The Journey 自分の生き方をつくる原体験の旅』など。レコード会社プロデューサー時代に、7度のミリオンヒットを記録。
会員制コミュニティ〈Lifestyle Design Camp〉主宰
Lake Edge Nomad Ltd. 代表取締役
OSIRO株式会社 共同代表
一般社団法人 the Organic 共同代表

 

モバイルボヘミアンとは?

元々、モバイル[mobile]とは動ける、動かしやすい、機動性のある、移動型のなどを意味し、ボヘミアン[bohemian]は古い慣習にとらわれない人、自由奔放に生きている人、を意味します。

仕事のために生きるのではなく、自分の好きなことをライフスタイルの中心に据えながら、旅するように働き、暮らす、自由な生き方のこと。「自分らしくいられる時間をできるかぎり長く持つための方法」であり、「仕事、表現、生活のクオリティを極限まで引き上げるための考え方」とも言えます。(モバイルボヘミアン, p3より)

 

TABIPPO.NETでモバイルボヘミアンの抜粋連載がスタート

TABIPPOが開催する週末イベント「旅大学」や旅好きのための夏フェス「旅祭」にもご出演いただいている本田さん、四角さんから「もっと多くの若者にモバイルボヘミアンの魅力を伝えたい」というお声がけをいただき、書籍の内容を抜粋して連載することが決まりました。

書籍の大部分はTABIPPO.NET内で読むことができるようになりますが、モバイルボヘミアンに共感された方はぜひkindle版のご購入をオススメします。

 

連載「モバイルボヘミアン」をおすすめする方

・旅人の最終進化系である本田直之さんや、四角大輔さんのことが気になる方
・自由に自分のライフスタイルを選んで、人生を作り出したい方
・色々な場所で仕事をする生活に興味がある方
・モバイルテクノロジーに興味があって、旅する生き方を実践している方

 

旅行と読書が好きな方がkindleで書籍を持ち歩くメリット

1.貴重な荷物のスペースを占有しない

旅行中は様々な荷物を持ち歩く必要がありますが、Kindleなら何千冊でも持ち歩けます。Kindle自体もとても軽くできていますし、画面が小さくても構わない方はアプリで読むこともできます。

2.インターネットを使わないのでオフラインで、いつでも読める

常にインターネットに繋がるとは限らないのが旅行先。特にWi-Fiを利用する方はカフェやレストラン、ホテルでしかインターネットを利用できません。Web漫画やWeb小説はオンラインで、Kindle本はオフラインで。

 

3.深夜のドミトリーや夜行バスなどでも読書可

実は紙の本も1冊は持っていくことが多いですが、夜間は読書灯をつけることをためらうためKindleです。特に移動時間の長い夜行バスにたくさん乗るなら、ワンピース村上春樹も全巻読むことも不可能じゃない。

 

4.データだから失くす心配がない

読書好きの方なら、「今だから、あの本をもう一度読みたい!」と感じることがきっとあるでしょう。そんな時もKindleにデータが入っていれば、すぐに取り出すことができます。

 

\Kindle版はこちら/

モバイルボヘミアン

 

それでは、ここから連載がはじまります!まずは第1章「これからの時代は なぜモバイルボヘミアンなのか?」なのかをお届けします。

 

ぼくたちは、すでに場所と時間から解放されている / 本田直之

モバイルボヘミアン、それは iPhone をはじめとするモバイルテクノロジーを駆使して、旅するように、だれにも縛られずに自由に生きていくライフスタイル。なぜ今、ぼくたちがこの生き方をあなたに伝えたいのか。

その理由を具体的に理解してもらうために、まずはぼくたちが生きている時代の変化からおさらいしていこう。キーワードは、モバイルテクノロジーがもたらす時間、場所、会社、収入源という4つの制約からの「解放」だ。

iPhone。このデバイスと付随するサービスの急速な発展のおかげで、ぼくたちの「働く場所」に対する認識が変わりはじめていることは、あなたも少しずつ実感しているだろう。

 

