ライター
なみー トビタテ1期生

アフリカとヨガと安い航空券探しが趣味のズボラ女子。2017年から社会人。それから「3日休みがあったら海外旅行」がモットーに。夢は渡航国数を年齢×2にすること。マルタが私のアナザースカイ。トビタテ1期生。

アンジェリーナ・ジョリー、ヘンリー王子&メーガンマークル、イモトやヨシダナギといった有名人といえば…。そう!ナミビアです!

アフリカ南西部に位置するナミビアの魅力と言えば、アフリカ最大級の動物保護区エトーシャ国立公園や、世界遺産にも登録される世界最古のナミブ砂漠、赤土とバターを体中に塗り(一生体を洗わない!)「世界で一番美しい民族」と呼ばれるヒンバ族。

自然と歴史の脅威に包まれたこの国は、まさかの2.82人/km2、 190カ国中189位の人口密度の低い国。この国がもつ美しさをみようと、今世界中から注目を浴びている国の一つです。

 

ナミビアの中で訪れた都市とルート、移動方法

photo by Saiko Namie

渡航都市

ヨーロッパの雰囲気を醸し出す首都のWindhoek、第二の大都市Swakopmund、フラミンゴの大群を観れるWalvis Bay、北の中心地Ondangwa、野生動物の宝庫エトーシャ国立公園とその経由地であるOtjiwarongo、アンゴラとの国境であるRuacana、世界最古のナミブ砂漠へ行きました。

移動方法

私は車での移動が基本でしたが、現地の人は自家用車があれば車で、なければ小型バスを使います。電車もありますが、とてつもなく遅いため、WindhoekからSwakopmundまで24時間かかります。

 

ナミビアでのエピソード(人とのエピソード)

photo by Saiko Namie

ナミビアへは計3回渡航しているため、出会った人々は数知れず。アフリカファンになるきっかけを作ってくれたのもこのナミビアであり、何より人が面白い!

乗り合いのタクシーに乗れば何度もプロポーズされるし、長い髪の毛でいると女性がよって集って触って来るし、子供はキスしてくるし、人との付き合いがすぐ深くなる国です。 私が初めてナミビアを訪れた目的は児童福祉施設でのボランティア。

photo by Saiko Namie

そこの子供達との出会いは素晴らしいものであり、ソーラン節をすぐに覚え、数か国語を操り、今目の前にあるものに対して感謝し、子供たちの素直さに何度も感動しました。

基本的にナミビアの子供たちは人懐っこく、何に対しても興味を示し、お喋り好きで、言ったことをすぐに覚えるため、話していてとてつもなく楽しいです。ナミビアを知るには子供たちと楽しくなる仲良くなるのが一番手っ取り早いかもしれません。

 

ナミビアでのエピソード(場所のエピソード)

photo by Saiko Namie

ナミビアは自然の宝庫と言える程、人々を魅了させる場所がたくさんありますが、中でも一番感動的だったのは、8000万年前に形成された世界最古のナミブ砂漠。国土のほとんどは砂漠に囲われていながらも、海上から風に乗って流れ込む霧が動植物の貴重な水分供給源となり、このナミブ砂漠には多様な動植物が生を営んでいます。

photo by Saiko Namie

アフリカーンス語で「The end of the river」を意味するナミブ砂漠最大の砂丘、ソーサスフレイ。そのエリアの最奥地にある、自然が描く絵画のような死の沼地「デッドフレイ」は人生の中でも最も印象的に残った場所の一つです。

太陽に照らされたオレンジの砂漠、澄み渡る青い空、干上がった白い沼地、今や枯れ果てた黒い木々、この4色のコントラストがまるで絵であると言わんばかりに神秘的な絶景を生み出していました。

 

知っておくべきキーワードは「日本車」

photo by Saiko Namie

ナミビアに訪れたら、必ず何度も乗るであろう車。実はかつては日本で使われていた「中古車」がそこら中に溢れているのです!噂を聞くとスリランカの業者が売っているとかどうとか。

初めてナミビアに降り立ち、ドライバーが車を発車させた瞬間「ETCカードを挿入してください」と日本語が聴こえた瞬間笑ってしまいました。それ以降タクシーに乗る度、カーナビやモニターの案内、音楽の選択などで困っているドライバーを助けると、タクシー代をタダにしてくれることも何度もありました。

少し日本車のことを知っておくと現地の人々は喜ぶと思います。ちなみに圧倒的にトヨタファンが多いです。

 

ナミビア旅行を楽しむためのアドバイス

人と仲良くなることにつきます。ナミビアでは、隣の家は違う民族であることもしばしばあり、多くの言語を操る人々が暮らしています。そのため公用語は英語と統一されており、英語さえ話せれば楽しく会話できます。

そして注目すべきなのは、国民の50%を占めるオバンボ人が話す「オシワンボ語」。「先生」を「Sensei」と言ったり、「元気です」を「Oshili nawa(お尻 縄…)」と言ったり、日本語の ように語尾に「Ne」とつけることが多く、日本語に近しい言葉や発音も似ているため、少しでも言葉を覚えて話すと盛り上がるでしょう。そうして仲良くなっておけば、何かあれば助けてくれ、自分の身を守ることもできます。

そしてこの国には訪れるべき場所が本当にたくさん。移動に時間をとられることは勿論ですが、全ての道が舗装されているわけではないので、過去の経験上必ずと言って良いほど車の故障が起きます。そうした思わぬトラブルが起きても良いように、スケジュールを詰め詰めにせず、時間をゆったりと取っておくことをお勧めします。

 

ナミビアの治安

photo by Saiko Namie

他のアフリカ諸国に比べれば、ナミビアの治安は比較的良いと言われています。他のアフリカの国では入国するのに賄賂が必要と言われることもありますが、そうしたことはなく、ナミビアは基本的に地元の人にも外国人にも同じ値段を要求します。

またオススメはしませんが、一人で夜に出歩いても特に大きな被害はないそうです。「何故ならナミビアの人々は早寝早起きだから」と現地の人が言っていました。

但し多くの人が集まるところでの窃盗は多いです。グループで窃盗を行うケースが多く、車の窓から話しかけられている間に、他の開いている窓から携帯電話を盗まれたことがありました。持ち回り品には気を付けましょう。

ライター
なみー トビタテ1期生

アフリカとヨガと安い航空券探しが趣味のズボラ女子。2017年から社会人。それから「3日休みがあったら海外旅行」がモットーに。夢は渡航国数を年齢×2にすること。マルタが私のアナザースカイ。トビタテ1期生。

RELATED

関連記事