ライター
田中 里美 女バックパッカー

徳島出身の女バックパッカーです。30歳をすぎてなお夢を諦めきれず、10年間務めた出版社を退職。フィリピン留学4カ月で英語を叩きこみ、憧れ続けた世界一周旅行へ。女だって、30歳すぎてたって、世界へ羽ばたける!…それを体当たりで実践中。

平成のこの世の中で「魔女」という言葉を聞いて、純粋に信じるのはちょっと難しいかもしれません。

しかし、フィリピンのビサヤ諸島のなかに浮かぶ小島には、今もなお魔女がいて、しかも島民の生活に根付いているそうなのです。

その名は、シキホール島。

シキホール島の 魔女が作った惚れ薬を使えば、たちまち異性をメロメロにしてしまうことができるし、体調が悪いときは魔女の家に行き、悪いところを治してもらうそう。

調べれば調べるほど深まる魅力と謎。これは行くっきゃないっ! そこでセブシティからバスと船を乗り継ぎ、魔女のいる島「シキホール島」へやってきました。

 

まずは惚れ薬の情報を現地で調査

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photo by Satomi Tanaka

観光客を引き寄せるために、郊外で噂ばかりが盛り上がり、肝心の現地では「あぁ、そんなものもあったね」と温度差を感じることってたまにありますよね。

そこで、惚れ薬の真偽はどんなものか宿泊したホテルのスタッフさん(シキホール島出身)に尋ねてみました。

 

「前は500ペソぐらい(約1300円)で売ってて、それは効くらしいね」「島の中心に住んでいる魔女の惚れ薬がもっと効くらしいですよ」とみなさん真面目な顔をして惚れ薬についてマジメに話してくれました。

日本だったら鼻で笑われてもいいぐらいの夢のアイテムなのに…ますます期待は高まっていきます。

 

魔女の作った惚れ薬を意外なところで発見

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photo by Satomi Tanaka

私の持っている惚れ薬のイメージは、好きな人の料理に混ぜ、それが体内に入った次の瞬間に見た人を好きになる、そしてうまいタイミングでそこには私が…というおいしいシチュエーション。

さて、そんな夢の惚れ薬ですが、島めぐりをしているとあっさりと見つけることができました。それは島の観光スポットのひとつである、樹齢約400年のバレーテツリーの敷地内にあるお土産物やさん。

 

日本名で惚れ薬、英語名は「Love Portion」。

小さなかごに入って、ほかのお土産物に紛れて無造作に売られていました。見つけたときは「あったー! 見つけたー!」と大興奮。

5センチくらいの小さな小瓶を手に取ってみてみると、手作り感満載のラベルに「20種類のドライハーブが入っているよ」と書かれてありました。

ライター
田中 里美 女バックパッカー

徳島出身の女バックパッカーです。30歳をすぎてなお夢を諦めきれず、10年間務めた出版社を退職。フィリピン留学4カ月で英語を叩きこみ、憧れ続けた世界一周旅行へ。女だって、30歳すぎてたって、世界へ羽ばたける!…それを体当たりで実践中。

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