旅をテーマに学ぶ「あたらしい旅の学校・POOLO」は、旅と人生をつなぐ大人の学びをコンセプトとしたオンラインスクールです。
全4コースある中で、POOLO JOBは、旅を仕事にする「最初の一歩」を踏み出す3ヶ月のコース。実際に旅を仕事にするトラベルクリエイター講師による講義や、プロの編集者による添削を受けながら課題をこなし、読者に「伝わる」ための記事を企画・執筆・取材します。
POOLO JOB 公式LINE
今回は、POOLO JOB6期卒業生のこここさんに、参加した理由や学んだこと、今後の目標などをお伺いしました。
青森「旧東奥義塾外人教師館」にて。無職時代に最後に訪れた思い入れのある場所
「POOLO JOBに参加したことで、人生の選択肢が広がった」
優しい口調と朗らかな笑顔でそう語ってくれたこここさんですが、参加する前は思い悩む時間を過ごしていたようです。
転機となったのは、POOLO JOB最難関の課題である取材記事の制作。いろんな人の協力で課題を乗り越えられ、こここさんの人生は少しずつ前に進み始めました。
POOLO JOBでの学びから校正・創作・ライティングという、”書く”を起点にした3つの可能性を見出したこここさん。彼女の思考の変化を辿ることで、POOLO JOBが果たす役割を探ります。
12年続けた仕事を辞め、新しい世界を探し求めた
ーーPOOLO JOBに参加するときは、どんな仕事をされていましたか?
青森「旧東奥義塾外人教師館」にて。POOLO JOBという扉の先に広がる世界とは
じつは、参加当時は無職でした。もともとは会社員として約12年間働いていたのですが、ずっと同じ会社で働き続けるモチベーションが維持できなくて。外の世界にも興味を持つようになり仕事を辞めていたんです。
ただ、退職前も仕事がうまくいかず、自分のネガティブな感情に蓋をする我慢の日々を過ごしていました。正直、後悔が残った状態での退職でしたね。
多忙を極めていた会社員時代。左右で違う靴を履いていた日もあったそう
ーー次にチャレンジしたいことは決まっていたのでしょうか?
いえ、何も決まっていませんでした。将来のことを考えるほど心の余裕がなかったんです。加えて、ずっと同じ会社で同じ仕事を続けてきたので、自分にどんな選択肢があるのかまったく想像できませんでした。
そんななかInstagramを見ていたら、たまたまPOOLO JOBの広告が流れてきたんです。そして、「旅を仕事の1つにする」というキャッチコピーがふと目に留まって。
私は、これまでずっと同じ会社で働き続け、1つの仕事しかしてこなかったんですよね。だからこそ、自分の見たことのない「新しい世界を知りたい」とも思っていた頃。
ふと人生を思い返してみると、自分の考えや感情に蓋をしながら過ごしてきた中で、「本来の自分に戻れたのは旅をしているときだった」と気づいたんです。だから“旅を仕事の1つにする”という言葉にすごく惹かれました。
福島県「ブリティッシュヒルズ」のホテルにて。物語の世界観に没入できるような旅が好きなこここさん
ーーとはいえ、いきなり新しい世界に飛び込むには不安もあったのでは?
昔から好奇心が強いですし、なにより何も失うものはない状況だったので、不安はありませんでした。
それに、POOLO JOBに申し込む前に卒業生と話す機会があったので、安心して参加することができました。万が一身にならなかった、合わなかったとしても、人生の授業料だと割り切って考えていましたね(笑)
愛知県「明治村」にて。衣装体験も好奇心を満たす1つの手段
勇気を振り絞った取材依頼が人生の転機に
ーー実際にPOOLO JOBに参加してみて、いかがでしたか?
