スペインのカナリア諸島には世界各地から観光客が集まりますが、その中のランサローテ島に世界を驚かすアトラクションがあるのをご存知でしょうか?
その名も海底美術館、“Museo Atlántico”です。
ダイビングでしか展示を間近で見ることが出来ない、海底15mに出来た美術館とはどんなものなのでしょうか。その真相に迫りましょう!
Museo Atlánticoとは
海底美術館の名は、ムセオ・アトランティコ(=大西洋の博物館)です。
イギリス人現代美術家のJason deCaires Taylor氏がランサローテ島政府と協力のもとプロデュースし、300もの彫刻が海底に配置されています。
この美術館の目的は、“大西洋への入り口となり、海洋への理解を通じて地球を愛してもらうこと”とのことです。
展示の内容としては社会問題に関わる物が多く、多方面に渡って現代社会に対する注意喚起を促しています。
また、これらの彫刻を海底に置くことで魚やサンゴ礁に住みかを与えることも出来ます!
カナリア諸島というロケーションが選ばれたのも、その自然の豊かさが評価された点が大きいとのことです。
アクセス方法
photo by www.cactlanzarote.com
カナリア諸島はスペイン領ではありますが、アフリカ大陸のモロッコ沖に位置しているため、日本からはかなり遠いです…。しかし、世界有数の観光地なので、是非ともチャンスがあれば行ってみましょう!
photo by pixta
カナリア諸島の各島へは飛行機が多く飛んでいます。海底美術館が位置するランサローテ島へはスペイン・マドリード等からのアクセスが便利です。
そして、ランサローテ島へ到着後は、南部の町“Playa Blanca”へ。白いビーチという意味のリゾート地で、ここの海に美術館が眠っております。
・名称:Museo Atlántico
・住所:Oficina de información del Museo Atlántico, Calle el Berrugo, 2, 35580 Playa Blanca, Las Palmas, スペイン
・アクセス:
・営業時間:9:00~17:00
・定休日:土日
・公式サイトURL:http://www.cactlanzarote.com/es/cact/museo-atlantico/
最後に
海底美術館のプロデューサーであるJason deCaires Taylor氏はヨーロッパとアジアで育ち、子供の頃はマレーシアの海を探検し、海を愛する男に。
海中写真家としての経験も経て、大好きな自然と現代社会への危機感から、海底美術館のコンセプトを考えました。実は、メキシコとカリブ海グレナダにも美術館を既にプロデュースしています。
日本では味わえない貴重なアトラクションを通じ、自分達の未来を考えてみる体験はいかがですか?