ライター
RORO ライター × 星空案内人

動画編集/ライター/星空準案内人/フリーランス。香川生まれ、三浦半島在住。大学卒業後、PEACE BOATで初海外、世界一周の旅に出る。帰国後、次は日本を知るために、北から南まで約2年半旅をしながら働く生活を送る。訪れた国は29カ国、国内は45県を制覇。「ソトコト」のオンラインメディアで連載記事執筆の他、イベントレポート執筆・編集も行いながら、星空案内人(準案内人)としても活動中。

どこへ行っても目で追ってしまう気になる「あいつ」。私の心の中で芽生えた「ドキドキ」した気持ち。「地球一周の船旅」というポスターに心を奪われてしまった私は、7年前ピースボートの船に乗船をしました。

世界一周をしたいけど、一人で行くのは不安だし、ルートもなかなか決められない。そんな時は大人数で行けてルートも決まっている「ピースボート」に乗船をするのはいかがでしょうか?

実際にピースボートに乗船した私が、よく聞かれる質問をベースに船に乗るまでの流れ、船内での過ごし方、寄港地での過ごし方等々、必要な情報をまとめました!

ピースボートと世界一周どちらにするか悩んでいる方におすすめの記事はこちらです
世界一周するならどっち?「ピースボート」と「バックパッカー」を経験者が比較してみた

 

そもそもピースボートって何?

photo by RORO

「ピースボートって何?」と聞かれることがよくありますが、居酒屋や街で見掛ける「地球一周の船旅」と書いてあるポスターだよ、と伝えると大半の人が頷きます。そうです、そのポスターです!

東京で生活していると、1日1ポスターは見るんじゃなかいかなというくらい、たくさん貼ってあります。

 

ピースボートは「みんなが主役で船を出す」を合い言葉に、好奇心と行動力があふれる老若男女が世界一周をしながら、様々な国や人々と交流を行ったりする船旅のことです。

観光目的だけではなく、現地の人との交流できるプログラムがあったり、船上では「水先案内人」と呼ばれる各分野の専門家の方が講演会やワークショップを行ったり、語学教室(GET)やカルチャー教室、地球大学など、各種イベントが開催されます。

 

ピースボートは国際NGO団体ですので、貧困で苦しむ地域に足を運び、支援物資を届けたり、カンボジアの地雷廃絶のためのキャンペーン、自然破壊が進むガラパゴス諸島での植林ボランティアなどを行っています。

海外だけではなく、東日本大震災や熊本地震の際も、現地に行ってボランティア活動を行ったり、支援物資を届けるなど、その活動は現在も続いております。

 

ピースボートで世界一周する期間と費用はどのくらい?

photo by RORO

「世界一周ってことはどれくらいの期間と予算なの?」

よく聞かれる質問です。想像しているよりも短い期間で高い費用だと思います。私が乗船した73回クルーズは、80日間の旅で99万円でした。最近のクルーズは約100日間で129万円ほどの料金です。天候や船の進行状況によって、日本への到着が遅れることもたまにあるそうですが、私の時は特にトラブルもなく、日程通りに帰港することができました。

 

船の料金とは別にチップ、ポートチャージ代、ビザ取得代で約10万ほど、その他に寄港地で使う予算として10万円分(ドル6万円、ユーロ4万円)、ツアー代に2~3万円ほど、横浜までの往復代、海外保険料や船内での居酒屋や小物類など諸々で、船代+30万円ほどかかりました。

船代には主に、世界一周の移動費・船内での3食の食事代(アフターヌーンティーも含む)や宿泊代が含まれています。それを考えると80日間で99万円は安い方だと思います。もちろんバックパッカーで世界を一周するとなると、もっと予算を削ることはできると思いますが、飛行機のチケットを取ったり、重い荷物を背負って歩くこともないし、ホテルを探す手間も無くなるし、ビザの取得も船側でやってくれるので、とても楽です。

 

ピースボートの世界一周ルートってどこ行くの?

photo by RORO

ピースボートは1年に3回ほど世界一周の船旅に出ています。また、世界一周クルーズの間にショートクルーズがあったり、日本一周クルーズがあったりと、長期間の休みが取りにくい人に向けたクルーズも運行しています。

毎回違う世界一周ルートですので、自分の行きたい航路に合わせてクルーズを選ぶことができます!私は横浜を出航してからアジアを周り、ヨーロッパ、中南米を周って日本に帰ってくるという西回りの世界一周ルートでした。

 

他にも航路は色々あって、オーロラを見れるクルーズ、南半球を巡る航路、イースター島やオーストラリア大陸を巡るクルーズなど、魅力的なクルーズがあるので、どのクルーズにするか迷う楽しみもあります。私がおすすめしたいのはバックパッカー旅行では行きにくいような国や地域に行くクルーズです。

特にイースター島は自力で行くには時間もお金もかかるので(特に航空券が高い)、ピースボートの航路に入っているなら、行っておきたいところです。

 

ピースボートのポスター貼りってなに?

photo by RORO

街中にピースボートのポスターが貼ってある理由を知っていますか?ピースボートはCMや広告で宣伝する代わりに、ポスターを貼って口コミで広げていくという手法を取っています。そしてポスターを貼った枚数に応じて、船の運賃が割引になるというボランティアスタッフ制度があります。

ボランティアには主に2つのタイプがあって、お店にポスターを貼りに行く作業と、ポスターを貼りに行く前の準備をする内勤作業とに分かれます。内勤作業は時給制ですが、ポスターは貼れば貼るだけ船の運賃が安くなるので、頑張ればタダで船に乗ることができます。

早い人は2ヶ月くらいで全額割引になったりもします。私は60万円分くらい割引をすることができたので、半額で船に乗れました。

 

ピースボートセンター(通称:ピーセン)というところでボランティアを行うのですが、ピーセンには同じクルーズや過去に乗船した人などが集まるので、いつの間にか同じクルーズに乗る仲間ができていたり、情報交換ができます。船に乗る前に一回はピーセンを訪れてみるといいですね。

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RORO ライター × 星空案内人

動画編集/ライター/星空準案内人/フリーランス。香川生まれ、三浦半島在住。大学卒業後、PEACE BOATで初海外、世界一周の旅に出る。帰国後、次は日本を知るために、北から南まで約2年半旅をしながら働く生活を送る。訪れた国は29カ国、国内は45県を制覇。「ソトコト」のオンラインメディアで連載記事執筆の他、イベントレポート執筆・編集も行いながら、星空案内人(準案内人)としても活動中。

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