ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

突然ですが、あなたはローマにある「真実の口」をご存知ですか?偽りがある方は手首を切り落とされるらしいです。一体、どのようなものでしょうか。今回は「真実の口」について詳しく紹介していきます。

 

真実の口とは何なのか?

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「真実の口」とはローマにある石の彫刻です。イタリア語で書くと「Bocca della Verità(ボッカ・デラ・ベリタ)」になります。現在、「真実の口」はサンタ・マリア・イン・コスメディン教会の外壁に飾られています。

伝説によると、偽った者が手を入れると手首を切り落とされます。果たして本当なのでしょうか。それは実際に訪れて、口の中に手を入れ確かめてください。

 

「真実の口」の歴史の歴史について

「真実の口」の歴史は意外と古く、古代ローマ時代まで遡ります。古代ローマ時代、「真実の口」はマンホールに使われ、今日のような伝説はありませんでした。

伝説が生まれたのは中世の頃。裁判の際、被告人が口に手を突っ込み、嘘だと判明したら口の向こうにいる人が被告人の手を切り落としたとか。そこから、どんどんと話が膨らんでいったと考えられています。

 

「真実の口」の見学料

「真実の口」は2016年8月から有料になりました。料金は2ユーロです。

 

サンタ・マリア・イン・コスメディン教会

サンタ・マリア・イン・コスメディン教会

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「真実の口」があるサンタ・マリア・イン・コスメディン教会もチェックしておきましょう。サンタ・マリア・イン・コスメディン教会が建てられたのは6世紀のこと。8世紀、教皇ハドリアヌス1世の時代に拡張されました。

もともと、この教会は東ローマ帝国の聖像破壊運動から逃れたギリシャ人のためのもの。今でも、教会ではミサが行われています。

 

真実の口へのアクセスは?

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「真実の口」が掛けられているサンタ・マリア・イン・コスメディン教会はローマにあるので、まずはローマに行きましょう。次に地下鉄B線に乗り、チルコ・マッシモ駅で降ります。そこから徒歩10分です。

ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

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