船で出会った人同士で結婚する人が多い!?
▲クルーズ中に乗客達で作り上げた船上ウエディングの様子です。
ピースボートの乗船者は毎クルーズで約900人いて、年代の割合は既に定年退職している世代の人が最も多いです。しかし私が乗った2度のクルーズで、若者世代で帰国後に結婚したカップルが多く、私が知っているだけでも既に10組以上はいます。
世界一周の3ヶ月半を一緒に過ごすので、船で出会った人同士でカップルになることも多く、また帰国してから付き合い始めるという人達も少なくありません。
その他(芸能活動、本を出版、起業、LGBTカミングアウト、ピースボートで働く、など)
芸能活動
船で出会った人達を帰国後にテレビで見ることが何度かありました。例えば『テラスハウス』、『お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺』、『しごとの基礎英語』など、様々な番組で船で出会った友達を見ました。
かくいう私も、Netflix(オンラインの映像ストリーミング配信事業会社)の『アルティメット ビーストマスター』という日本の『SASUKE』のような番組に、日本代表メンバーの一員として出場したり、ドラマ『HERO2』や映画『寄生獣』に警察官役のエキストラとして参加したりもしました。
▲映画『寄生獣』の一コマです。実は私は元警察官でもあるので、元警察官が警察官役のエキストラをしたことになります。
本を出版
これも数人いてジャンルは様々ですが、それこそピースボートの旅のことを書く人もいれば、特に船旅とは関係ないジャンルで出版している人もいます。
私もこうしてTABIPPOでライターをさせてもらっていることもあり、旅のことを書いた本を出版することを密かに狙っています。
起業
photo by pixta
社会人で乗船した人は帰国後に以前と同じ職種に戻ることが多いですが、起業する人も多く、一般社会の平均よりも割合が高いと思います。
元々ピースボートに乗る人は積極的な人が多いということもありますが、定年退職して乗っている人の中にも経営者だった方が多く、船での出会いが起業するきっかけになるということもあるようです。
LGBTのカミングアウト
LGBTとは、女性同性愛者(レズビアン、Lesbian)、男性同性愛者(ゲイ、Gay)、両性愛者(バイセクシュアル、Bisexual)、トランスジェンダー(Transgender)の各単語の頭文字を組み合わせた表現です。
LBGTに対する日本での理解は海外の先進国に比べてずっと遅れていましたが、最近では渋谷区が同性カップルに対し結婚に準じる関係と認める「パートナーシップ証明」を発行するなど、徐々に多くの人に理解が広まってきていると思います。
ピースボートの乗船者は世界を巡ることによって多様性社会に理解がある人が多いからなのか、乗船中や乗船後にLGBTであることをカミングアウトしたり、また同性同士で結婚したりという人も何人かいました。
ピースボートのスタッフとして働く
ピースボートのスタッフは、基本的には一度お客さんとしてピースボートに乗船経験がある人がなっています。私が乗ったクルーズの人達でもピースボートの魅力を広めたいということで、実際に何人かがスタッフになっています。
私は専属のスタッフではありませんが、船が日本に戻ってきた時に開催されている船内見学会や、全国で開催されているピースボート船旅説明会に単発のスタッフとして参加したことがあります。
まとめ
All photo by 増戸 聡司
これまで述べてきたように、多くの人は帰国してからも船で出会った人達との交流を続けています。
私が以前書いた下記のTABIPPOの記事でも触れましたが、ピースボートに乗ると帰国してからも長く交流出来る仲間が日本中、そして世界にも出来るということが最大の魅力だと思います。
『世界一周するならどっち?「ピースボート」と「バックパッカー」を経験者が比較してみた』
「本当の贅沢というは、ただ一つしかない。それは人間関係の贅沢のことだ。」
これは『星の王子さま』という有名なおとぎ話を書いたサン=テグジュペリの言葉ですが、ピースボートの乗船者はこの言葉を実感する人が多いと思います。
今後ピースボートに乗るかどうか迷っている人は一度説明会に参加し、そこで良さそうだと思ったら実際に乗ってみることをお勧めします。そして世界を巡りながら多くの人と交流を深めて、帰国後も一生付き合える友達を沢山作ってきて欲しいと思います。
また私のブログでは、二度のピースボート乗船の毎日の様子を細かく書いているので、今後乗船を検討している方は是非参考にしてみてください。