・窓口にある申請書 1通
・戸籍謄本or戸籍抄本 1通
・写真
戸籍謄本や戸籍抄本は、日本にいる家族や友人に連絡し委任状を送ったうえで申請後、現地の大使館にFAXしてもらう必要があります。パスポート紛失時に現金など貴重品も紛失してしまっているようなら、現地への送金も頼む必要があります。
帰国を急ぐ場合は、渡航書の申請
前述した通り、パスポートの再発行は新規発給申請と同じ流れのため、申請して発給されるまでに日数を要します。
旅程の関係で帰国まで時間がない場合は、「渡航書の申請」を行い、帰国後にパスポートの再発行を行います。
この場合の必要書類は、
・渡航書発給申請書 1通
・戸籍謄本or戸籍抄本、あるいは日本国籍が確認できるもの(運転免許証など) 1通
・写真
・旅程が確認できるもの(航空券のチケット、旅行会社の予定表など) 1通
戸籍謄本や戸籍抄本を用意する代わりに運転免許証で申請できるので、現地で完結できる分、発給までの流れがスムーズです。
事前に、旅先から日本への連絡手段や住民票の所在地を確認しておく
パスポートを発行するにしても、渡航書を申請するにしても、警察にいったり大使館に行ったり、日本に連絡して必要な書類を用意したりと大変です。
毎回でなくとも、「自分の住民票はどこにあるのか」、「戸籍謄本(or抄本)が必要になったときはどうするか」、といったことは時々確認しておいた方がいいでしょう。
さらに、大使館や警察でのやり取りで「パスポートのコピー」があると対応がスムーズですので、旅行に出かける際には2,3部コピーを用意し、何カ所かに分散させておくといざという時に役立ちます。
まとめ
いずれにしても、旅行中にパスポートを紛失したら、観光や食事、ショッピングどころではありません。
もう「旅はおしまい」と考えたほうがいいでしょう。後々「あぁ、あの国でパスポートをなくして、散々だった」なんてことのないように、パスポートの管理はどんなに旅慣れても、どんなに安全な場所であっても油断してはいけません。
万が一、旅行先でパスポートを紛失してしまった際には、
Step1:現地の日本大使館に電話連絡。今後の指示をうける。
Step2:現地の警察で「紛失届の証明書」を発行してもらう。
Step3:日本の家族、友人に連絡。戸籍謄本(抄本)の準備・送付を依頼。
という流れだけは、頭の片隅に置いておきましょう。