こちらはかつてハット・リバー公国が日本の雑誌で紹介された時のもの。当時は「国民30人」でしたが、現在は20人程度だそうです。
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立派な教会もあります。
国王は他にも色々説明してくれたのですが、オーストラリア訛りの英語かつ田舎のおじいちゃんというのもあり、私の英語力では全く理解することが出来なかったのが残念でした。
お土産にハット・リバー通貨を購入しよう!
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こちらはお土産屋さん。こんな小さな国にも関わらず、お土産はTシャツ、帽子、ワッペン、キーホルダーなど意外と充実しています。
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上の紙幣はハット・リバー50セント紙幣。
国王に紙幣がいくらかと聞くと「ハット・リバードルはオーストラリアドルと等価だ」と言うので、とりあえず50セント紙幣を50セントオーストラリアドルで買いました。
1ドル・5ドル・10ドル・20ドル、計4枚36ドル分のハット・リバードルのセットが4ドルで販売されていたことには深く突っ込まないでおきました。
ハット・リバー公国から日本にハガキを出そう!
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ハット・リバー公国からは、なんとエアメールも出せます!切手も消印もハット・リバーオリジナルのものなので非常にレア。
私はてっきりハット・リバー公国の消印が押された後に、オーストラリアの消印が押されて届くものだと思っていたのですが、いざ日本に届いたハガキにはハット・リバーの消印だけだったのでとても驚きました。
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ハガキはお土産屋さんに売っているので、ぜひ日本にいる家族や友達に出してみましょう。良い記念にもなるので、自分宛に出すのもいいかもしれません。
ハット・リバー公国へのアクセス
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日本からハット・リバー公国のあるオーストラリアへ飛行機の直行便は、成田または大阪から、ケアンズ、ゴールドコースト、シドニー行きがあります。
ハット・リバー公国に一番近い空港は「ジェラルトン空港」ですが、国際空港ではないので日本からの直行便はなく、その3都市からも結局、パースなどでの乗り継ぎが必要です。日本からLCCのエアアジア利用するならパース空港へはマレーシア・クアラルンプールなどで最低一回の乗り継ぎになります。
日本→クアラルンプール→パース→ジェラルトン、となると乗り継ぎが面倒でもあるので、私はパースからレンタカーでハットリバー公国へ行くのがおすすめです。
ピナクルズ photo by SHIHO
パースからハット・リバー公国(ジェラルトン)までには、野生のカンガルーが見られる「ヤンチャップ国立公園」、奇岩群のある砂漠「ナンバン国立公園(ピナクルズ)」、透明度の高い青い海が見られる「ジュリアン・ベイ」など、見所も多いのが魅力。
パースからジェラルトンまでは距離としては約420km、どこにも寄らない場合、車で約4時間半です。ジェラルトンからハット・リバー公国までは車で約2時間半かかります。
私は朝9時にパースを出発し、先に挙げた3つの観光名所を巡り、18時前にジェラルトンに到着、翌日ハット・リバー公国に行き、パースに戻りました。全走行距離は1,082kmで、行きは海岸沿いの60号線、帰りは1号線で帰ります。
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こちらはハット・リバー公国でもらえる地図ですが、ハット・リバー公国公式ホームページからもダウンロード可能。
レンタカーを利用しない場合、パースやジェラルトンの旅行代理店では、ピナクルズなどへ行くツアーの一貫で、ハットリバー公国へ寄るツアーもありますが、最少敢行人数に満たない場合は催行されないようです。
・名称:Principality of Hutt River(ハット・リバー公国)
・住所:Principality of Hutt River Via Western Australia 6535
・営業時間:9時~16時
・定休日:クリスマス
・ビザ代:4ドル(オーストラリアドル)
・公式サイトURL:http://www.principality-hutt-river.com/
B級・穴場好きな方に特におすすめのハットリバー公国
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実際ハットリバー公国は「未承認国家」と言うよりも、田舎のちょっとした「観光名所」という雰囲気の場所です。しかしながら、石像や国旗があったり入国スタンプや切手があったりと、国王の国に対する熱意はただならぬものがあり、実際行くと非常に面白いのが大きな魅力。
残念ながら、私が訪れた際には王妃は既に亡くなられており、今回登場した国王(おじいちゃん)も、2019年2月に亡くなられました。現在は息子である皇子(新国王)がその意志を引き継ぎ、国を案内してくれます。
本当にいつまで存続するのか分からない国なので、ぜひ皇子が元気な間に訪れてみましょう!