長旅をしたり、水周りがあまり整備されていない国を訪れたりすると、シャワーなしの旅が続く場合があります。少しでも快適な旅にするにはどうすればいいでしょうか。
今回はウラジオストクからモスクワまでのシベリア鉄道旅行に基づいて、考えてみたいと思います。
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そもそも、どういうときに髪の毛&肌がかゆくなるの?
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まず、髪の毛がかゆくメカニズムを簡単にチェックしましょう。髪の毛を洗わないと、頭皮が汚れてしまいます。頭皮が汚れると、天然クリームの役割を果たしている皮脂分泌が過剰に出ることに。
その結果、毛穴が詰まり皮脂は酸化します。酸化された皮脂は「過酸化脂質」と呼ばれ、髪の毛にさまざまなダメージを与えます。
また、汚れた頭皮のままでいると、綺麗な髪の毛も生えなくなることもあります。髪の毛の洗い過ぎも問題ですが、洗わないことは髪の毛にとって大きなマイナスです。ですから、頭皮を清潔に保っておくことはとても大切です。
一方、体もシャワーを浴びない生活が続くとかゆくなります。シャワーを浴びないと、皮膚に付いた老廃物がたまることに。たまった老廃物にバクテリアが付着し、かゆくなったり臭ったりします。
空港で散髪をする&シャワーを浴びる
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とは言っても、洗髪が難しい旅もありますよね。少しでも、楽に髪の毛を洗うために空港で散髪をするのはいかがでしょうか。
私は旅行前に成田空港にある理容店に行きました。成田空港には第一ターミナルと第二ターミナルに理容店があります。どちらもスタッフの数が限られているので、電話で予約することをおすすめします。成田空港以外には羽田空港に理容店があります。
私は散髪のみの利用でしたが、40分ほどで済みました。あらかじめ、スタッフに空港カウンターでのチェックイン時間を伝えておくと、時間に合わせてくれます。旅行前に散髪をするとリフレッシュされるだけでなく、旅行中の洗髪がとても楽になりました。
残念ながら、理容店がある国内の空港は限られています。一方、国際空港ですと有料のシャワー室があります。長時間にわたる飛行機での移動の際はシャワー室を利用するのもいいですね。
なお、理容店もシャワー室を少しわかりにくい場所にあるので、あらかじめ空港のホームページでチェックすることをおすすめします。なお、シャワー室は時間制になっており、長時間利用はできません。また、タオルのレンタルも有料です。
水なしシャンプーは効果があるの?
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当たり前ですが、一般的にシャンプーを利用するときは水が必要です。ですが、世の中には水なしシャンプー、という商品があります。価格は150mlで450円ほど。量販店やAmazonで購入できます。
シャンプーといっても泡ではなく、スプレータイプです。使い方はとても簡単!髪の毛に向けてシュシュと何回かスプレーするだけです。
そして、普段の洗髪と同じように、頭皮と髪の毛をマッサージすれば大丈夫です。最後にタオルで髪の毛を拭くことを忘れないでください。思っていたよりも水なしシャンプーは匂いがするため、トイレで済ませました。
スプレーをした瞬間は頭皮が刺激され、とても気持ちいです。また、髪の毛もふんわりします。ただし、数時間経つと洗髪の効果は感じられませんでした。一般のシャンプーの代わりになるかと言われると、正直微妙ですね。
なお、水なしシャンプーは基本的に少量のため、機内持ち込みでも問題ありません。