3ヶ月目に出される取材課題が大変でもあり、印象に残りました。
POOLO JOBではたくさんのライティング課題が出されますが、もともと文章を書くことが好きだったので、自分なりに頑張って取り組んでいました。ただ、実際のお店を取材してPR記事を書く取材課題で行き詰まりましたね。
記事に取り上げたいお店へ取材の許諾を得なければならないのですが、これまで営業経験もなく、自分の力で取材依頼をすることに自信が持てなかったんです。
お店へ飛び込みの取材依頼に行くときに作った手作り名刺
ーーどうやって壁を乗り越えたのでしょうか?
コミュニティサポーター(以下、コミュサポ)が助けてくれました。POOLO JOBには、コミュニティを円滑に回し参加者の課題進捗をサポートする“コミュサポ”という方が、1チームにつき1人ついてくれます。
私が取材依頼に一歩踏み出せず悩んでいたときに、突然担当コミュサポから「1on1しましょう!」と連絡が入ったんです。てっきり進捗が悪いから怒られると思ってヒヤヒヤしたのですが、その気持ちとは対照的に、親身になって話を聞いてくれて。
これまで「自分はダメだ」とネガティブに考えてしまう性格だったのですが、否定せず、だからといって無理に肯定するわけでもなく、自然体で話をしてくれたんです。この1on1で勇気を持てたので、取材依頼に行くことができました。
担当コミュサポ
とはいえ、怖くて震えながら取材依頼をしたのですが、予想に反しお店の方は快くOKしてくださいました…!
ーー良かったです!取材OKとなったとき、どんなお気持ちでしたか?
「あれ、否定されないんだ…!」という感情になりました。自分に自信が持てなかった私ですが、コミュサポやお店の方の優しさに触れて「自分のことを肯定して良いんだ」と気づけたように思います。
この一連のできごとが、私にとって人生の大きなターニングポイントになりました。
こここさんの取材記事。お店のメニューや雰囲気が伝わる素敵な内容
文章が書けなくなって気付いた自分の特性
ーー取材記事も拝見しましたが、お店の魅力が伝わってくる素敵な記事ですね。
じつは、執筆の過程ですごく悩みました。取材記事は、自分の書きたいことだけを書くのではなく、お店の意向を汲みつつ読者に価値を提供する必要がある。加えて、自分の記事がお店にも影響を与えるというプレッシャーから筆が止まってしまいました。
課題に悩んでいた時期にPOOLO JOB同期と参加した絵画体験。一緒に遊べる同期ができたことも嬉しかったそう
ーー「文章を書くことが好き」と仰っていましたが、書けなくなってしまったんですね。
私は子どものころから創作が好きで、1つの表現方法として物語を書くことが多かったんです。物語の内容は、自分の中に芽生えた感情がベース。それこそが、私にとって最も自然な”書く”という行為でした。
少女のイラストはこここさん作。”絵”による創作も1つの表現方法
一方で、取材記事には「○○な人に、○○な価値を提供する」という目的があります。さらに、読者の視点を持ちつつお店の期待に応えることが求められる。つまり、これまでは自分の中だけで完結してきた”書く”という行為に、第三者が関わってくることに難しさを感じました。
ーーPOOLO JOBの経験があったからこその気付きですね。
そうですね、とはいえ“書く”行為の違いに気付いたのはPOOLO JOBを終えてからです。
卒業後も自分なりにnoteの投稿を続けようと意気込んでいましたが、文章が書けなくなってしまって。なぜ書けないか考えた結果、“書く”という行為には創作と記事で違いがあり、それぞれに向き・不向きがあるんだと気付きました。
noteには書いたけど投稿できていない記事がずらり
私は、自分の体験や感情から生まれる物語を書き続けてきたので、創作が書きやすいのだと思います。だからといって、POOLO JOBで学んだ「ライターとして記事を書くこと」を諦めたわけではありません。
創作と記事の違いが分かったからこそ、違いを楽しみながら両方の“書く”に取り組んでいきたいと思っています。
青森「旧東奥義塾外人教師館」にて。無職時代に最後に訪れた思い入れのある場所
ーー「記事」において、こここさんの強みは見つかりましたか?
