みんな幸せそうな顔をしている
ニューヨークに降り立った僕はマンハッタン、タイムズスクエアに向かいました。
写真やテレビでしか見たことのない場所。高いビル群と巨大なサイネージ広告。たくさんの人でごった返してエネルギーに満ち溢れていました。
そこには日本で見る光景とは圧倒的に違うことがありました。それが「笑顔」です。すべての人がとっても楽しそうにしているのです。
観光客だけかと思いきや、ビジネスマンと思われる人もみんなです。みんなとっても幸せそうです。
「その場にいるだけでパワーと幸せをもらえる」と言っていた少女の意味がわかったような気がしました。
その場を楽しもうとする空気感
photo by pixta.jp
タイムズスクエアでパワーを注入した後は、ミュージカル「スパイダーマン」を見ました。本場ブロードウェイのミュージカル。館内は趣のある建物と品のある観客達。なんだか歴史を感じました。
目の前で繰り広げられる本場のミュージカルは大迫力で楽しかったですが、それよりも心に残ったのが観客でした。
開演前には自然に手拍子が始まり、盛り上がったシーンには立って拍手や歓声をおくる。しかも、それに周りがノッテくるのです。
日本ではそんなことをする光景はあまり見られませんし、「なんだか恥ずかしい」そんな気持ちが先行してしまうのではないでしょうか。でも、ここではみんな「良い」と思ったことは身体全体で表現するし、それをみんなで共有しようとします。
「今、この場を楽しもう!」そんな空気が劇場内に漂っていました。カーテンコールではスタンディングオベーションで大喝采。誰一人座って冷めている人はいません。なんだこの一体感は。心の中に染み込む楽しく幸せな感覚でした。
まとめ
photo by Takuya Hanaoka
また行きたいと思うニューヨーク。最終日にエンパイアステートビルからの夜景を見ながら旅を振り返っていました。
思い出すのは「幸せそうな笑顔」ばかり。
空港の保安検査の人、タクシーのお兄ちゃん、ホテルマン、レストランのウェイター、ショップの店員、観光地の大行列の人々でさえも。
皆なんでこんな笑顔なんだと思いながらも、自分も笑顔になっていました。
笑顔が笑顔をつくる。そんな幸せサイクルがここニューヨークにはあるのかもしれません。