これまで、ぼくたちの働く場所はオフィスに「固定」されていた。会社に勤めるにしろ、経営するにせよ、ぼくたちは働くためにはオフィスに行かなければならなかった。デスクトップパソコンのある会社に行って、机の前に座って、仕事をする。それが常識だった。

しかし今は、iPhone があればどこでも仕事ができる。ノートパソコンと決定的に違うところは、歩きながらだって仕事ができるし、机すら必要としないことだ。つまり、何時から何時まで会社にいなければいけない、という場所の縛りも必要なくなった。こうしてまず、「場所」が解放された。

 

場所が解放されて、次に解放されたのは「時間」だ。「労働時間は9時から17時まで」、「月に40時間働く」、「何時から何時までは会社にいる必要がある」。これが今までの常識だった。

仕事にはかたまりの時間が必要で、最低でも数時間は会社にいて、パソコンの前に座って、ミーティングの時間をとって、といった具合に。

 

しかし今はiPhoneがあるおかげで、かたまりの時間をとらずとも細切れの時間でどこでも仕事ができるようになった。街を歩いているときにぱっと仕事のメールが来て、30秒ほどで返信して、1つの仕事が終わってしまったという経験は、多くの人にあるはずだ。

ぼく自身、それはごく自然な行為になったし、ランニングをしている間にふとアイデアを思いついてメモアプリに残しておいたり、指示を録音して音声データをチームメンバーに共有することもある。

 

経営者の友人は、仕事の指示やアイデアをボイスメッセージでチームに流していたりするし、もはやパソコンにもiPhoneにもタイピングをすることがないという。今から15年前、ノートパソコンの普及に伴い、すでに働く時間と場所の解放は少しずつ始まっていた。

そのあとのiPhoneの進化に合わせて、その解放が一気に加速した。今はまだ、iPhoneのみで仕事をしている、なんていう人は少数派かもしれないが、考えてみてほしい。

15年前まではノートパソコンを使っている人が少数派で、そこからたった5年ほどでそれが多数派になり、今では仕事に欠かせないものになっていることを。

 

象徴的な絵面として、新幹線や飛行機などの交通機関を想像してもらうといい。数年前なら、座席に落ち着くとすぐにノートパソコンを開くビジネスマンの姿を多く見かけたと思うが、今やその姿は少なくなってきた。

iPhoneを片手にメールチェックや情報収集をしている人も多いだろう。iPhoneが登場したのは2007年。しかし、当時のスペックだとまだまだ仕事に使えるというレベルではなかった。

そのあとアップグレードを続け、2010年以降にデバイスもインターネット環境も急速に進化してきからこそ、どこでも仕事ができるという状態が当たり前になったのだ。

新しい価値観は、ひとたび「こちらの方が便利だ」、「こちらの方が効率いい」と理解された途端、古い常識や習慣を洪水のように飲み込んでいく。「移動手段」に関してもLCC(格安航空会社)が出てきたことで、金銭的なことも含めて障壁はますますなくなってきている。

 

「グローバル」という観点から見ても、この先10年を見ていくと、移動コストはもちろん、移動時間そのものがもっと短くなるだろうし、より国境という概念も希薄になってくるだろう。

語学力も、今はその必要性が声高に叫ばれているが、テクノロジーがサポートしてくれるだろうから、今ほど大きな障害にはならない。

極論を言えば、隣町に行くくらいの感覚で海外に行ける、ということが起こってくる。個人でジェット機を持つ、というような何十億円もかかることをしなくても、だれでも圧倒的に気軽に移動できる時代がきている、ということだ。

[Reminder] あなたは新幹線に乗ってまず、パソコンを開きますか?その行為は少数派だろうか、それとも多数派だろうか?

編集部

こんにちは、旅を広める会社である株式会社TABIPPOが運営をしている「旅」の総合WEBメディアです。世界一周のひとり旅を経験した旅好きなメンバーが、世界中を旅する魅力を伝えたいという想いで設立しました。旅人たちが実際に旅した体験をベースに1つずつ記事を配信して、これからの時代の多様な旅を提案します。

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