POOLO JOBでは、誰かの旅を深堀りする「人物インタビュー」の課題があります。この課題記事を読んでくれた人から「人の心理描写を細かく捉えている点が良かった」という評価を聞くことができました。
旅行中は友人の写真を撮る機会が多いこここさん
旅を含め、世の中のいろんなコンテンツには必ず裏側に人がいるじゃないですか。そういう人の気持ちを汲み取り、上手に言語化できるのが自分の強みになり得るのではないか、と思っています。
“書く”を起点に校正、創作、記事の仕事に挑戦
ーー今後のキャリアについても教えてください。
じつは、2026年4月から会社員として校正の仕事をしています。校正とは、ライターさんが書いた文章を確認し、表記の揺れが無いか、誤字脱字が無いかなどをチェックする仕事。
POOLO JOBで“書く”という行為が自分にとって大切だと気付けたことで、興味を持てた職業ですね。
卒業後もPOOLO JOB同期とともに執筆活動を継続
ーーずっと書いてきたエッセイや物語の創作活動は続けていくのですか?
そうですね。創作活動は、最も自然に長く続けられていることなので引き続き書いていきたいです。加えて、POOLO JOBで学んだことを活かして、ライターとしての活動にもチャレンジしたいと思っています!
会社員として取り組む「校正」の仕事と、自分が自分らしくあるために書き続ける「創作」と、自分にとってチャレンジとなる「記事」のライティングと。
“書く”ということを起点にしながら、3つの可能性が目の前に広がっています。
こここさんが制作中の小説
ーー新しいことにチャレンジされる姿勢が素敵ですね。
POOLO JOBのおかげですね。人生のターニングポイントとなった取材記事の経験を通して「自分の考えを否定しなくて良いんだ!」と気付くことができました。
POOLO JOB同期との食事会の様子。未来を語り合える貴重な仲間ができたことも喜び
社会人としてキャリアを築いていくと、自分の想いではなく立場で話すことも多くなり、だんだん自分のやりたいことを見失っていく。そうして自分の気持ちに蓋をしてきた私にとって、POOLO JOBは「人生の選択肢を広げてくれた存在」なんです。
これまでPOOLO事務局の方にも伝えてこなかった本音です(笑)
ーー最後に、読者の方へメッセージをお願いします!
POOLO JOBは、自分の視界に入っていない、まったく知らない世界に可能性が広がっていることを気付かせてくれる場です。新しい世界を知りたいと思ったら、ぜひチャレンジしてみてください。
北海道厚真町で見た一面の雪景色。知らない世界に可能性が広がっていると感じられる1枚
編集後記
「旅を仕事の1つにする」というコンセプトを見ると、スキルを学ぶためのオンラインスクールだと思う人が多いのではないでしょうか。私もその一人でしたが、今回の取材を通して、POOLO JOBはもっと深い役割を持つのではないかと気付きました。
それは「生き方を再考するきっかけを作る」役割も持つということ。
新しい世界を求めてPOOLO JOBに参加したことで、想像すらできなかった新しいキャリアを切り拓いたこここさん。
彼女のように、自分のキャリアにモヤモヤした感情を持っている方や自分が真に何をしたいか分からなくなっている方こそ、まだ見ぬ可能性を見つけるために一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
POOLOとは?

POOLOは、「旅と人生をつなぐ、大人の学校」がコンセプトの、TABIPPOとCODOLIが共同運営する、旅をテーマに学ぶオンラインスクールです。
現在4コースあるPOOLOですが、POOLO JOBは、旅を仕事にする「最初の一歩」を踏み出す3ヶ月のコース。
トラベルクリエイター講師による講義や、プロの編集者による添削を受けながら課題をこなし、読者に「伝わる」ための記事を企画・執筆・取材します。
旅の経験を自分だけの感想で終わらせず、人の心を動かす構成や言語化力、書く力を身につけながら、仕事につながるSNSも設計。
30-50名の仲間とともに取り組み続けるあたらしいコミュニティです。詳しい情報が知りたい方は、公式LINEをご登録ください。
All photos by kokoko