ライター
Yu Villegas 元パティシエ&日本語教師

メキシコ人の夫と2人の娘と世界中を引っ越し&旅行三昧の日々。元パティシエ&日本語教師。旅で何よりも楽しみなのは、そこでしか食べられないローカルフードや地元の人々との交流。渡航国数30ヵ国。現在は10年ぶりにドイツ滞在中。

こんにちは!ドイツ在住のYuです。今年に入ってから、私が暮らすヨーロッパではまさに「旅が解禁」され、飛行機はどの便もほぼ満席、観光地は欧米各国からの観光客でにぎわいを見せています。

そこで私たちも週末を利用し、イタリアのナポリへ。はじめて行ったナポリは、ローマやヴェネツィアにも負けず劣らず見どころ満載で、美しすぎる街でした。市内から日帰りでカプリ島やポンペイ遺跡へ行けるのも魅力のひとつです。

そこで今回は、ナポリを訪れたらぜひ行ってほしいスポットや、おいしすぎて涙したローカルグルメ情報、カプリ島とポンペイ遺跡への日帰り旅について紹介します。

今後の旅の参考に、またこの記事を読んでナポリを旅行した気分に少しでもなってもらえたらうれしいです。

ナポリってどんなところ?

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ローマ・ミラノに次ぐイタリア第3の都市、ナポリ。

「世界三大夜景」「世界三大美港」「世界遺産の宝庫」「美食の街」などと称され、かの詩人ゲーテが「ナポリを見てから死ね」という名言を残したほど、今も昔も人々を惹きつける魅力あふれる街です。

その起源は、紀元前470年頃、古代ギリシア人によって建設された植民都市にはじまります。

13世紀以降は、ナポリ王国の首都として栄え、現在も南イタリア最大の都市として、文化・経済の中心地に。

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さらに1995年、旧市街は「ナポリ歴史地区」として世界文化遺産に登録されました。

狭い路地には洗濯物がはためき、可愛らしいレストランや商店が立ち並びます。どの景色もまるで絵はがきのような美しさです。

2000年以上もの歴史の中で、ヨーロッパ諸国に支配されてきたナポリだからこそ、イタリアの他の都市とはまったく違った景色を見ることができるのです。

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また、ナポリからは、青の洞窟で有名なカプリ島や、映画『アマルフィ 女神の報酬』で注目を浴びたアマルフィ海岸の村々、世界遺産のポンペイ遺跡などといった人気観光地への日帰り旅行も可能。

観光の拠点としてナポリに滞在する旅行者も多いのだそう。私たち家族もナポリに滞在しながら、金曜日をナポリ、土曜日はポンペイ遺跡、日曜日はカプリ島と”週末旅”で3か所も楽しむことができ、なんだか得した気分になりました。

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さて、ナポリは、美食の街として世界的に有名であることをご存じでしょうか?

なかでもピッツァ・マルゲリータはナポリ発祥と言われており、ナポリピザ独特のモチモチの生地と、フレッシュでとろけるチーズ、味の濃い地元産トマトの相性が抜群。ナポリ滞在中、何度食べたことか……!

ほかにも、港町ならではの新鮮なシーフードをふんだんに使った魚介料理も絶品ですよ。そんな見どころ満載のナポリの歩き方を、存分に紹介していきますね。

日本からナポリへのアクセス方法は?

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ナポリの空の玄関口は「ナポリ・カポディキーノ国際空港」。日本からの直行便はないため、イタリアの主要都市の空港か、ヨーロッパ各国の空港から乗り継ぐ必要があります。

おすすめは、「日本→ミラノ→ナポリ」のルート。ミラノ空港はショッピングエリアがかなり充実しているので、乗り継ぎ時間も満喫できます。日本からミラノへは直行便で12時間ほど、ミラノからナポリへは飛行機で1時間ほどで到着します。

または、「日本→ローマ→ナポリ」のルートの場合、ローマからナポリは鉄道で1時間ほどで行けるので、ローマ・ナポリの2大都市を楽しめるのが魅力です。ちなみに、空港はナポリの中心部からわずか約6km。バスや鉄道で簡単にアクセスできて便利ですね。

旅のはじまりはナポリの下町スパッカ・ナポリから

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威勢のよいナポリっ子に、狭い路地を行き交うバイクや自動車の喧騒――。

