ライター
田中 里美 女バックパッカー

徳島出身の女バックパッカーです。30歳をすぎてなお夢を諦めきれず、10年間務めた出版社を退職。フィリピン留学4カ月で英語を叩きこみ、憧れ続けた世界一周旅行へ。女だって、30歳すぎてたって、世界へ羽ばたける!…それを体当たりで実践中。

魔女とは言っても、見た目はいたって普通の女性。しかも若い! 年齢を聞くとなんと若干27歳というではありませんか。勝手な想像ですが200年ぐらい生きているのかと思ってました。んなわけないか。

 

これが黒魔術だ〜!

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photo by Satomi Tanaka

さて、シキホール島の魔女は「ボロボロ」というヒーリング術を使います。使うアイテムは、ガラスの瓶に黒い石と水、そしてストロー。

魔女が黒い石の入ったガラスの瓶に水を入れて、そのストローから息をぶくぶくと吹き込みながら、瓶を患部に当てます。

すると、あら不思議、水がちょっとずつ濁ってくるのです。濁りは体の悪い部分が出てきたものなんだそう。それを水が濁らなくなるまで繰り返します。

 

「水はただの水。この黒い石が重要なんですよ。魔術師だった祖父からこの石を譲り受けました」と魔女さん。ご両親は魔術師ではなく、この魔女さんはおじいちゃんの血を受け継いでいたんですね。

 

いよいよフィリピンの魔法「ボロボロ」を体験

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筋金入りの便秘の私は、お腹まわりを中心にボロボロをやってもらうことに。

魔女さんはコップに水をたっぷり注ぎ込み、ストローで息を吹き込みながらブクブクと泡立たせていきます。ゆっくりまぁるくお腹をなぞっていくかのように、繰り返しています。

3分ぐらいたったら、瓶の水を確認。「うん、濁ってきているね」とのこと。確かに、最初のときよりもちょっと透明感がないような気がする。魔女は水を入れ替えて、またお腹まわりをなぞっていきます。

 

これがなんとも気持ち良いのです。息を吹き込むと石がコロコロと瓶の中で転げ、その振動も気持ちがいいし、水のブクブクという音も心地良いのです。

ただ、勢いよく水を吹き込むので、Tシャツはビシャビシャですが…あの、魔女さん、気づいてましたか?

 

ボロボロは10分ほどで終了

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photo by Satomi Tanaka

水を入れ替えてボロボロを行うこと約10分。「うん、濁りがなくなった」と言って、ボロボロは終了しました。

これで明日の朝はスッキリ爽快ドカンなのかなー。信じるものは救われる、のかもしれません。何はともあれ非常に気持ちの良い魔法でした。

気になる料金ですが、価格を聞くと「気持ちで」ですって。私は50ペソ(約130円)をキリストの子ども時代の姿である「サントニーニョ」がまつられた棚に置いてきました。

 

まとめ

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photo by Satomi Tanaka

一緒にボロボロを受けた友人は以前ぎっくり腰になってから腰に不安を抱えていましたが、今ではすっかり快方し、趣味の社交ダンスを全力で楽しんでいます。

さて、私の便秘はというと、まぁ出る日もあれば出ない日もあるということで、今だ絶好腸とはいえません。

しかし、気持ちの良いヒーリング術ではありました。ちなみに、腸の調子が良くなったのか、帰りの船のなかでフィリピンで人気のカップラーメン(大)を2つも平らげました。腸が元気だと、飯もうまい!

シキホール島の魔女はヒーリング術を使うだけでなく、惚れ薬を作ることもできます。この惚れ薬、ほんとに異性を惹きつける効果があるんです! その記事はぜひこちらをご覧ください。

ライター
田中 里美 女バックパッカー

徳島出身の女バックパッカーです。30歳をすぎてなお夢を諦めきれず、10年間務めた出版社を退職。フィリピン留学4カ月で英語を叩きこみ、憧れ続けた世界一周旅行へ。女だって、30歳すぎてたって、世界へ羽ばたける!…それを体当たりで実践中。

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