パタゴニアのロゴマークになっている山「フィッツ・ロイ」に実際に行ってみた
中南米 ・2017年6月2日（2020年5月14日 更新）
ライター
大学卒業後、世界一周の旅に出発し、1年半かけて45カ国を周る。帰国後、株式会社アマナに入社。2016年よりフリーランスとなり、想像もできない風景を多くの人に届けるために世界中の極地、僻地を旅しながら撮影を行なっている。 近年はヒマラヤの8000m峰から水中、南極まで活動範囲を広めており、2021年にはエベレスト(8848m)を登頂した。 受賞歴 2017年 Canon "SHINES" 2017 品川一治選 書籍 2018年 写真集「Ama Dablam」 2022年 写真集「空と大地の間、夢と現の境界線 －Everest－ 」 2022年 新書「エベレストの空」 写真展 2019年 キヤノンギャラリー銀座、名古屋、大阪 「Ama Dablam」 2020年 キヤノンギャラリー品川、大阪 「Manaslu」 2022年 代官山蔦屋書店「空と大地の間、夢と現の境界線 -EVEREST-」
旅の終着点はフィッツ・ロイ
photo by yukiueda
旅の最後に訪れたのはフィッツ・ロイ。フィッツ・ロイはアウトドアブランド、パタゴニアのロゴマークにもなっている山です。
ここに来る頃にはさすがに荷物の重さにも慣れて来て、歩く距離も10キロ程度だとそれほど苦労せずトレッキングを楽しむことが出来るようになります。人間の順応性って、すごい。
だけど、撮影はここから。
テントを張って、1日が経ち、2日が経っても山は姿を見せません。目の前にいるのに！
どういうことかと言うと、フィッツ・ロイは「煙を吐く山」と呼ばれ、1年のうちほとんど雲や霧に隠れてしまいます。あまりに煙に覆われているので、先住民たちは火山だと思っていたんだとか。
そんな山でぼくが狙っていたのは、朝焼けに燃えるフィッツ・ロイ。そんな簡単な撮影ではありません。食料もそろそろ限界を迎えた10日後、夜空には満天の星空が！これは期待出来る！！空が白みはじめると、少しずつ真っ赤に染まるフィッツ・ロイの山が目の前に現れました。
どんなに辛い撮影でも、この瞬間に全て報われます。
まとめ
いかがでしたか？今回は広大なパタゴニア地方でも西海岸沿いを旅しました。ご紹介した場所以外にもパタゴニアはまだまだ絶景にあふれています。もし、大自然の圧倒的な力を感じたくなったら是非パタゴニアへ！
今回、撮影した写真はinstagramに随時アップしていきますので、「photographer_yukiueda」をよかったらフォローしてチェックしてみて下さい。
ライター
大学卒業後、世界一周の旅に出発し、1年半かけて45カ国を周る。帰国後、株式会社アマナに入社。2016年よりフリーランスとなり、想像もできない風景を多くの人に届けるために世界中の極地、僻地を旅しながら撮影を行なっている。 近年はヒマラヤの8000m峰から水中、南極まで活動範囲を広めており、2021年にはエベレスト(8848m)を登頂した。 受賞歴 2017年 Canon "SHINES" 2017 品川一治選 書籍 2018年 写真集「Ama Dablam」 2022年 写真集「空と大地の間、夢と現の境界線 －Everest－ 」 2022年 新書「エベレストの空」 写真展 2019年 キヤノンギャラリー銀座、名古屋、大阪 「Ama Dablam」 2020年 キヤノンギャラリー品川、大阪 「Manaslu」 2022年 代官山蔦屋書店「空と大地の間、夢と現の境界線 -EVEREST-」