そんな中、道端に小さなテーブルを出し、チェスに興じるおじいさんたちの姿が溶け合う、不思議で独特な雰囲気に包まれた、ナポリの下町「スパッカ・ナポリ」。

世界遺産にも登録されたこの旧市街は、狭い路地のどの風景も味があり、とにかくあてもなく歩いてほしいエリアです。

スパッカは、イタリア語で「真っ二つに割る」の意味で、細くまっすぐな路地が貫く様子がまるでナポリを真二つに割ったように見えることから、こんな愛称で呼ばれているんだとか。

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お土産屋や歴史あるセラミック工房、家族経営の小さなバー、行列のできる人気のピザ屋などが軒を連ね、お土産探しやグルメも楽しめます。

マヨルカ焼きのタイルで飾られた回廊で有名な「サンタ・キアラ教会」や、毎年2回、小さな壺に納められた”「聖ジェンナーロ」の血液が液体化する”という奇跡の言い伝えがあるドゥオーモ(大聖堂)など、見どころもたくさん。

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こちらは、ふらっと入ったレストランで食べた、シンプルなトマトパスタ「スパゲッティ・アル・ポモドーロフレスコ(Spaghetti al pomodoro fresco)」。トマトの味が驚くほど濃く、今まで食べたトマトパスタ史上ナンバーワンのおいしさでした。

それもそのはず、ナポリはイタリア国内でトマト生産量トップクラスを誇り、シンプルなトマトパスタはナポリっ子が日常的に食べる味なんだとか。

地域ごとに異なるトマトソースがあるイタリアですが、ナポリのトマトソースの特徴はフレッシュなミニトマトを使うこと。ぜひ、ナポリで食べてほしい味のひとつです。

ナポリっ子が愛するスペイン地区

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ナポリのメインストリートであるトレド通りの裏側に、スペイン地区(Quartieri Spagnoli)があります。

トレド通りは、ファッション関連の店舗が多くあり、モダンな雰囲気。そこから脇道に一歩入ると、雰囲気がガラリと変わります。

昔ながらの魚屋や家族経営の小さなピッツェリアなどが並び、ナポリっ子のリアルな生活が垣間見れる、エネルギーに満ち溢れたエリアです。

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ネット上では「治安が悪いので避けるべき」とする記事が多かったのですが、ぜひ見てほしいエリアでもあります。人通りの少ないところへは行かない、荷物から目を離さないなど、他の旅先と同じようなポイントに気をつけつつ歩いてみてください。

私たちは子連れでスペイン地区の路地裏にあるAirbnbに滞在し、夜遅くまで出歩きましたが、観光客や家族連れも多く、特に危険に感じることはありませんでした。

むしろ、スパッカ・ナポリほど観光地化されていないため、ナポリの下町情緒を感じながらのんびりと路地を散策したい方におすすめです。

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夜には、ライトアップされた路地の雰囲気が素敵。ぜひレストランの外にあるテーブル席に座ってナポリの夜の雰囲気を感じてみてはいかがでしょうか。くれぐれも、手荷物にはご注意を。

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そんなスペイン地区には、マラドーナの壁画(Murales)に囲まれたエリアがあります。

ナポリを語る上で、サッカー選手マラドーナは欠かせませんからね!

マラドーナはアルゼンチン人ですが、通称「ナポリの王」と呼ばれ、ナポリっ子から最も愛されているサッカー選手なのです。

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当時弱小チームだったナポリを、何度もチャンピオンにした功績を持つマラドーナ。

南北イタリア間で差別意識の強かった当時、差別される側だったナポリを自身の貧しかった故郷と重ね、ナポリの一員として戦った下剋上の精神も、ナポリの人から愛されている理由なのだと思います。

あまり旅行サイトで取り上げられることのないスポットですが、ナポリの下町の熱気が感じられるユニークな場所です。

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Yu Villegas 元パティシエ&日本語教師

メキシコ人の夫と2人の娘と世界中を引っ越し&旅行三昧の日々。元パティシエ&日本語教師。旅で何よりも楽しみなのは、そこでしか食べられないローカルフードや地元の人々との交流。渡航国数30ヵ国。現在は10年ぶりにドイツ滞在中。

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